「赤ちゃんが便秘に!」「吐き戻しが多くて心配…」。0歳育児って悩みが絶えないもの。大事なわが子のためにも、少し知識をつけて対応したいですよね。第2回VERY児童館では、そんな0歳育児の悩みを、助産師の岸畑聖月さんに解決してもらいました!
今回は、イベント中に寄せられた0歳育児の悩みを助産師さんに直撃!子育てのヒントが見つかるかも?
Q:ご飯もミルクも沢山食べてくれるのですが、
離乳食が進み固形になってくるにつれて便秘が酷くなってて辛そうです。
便秘解消でなにか効果的な方法はありますか?
A:今まで順調に出ていたのに、いきなり便秘になったら不安ですね。でも離乳食をたくさん食べてくれていることは、大変嬉しいことですね。月齢にもよりますが、あかちゃんはまだまだ腸が未熟なので離乳食が始まると、食事の内容や、水分摂取量や腸の働きによって便秘になることが多いです。
しかし、離乳食を中断することはありません。ポイントは3つです。
①水分をしっかり
飲みもの(水や母乳、ミルク)という観点もそうですが、しっかり水分を含んで腸まで運んでくれる食物繊維の多い食べ物(さつまいもやバナナ、ほうれん草など)を積極的にあげるのもいいですね。
②腸内環境を整える
ヨーグルトなどの乳酸菌を多く含むものをあげてみましょう。完全母乳でまだ乳製品をはじめていない赤ちゃんは、アレルギーの観点から少量ずつあげてみましょう
③腸の動きを助けてあげる
お腹を優しく「の」の字マッサージしてみたり、足を交互に曲げたりのばしたりして腸を刺激してみましょう。
基本的に、食事になれてくると便秘は自然によくなりますが、いつもより+数日便が出なかったり、血便がでたりするときは小児科に相談してみましょう。
Q.現在4ヶ月で、添い乳で寝かせています。
添い乳を卒業したい…けどどうしたら…(泣)
A.ネントレに関しては、いくつかポイントがあります。本格的に始める場合は、専門家に相談してみるのもおすすめです。いくつかあるポイントの中で2つお伝えしましょう。
①生活リズムをつける
ごはん、お風呂、ベビーマッサージ、はみがき、お着替え、おふとんへ、読み聞かせなど、ルーティンをしっかりきめてそれを実施する時間もきめて、行動してみましょう。1か月ほどは大変だとおもいますが、ルーティンができてくると自然とよい睡眠をとってくれるようになります。
②ホワイトノイズを活用!
ホワイトノイズは赤ちゃんがお腹の中にいるときに近い音です。最近はYouTubeにもありますが、電磁波などを気にされる方は専用の機械も3,000円くらいで購入できます。赤ちゃんは、音や明るさで途中覚醒することも多いので、「胎内に近いホワイトノイズ+遮光カーテン」はおススメです!
Q:とにかく体重の重い我が子…ミルクの量も人並み、親も特別大きい訳じゃない。
食事や運動など心配が耐えません。
気を付けることがあれば教えていただきたいです。(6ヶ月ちょうどで11kgありました…)
A:6か月で11キロ!大きく育ちましたね。可愛さあふれることでしょう。6か月の平均体重8~9キロなので少し大きく感じますね。個人差はありますが、基本的に体重と身長は交互に大きくなりますし、許容範囲内だと思います。
ベビーマッサージも含め、しっかり体を動かす遊びをしてあげたり、もし可能なら水分を母乳やミルクだけではなく、お水などで接種させてもいいですね。またそろそろ離乳食も始まるかな?と思いますので、状況が変わるかと思います。ぜひ引き続き専門家に相談しながら栄養方法を検討していただければと思います。
Q:吐き戻しが多いのはどうしたらいいですか?
A:吐き戻しの原因は、赤ちゃんはまだ胃の形が縦長かつ噴門といって胃の出入り口の締りが未熟なため起こります。
①ミルク量が多い②げっぷが残っている③飲んだ後に激しく動くなどが要因で吐き戻しをしやすくなりますので、もしミルクをあげていましたらミルク量を調整したり、げっぷをしたあとすこし体をおこして寝かせたり、余裕があれば縦抱きで様子をみてみてください。
まれに、噴水のように吐いたり、色に血が混じっていたりすることがありますが、そんなときはすぐに小児科に相談してくださいね。
ママと助産師をつなぐプラットフォーム「Meets the Midwife」
今回質問に答えてくれた助産師・岸畑聖月さんが代表を務めるサービス、「Meets the Midwife」。全国の助産師とママを、ネットを通じて繋いでいます。全国各地でイベントも開催しているほか、育児に関する個別の相談も行なっているのだとか。ママ同士が繋がりにくい時代に、身近な助産師さんを頼って見るのも良いかもしれませんね!
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