大きなカメラを持ち歩かなくてもスマホさえ持ち歩けば子どものふとした可愛い瞬間を撮影できちゃう時代だからこそ写真の数が増えてしまいますよね。選ぶのがもったいない!整理が苦手OR時間がない方にオススメなのがクラウドサービスでとにかく全部保存しちゃうこと。それぞれのデバイスや予算などによって選びが変わるから、愛用の読者にメリット・デメリットを聞きました。なかには念には念をと2つ、3つ保存する人もいるみたいです。
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iCloud
アップルユーザーなら、アカウントひとつで楽チン
iPhoneの設定をオンにしておけば自動で保存してくれるからデータ移行をする手間が一切ないことが魅力のよう。もちろんスマホからだけではなく、PCからの保存や共有も可能なのでパパと共有したり、ママ友同士でイベントごとにシェアする人もいます。
<メリット>
・5GBまで無償でその後の容量追加も可能
・スマホから自動アップロード
・スマホ、PCどこからでもアクセス可能
・共有アルバムが作成でき、メンバーを選ぶことができる。またコメントをつけたり招待した人が写真を追加したりもできる。
<デメリット>
・Android端末では閲覧のみ
・5GB後有料に。50GBまで¥130、200GBまで¥400、2TBまで¥1,300(すべて月額)
井上ひとみさん(39歳・6歳女の子ママ)
「iPhoneだけでなく、iPadやPCもMacなので迷うことなくiCloudを。娘とお出かけ時に撮ったものもわざわざLINEなどで送信しなくていいので共有が楽ちんです。夫が旅行などに出かけるとよく動画を作成してくれるのでそれもこちらに保存しています」
Googleフォト
きょうだいがいるママにオススメ!顔認証でタグを分けてくれる
兎にも角にもモノを増やしたくない、でも思い出はすべて取っておきたいという方にもってこい。自動でアップロードしてくれるほか、タグ付け機能もあって1つのアプリの中に家族それぞれのフォルダも作ってくれるから振り返りやすい。
<メリット>
・アップロードサイズを高画質に設定すれば無料、容量無制限(2021年6/1まで)
・設定をすればスマホから自動でアップロードしてくれる(PCからは自分で行う)
・スマホでもPCからでも閲覧できる
・自動で写真をまとめたり、加工機能もあり
・日時や場所、顔を読み込み自動でタグ付けしてくれる
・共有先のユーザーを登録でき、アプリを使用していない相手ともシェアできる。
<デメリット>
・アップロードサイズを元のサイズで保存する場合は15GBの容量制限あり、それ以上は有料。(2021年6/1以降は高画質でも15GBの容量制限に)
・無料だと画質はさほど劣化しないと言われているが、とはいえ圧縮されてしまう
・Googleフォトで写真を削除すると同期している端末の写真も削除されてしまうことがある
・同アカウントを仕事などメインメールとして大量に送受信がある場合、容量不足になる場合も
北嶋万里子さん(33歳・7歳男の子、4歳女の子、0歳男の子のママ)
「写真を印刷することにまで手が回らない日々ですが、思い出写真はすべて残しておきたいのでGoogleフォト様様です!子どもが3人いるのでそれぞれを自動タグ付けしてくれて見やすいです。子どもたちがそっくりなので赤ちゃん期は兄弟ごちゃまぜになってますが(笑)」
Amazon Photos
プライム会員に断然オススメの容量無制限
普段のお買物にも便利だから、Amazonプライムを契約している家は多いですよね。意外と知らない人多いAmazonPhotosですが、プライム会員なら無制限で写真を保存できちゃうんです。
<メリット>
・Amazonプライム会員なら無料で容量無制限(5GBまではAmazon会員であれば使用可)
・リサイズも圧縮もされない
・自動保存機能アリ
・一度アップロードしておけばスマホ等の端末、WEB、PCなどから閲覧、保存、共有可能
・RAWデータも無制限に保存できる
<デメリット>
・プライム会員解約時に、有料会員への移行が必要(100GBまで年間¥2,490)
・動画やPDFなどは5GBまでと容量制限アリ
植松美由紀さん(41歳・10歳女の子と6歳男の子のママ)
「おうちにいる時間が増え、TVばかりだと罪悪感が…そこで思いついたのがTV で写真を見るという方法!元々写真はAmazonPhotosに保存していたのでこの方法を知ってから写真を家族で見返すことが増え、“またあそこ行きたいね~”と思い出に浸っています」
おもいでばこ
本体さえあればネット環境がなくても写真や動画の保存・整理ができる
機器さえ持ち運べばWi-Fiなどのネット環境がない場所でもTVに繋げてみられることが魅力。親戚の集まりの時に持参すれば盛り上がること間違いなし!
<メリット>
・アカウント、ID、パスワード不要
・インターネット環境がなくてもTVがあれば写真、動画の整理と閲覧可能
・1TBと2TBの2種類があり容量を気にせず取り込める(最大40万データまで)
・写真データを自動整理してくれるので、アルバムやカレンダー機能で見返しやすい
・Wi-FiでPCやスマホと繋げられる
・USBやSDカードからも直接データも取り込める
<デメリット>
・本体及び電源と設置場所が必要
・本体価格が高い(1TBでAmazonで¥26,491※税抜価格※取材時の価格です)
・本体のアップデートを行う場合はインターネット接続が必要
櫻田真衣さん(37歳・2歳女の子のママ)
「我が家ではTVボードの下に置いて常に繋いだ状態にしているので、いつでもスマホから撮った写真を送れます。おうち時間が増えているのでスライドショーを見られて、家族で楽しんでいます」
取材・文/徳良未夢