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新1年生が性犯罪の対象に!?今どき防犯は「ひまわりのたね」【性教育】

とにかく明るい性教育【パンツの教室】協会代表理事・のじまなみです。

 

そろそろ我が子も小学1年生。かわいい子どもの成長をうれしく思うのと同時に、どこに行くのも親と一緒だった保育園・幼稚園時代とは違い、小学生になると子どもだけで行動することが増えることに不安を覚えるママも少なくありません。

 

実際ここ最近、就学前の幼児や、小学校低学年の子どもたちを狙った性犯罪がたびたび各地でニュースになっており、男の子への被害も頻発しています。

 

子どもたちも、行動範囲や交友関係が広がる時期ですので、この春小学校へ上がるお子さんと保護者の皆様へ、注意してほしい7つの防犯ポイントを【ひまわりのたね】という分かりやすい標語でまとめてみました。ぜひ、お子さんと一緒に実践して、話し合ってみてくださいね!

 

【ひ】人との距離は腕2本分

子どもに危害を加えようとする人の中には、道を聞くなど、子どもの親切心を逆手にとって近づこうとしてくる人もいます。声掛け、連れ去り事例は毎年変わらず起こっているため、知らない人と話す場合は【前ならえをしたときの自分の腕の長さ2本分】は距離をとることを教えておきましょう。

 

【ま】周りをきちんと見て歩こう

学校の登下校やお友達のおうちに遊びに行ったり、習い事に行ったりと、子どもたちが一人で外を歩くときは周りに意識を向ける習慣をつけさせましょう。いつもと見慣れない車が止まっていないか、後ろからつけてくる人はいないかなど、周囲を見渡す練習ができている子は、自分の周りの危険や変化を素早くキャッチし、『予防』または『逃げる』などの対応をとることができます。

 

【わ】悪い人ってどんな人?親子でもう一度再チェック

子どもたちに悪い人ってどんな人か聞いてみると、漫画の泥棒のような恰好をした人をイメージしている場合が多いです。

性犯罪の犯人は身近な人が8割といわれていますし、身なりをきれいにして近づいてくる人もいれば、制服を着た学生の場合もあります。

具体的にどんなことをする人が悪い人なのか、話し合っておくと安心です。

 

「不審者」と言うと子どもはこんな人を思い浮かべてしまいます。 イラスト/なおこちゃん 

 

【り】リストアップはできていますか?

例えば、子どもたちが事件や事故に巻き込まれたとき、家のカギをなくしたときなど、トラブルが起きたときにどこに頼ったらいいのか、リストアップはできていますか?コンビニや銀行、図書館、ご近所さんなど、ここぞ!というときに頼れる先をリストアップしておくと、お留守番をさせているときも、一人歩きをするときも安心かと思います。

 

【の】NO!と言うのは悪じゃない

『あめちゃんあげるよ』『駅までの道のり教えてくれる?』『モデルにならない?写真とらせて!』

このように、子どもたちは興味を持ったものや親切心が芽生えたものに、なかなかNO!と言えないもの。

相手がだれであっても、『怖い』『いやだな』『あれ?大丈夫かな?』など思うときは、逃げることが大切です。NO!と言うことは悪ではないと教えておきましょう。

 

【た】助けて!と大きな声を出す練習

何かトラブルに巻き込まれたとき、大人でも大きな声を出すことは難しいもの。子どもの場合、それが顕著に現れます。

普段から大きな声を出す練習を遊びの中で取り入れておいてくださいね!

 

【ね】ネットにはワナもたくさん。慎重に!

スマホやパソコン、iPadなどデジタル機器の普及に伴い、簡単にネットとつながる現代。お留守番をしているとき、お友達のおうちに遊びに行ったときなど、ネットを子どもだけで使うこともあるでしょう。

その中に『うそ』が含まれていることを知らない子どもたちは、まことしやかな都市伝説を信じてみたり、アダルトコンテンツを思わず開いたりすることもあります。

インターネットの使用時間や使用場所を決め、万が一アダルトコンテンツにアクセスしてしまったときはまず親に相談するなど、子どもたちとルールを決めておくといいでしょう。

▶︎こちらもチェック!
【性教育】“子どもとネット”危険度がMAX!親が把握するべき3つのポイント

 

 

子どもたちがいざというときに『危険だ』!と判断するために、やはり性教育は欠かせません。なぜなら、万が一子どもたちが性犯罪に巻きこまれたとき、性教育を受けていないと自分が何をされたのか分からない……ということが少なくないからです。

 

性被害を予防するためにも、そして仮に性被害に遭ってしまったときに大人に報告できるようにするためにも、「水着ゾーン」を普段から子どもたちと話し合っておきたいところ。

「水着ゾーン」とは「口・胸・性器・おしり」の4つを指します。そして、「水着ゾーンは人に見せても触らせてもいけない、自分だけの大切な場所」ということを繰り返し子どもたちに伝えていきましょう。

もし、万が一「水着ゾーンを見たがったり触りたがったりする人は危険な人」ということを知っておくだけで、子どもたちの危険に対するアンテナは高くなります。入学前にぜひ、少しずつお子さんの防犯意識を育ててあげてくださいね!

※「水着ゾーン」は株式会社Terakoya Kidsの登録商標です。

 

次回をお楽しみに!

 

 

▶︎▶︎「のじまなみの性教育」一覧はコチラ!

 

▶︎あわせて読みたい

子どもを取り巻く犯罪、知っておくべき3つのこと|未就学児から始める防犯対策

性教育アドバイザー のじまなみさん

◉のじまなみさん

性教育アドバイザー。防衛医科大学校高等看護学院卒業後、看護師としてのキャリアを経て、2016年「とにかく明るい性教育【パンツの教室】」を設立。夫と3人の娘の5人家族。著書『お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』(辰巳出版)『男子は、みんな宇宙人! 世界一わかりやすい男の子の性教育』(日本能率協会マネジメントセンター)がヒット中。

『お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』のじまなみ/著 おぐらなおみ/イラスト(辰巳出版)¥1,400

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