子どもを外で思い切り遊ばせるにはまだ不安があるし、天気も不安定な今の時期は、“おうち遊び”でなんとか楽しませてあげたい。そんなママやパパを応援するおうち遊びのアイデアを、毎週ご紹介している「VERYこども遊び研究所」。
今週は、STUDIO pippiのしげおかのぶこさんによるママ遊び。子どもが集めているものを収納するコレクションBOXを作ります。収納というとそこそこのものを買って済ませがちですが、手作りすれば箱ごと可愛いインテリアに。世界でたった1つの箱作りに、ぜひ挑戦してみてください。
<今週のママ遊び>
「子どものコレクションBOX 」
子どもは集めることが大好き。
公園に行けば、葉っぱや石、枝を探して集めていませんか?
我が家の息子も保育園のお散歩に出かけては日々、いろんなものを持って帰ってきます。
大人から見たら普通の石でも、息子曰く「これは恐竜の化石だ!」とか、「小惑星の隕石だ!」とか……石ひとつでも物語があるようです。
そんな子どもたちが集めてきたものを収納する箱を作ってみることに。
今回は息子リクエスト、石のコレクションBOXのご紹介です。
《用意するもの》
・石や枝など子どもが集めたもの
・空き箱
・厚紙(仕切り用)
・黒画用紙
・白鉛筆、色鉛筆など
・両面テープ
・はさみ
1.箱に入れる石を決めます。
たくさんの石がありますが、そこから箱に入れたい石を選んでもらいます。
並べ方なども子どもの好きな順番で。
2.仕切りを作ります。
箱の縦横の幅に合わせて厚紙を切り、上下に切り込みを入れて仕切りを作ります。仕切りのあるお菓子の箱などがある時は、ぜひ子どもと一緒に見てみてくださいね。
仕切りが箱の中で動く場合はマスキングテープなどで留めます。
3.石の名前を書きます。
小さな紙に、石の名前を書いてみてください。
「うみいし」「ほっきょくいし」「なんきょくいし」「はわいいし」……
なぜその名前?と聞いて、「白いから北極の石だと思う」と理由が返ってくるものもあれば、直感で決めるものもあるようです。
そこが “子どもらしさ”というか、面白いところですね。
4.上箱用の紙を作ります。
今回は「かっこいい箱にしたい」という息子の希望もあり、黒の画用紙を使います。(無地の箱など、そのまま絵が描けそうなものはそのままでも)
5.画用紙に上箱を置き、大きさのガイドをつけます。
白い線の部分をカットします。
角は写真のように斜めにカットします。
表側はこんな感じ。
6.紙に絵や文字を描きます。
お好きな絵をどうぞ、と伝えたら、
「どんな石が入っているか分かるように」と石をなぞってから色を塗っていました。
7.上箱に絵を貼ります。
絵を両面テープで箱に貼っていきます。
絵を中央に置いて、空気が入らないように少し引っ張りながら貼るときれいな仕上がりになります。
できあがり。
今回は小さな箱でしたが、たくさん入る大きな箱でも作ってみようと思っています。
中に入れるものもアレンジして、ぜひ自分だけのコレクションBOXを作ってみてくださいね。
つくった作品はぜひ#studiopippi_play #VERYこども遊び研究所 のハッシュタグをつけてInstagramにアップしてください。
写真・文/しげおかのぶこ
◉STUDIO pippi しげおかのぶこさん
おもちゃ・教材などのデザインをはじめ、こども向けワークショップ『こどもじっけんしつ』を通して、楽しいモノづくりやあそびを提案。雑誌や広告などのメディアでも活躍中。おもちゃブランド gg*のデザイナー。5歳の男の子ママ。Instagram:@studiopippi