朝、時間に追われながらつくるご飯は、どこか自信が持てないまま食卓に並べることだってありますよね。ただ盛り付けるだけで見た目に美味しさがプラスできる、読者&編集部おすすめの和食器を紹介します。
目の覚めるようなビタミンカラーで華やかな食卓に
1.DRESS
形はシンプルなものの、驚くほど手にしっくり馴染みやすい茶碗。紫鳶、柴色などはっきりとした色や淡く艶やかな色などカラバリ豊富で全10色。茶碗各¥1,980
「フードスタイリストプロデュースの色使いが気に入って購入した波佐見焼のお茶碗。グレーベースの我が家の食卓に映えるので、ご飯はもちろんヨーグルトやフルーツとも相性も抜群で大活躍しています」(松葉恵里さん/36歳)
シンプルモダンなデザインで、シーンを選ばない器
photo:Elizabeth Heltoft
モダンなデザインと日本の伝統工芸が見事にマッチ。海外でも注目を集め、和洋問わず使える汎用性の高さも魅力です。(写真上)TY Palace Plate160 Gray¥1,500、(写真下)TY SquarePlate165 Gray ¥1,100「有田焼のイメージをいい意味で払拭し、幾何学的な洗練された形と透明感のある色に惹かれて使っています。丈夫なのに薄くて軽いので使い心地もバッチリ! 手頃な値段だから用途別にいろんなカタチを揃えたいです」(古谷沙季さん/33歳)
ニュアンスカラーで、食卓をやさしげなテイストにアレンジ
伝統的な型を色使いや質感で現代的に昇華したAwabi ware。和テイストな形の器に、あえて洋風な料理をのせて、アレンジしてみたくなる可愛さです。パンとサラダなどワンプレートの器としてぴったりのサイズはもちろん小鉢や豆皿など種類豊富。オーバル皿¥3,000~、中深皿¥3,500~、小鉢¥2,400~、豆皿¥1,200~「ぽってりとしたフォルムとやさしげな色使いのAwabi ware。インスタで偶然見つけ、一目惚れでした。ターコイズや淡いピンクにライラック、イエローなど色使いも多彩なので家族4人それぞれ色を分けて使っています」(R.Hさん/38歳)
・ここからは、おすすめの和食器を少しだけお届けします。
やさしげでクリーンな空気をまとったコラボ作
素朴で落ち着きのある色と白いラインのコントラストが絶妙で、シンプル+αなデザイン。あえて色を揃えずにセレクトすれば、控えめながらも遊びのきいた食卓に。デイリー使いしたくなる素朴さと品のよさを兼ね備えた「yumiko iihoshi porcelain」と木村硝子店のWネームの器。イイホシユミコの特徴でもあるマットな質感だけでなく、程よく艶のある爽やかなカラーも人気。カラーはpistachio green、fog gray、ink blue、fawn brown、sand beige、moss grayの全6種類。dishes プレート¥2,200〜、ボウル¥1,800~
何気ない食卓に自然なあたたかみをもたらす
5. Luft
沖縄と栃木の窯元がつくるエルデシリーズ、重厚感のある色柄と質感で、食卓がグッと落ち着いた雰囲気に仕上がります。器に料理を盛り付けた時の余白にも意識を向け、洋食器とも和食器ともいえる奥深い佇まいが魅力です。取皿から大皿までサイズのバリエーションもあり、麺や丼にも最適なボウルがあるのも嬉しい。Erde プレート¥1,200〜、ボウル¥2,500〜
取材・文/上原奈緒