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【性教育】は3歳から!小学生からではもう遅い理由

VERYweb読者の皆様、初めまして。
とにかく明るい性教育【パンツの教室】協会代表理事・のじまなみです!

 

『赤ちゃんってどこから生まれるの?』

 

ある日突然、我が子から飛んでくるマグナム級の質問に、堂々と答えられるお母さんはどのくらいいらっしゃるでしょうか?

 

幼い子が巻き込まれる性犯罪もニュースなどでたびたび聞かれる現代。

 

幼児期であれ、児童期であれ、思春期であれ、表立っては「悩んでいる!」とは言えないけれど、子育て中のママたちの不安要素の一つとして【性教育】は大きな悩みの一つではないでしょうか。

 

私自身、幼児~思春期の3人の娘に性教育を行いながら、年間1万人のママたちに性教育アドバイザーとして講演しておりますが、その中でよく聞かれる悩みとして、
親や学校から受けてきた性教育がバラバラで、目標となる指針がないので、どうやって我が子に伝えたらいいか分からない!
というものが一番多いお悩みです。

 

そこで、これから6カ月の連載を通して、
おうちで語り合う性教育のコツや、なぜ3歳からの性教育が必要なのか?など、まさに皆さんが今、誰かに聞きたい!という内容をお届けしていきたいと思っております。楽しみにお待ちいただけると嬉しいです!

 

「性」とひとたび聞くと、苦手意識バリバリ、
「できれば、この手の話は避けて通りたい!!!!」
「中学生とか、思春期からでいいと思う」
「うちの子は興味がないからまだ大丈夫!」

 

これが、大多数のママたちの本音で、親子で性の話をすることがむしろ、ご法度的な家庭が日本にはまだまだ多いのが事実。

ですが、今の子どもたちは思春期も私たちの時代より早く、何より、私たちが過ごした昭和や平成の時代には普及していなかった“インターネット”が生まれながらにあり、小さい頃からマンガやYouTube、SNSなどを器用に使う、インターネットネイティブの子どもたちです。

 

共働き世代や子育て真っただ中の方には、スマホやiPadは子育てのありがたいツールの一つですよね。

実は、私が性教育を始めた理由の一つがまさしくこの、ネットとどう向き合うか!?メディアリテラシーの概念を子どもにどう伝えるか、悩んだことがきっかけです。

 

現在5歳の三女が当時3歳の時。

YouTubeで見ていたヒーローものの動画からアダルトサイトへアクセスしていたことがあり、おお……時代はここまで来たか……と、子どもたちへ伝える性教育の必要性を肌で感じたことから始まった我が家の性教育。

もちろん、フィルタリングをかけていましたので、アダルトサイトを閲覧するまでに至りませんでしたが、正直、ドキッとすることは多数!

イラスト/おぐらなおみ 出典:『お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』(辰巳出版)

 

こんな可愛らしい話ばかりではない出来事が、子どもたちの身の周りに山ほどあって……
その話はまたおいおい連載でご紹介していきますね。

 

で、その時に改めて感じたことは、インターネットを駆使して将来を築き上げていかなければいけないこれからの子どもたちの価値観に、性教育は必須だなということ。

 

今では大人気の子ども向けアニメからも、アダルトと言われるようなサイトに飛ぶことはとっても簡単です。

 

うちの子はまだ大丈夫。

 

そんなふうに悠長に構えてはいられなくなったこの時代。
親として今、何ができるのか? 時代に試されている気がしています。
性教育は、命の尊さ、愛情の深さ、相手をいたわる心を我が子に学ばせることのできる
『愛情と防犯教育の連鎖』です。
性教育は百利あって一害なし。
子どもたちがこの時代を駆け抜けていくために、大人である私たち親自身が、時代の価値観や流行を受け入れて、一歩踏み込んだ性教育をスタートさせる必要が出てきています。

 

次回は、「子どもの“性の話”を避けると二度と相談してくれなくなるホントの理由」をお届けしていきます!お楽しみに。

 

 

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性教育アドバイザー のじまなみさん

◉のじまなみさん

性教育アドバイザー。防衛医科大学校高等看護学院卒業後、看護師としてのキャリアを経て、2016年「とにかく明るい性教育【パンツの教室】」を設立。夫と3人の娘の5人家族。著書『お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』(辰巳出版)『男子は、みんな宇宙人! 世界一わかりやすい男の子の性教育』(日本能率協会マネジメントセンター)がヒット中。

『お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ!』のじまなみ/著 おぐらなおみ/イラスト(辰巳出版)¥1,400

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