6月の週刊おうち薬膳は、むくみ解消レシピをお届けします。梅雨の時期になると「重だるくてやる気がわかない」「食欲がでない」そんな症状を感じたことはありませんか?
これらは梅雨の湿気によって、体が影響を受けているときの症状です。外に湿気が増えると、体内も自然と湿気が溜まりがちに。そんなときは、利尿作用の強い食材を取り入れて、体の水分代謝を助けましょう。普段からむくみにお悩みの方や、食べ過ぎた日にもおすすめです。
フライパンで簡単
「チキンと夏野菜のココナツカレー」
◉材料(4人分)
・鶏もも肉 1枚(300g)
・なす 2本
・ズッキーニ 1/2本
・赤パプリカ 1/4個
・玉ねぎ 1/2個
・ココナツミルク 1缶(400g)
・カレールー 80g
・しょうゆ、中濃ソース 各小さじ1
・オリーブ油 大さじ1、大さじ1/2
・塩、粗びき黒こしょう、ごはん 各適量
・ゆでたまご、一味唐辛子 お好みで
◉作り方
①なすとズッキーニは1センチ幅の輪切りにする。赤パプリカは1センチ幅に切り食べやすい大きさの斜め切りにする。玉ねぎは薄切りにする。カレールーは固形の場合、粗く刻む。鶏もも肉は余分な脂身を切り落とす。小さめ一口大に切り、塩、粗びき黒こしょうを振る。
②フライパンにオリーブ油大さじ1を熱し、なすとズッキーニを並べる。蓋をして中火で2分加熱する。裏面も同様に焼き、取り出す。
③同じフライパンにオリーブ油大さじ1/2を熱し、玉ねぎを炒める。しんなりしたら端に寄せ、空いたスペースに鶏肉を皮面から入れる。軽く焼き色がついたら裏返し、同様に焼く。
④ココナツミルク、水200ml(分量外)を入れ、沸いたら弱めの中火で2分煮る。②の野菜とパプリカを加えさらに3分煮る。火を止め、カレールー、しょうゆ、中濃ソースを加え、ルーがとけたらひと煮立ちさせる。辛味が欲しい場合は、お好みで一味唐辛子やチリペッパーを加える。ごはんとともに器に盛り、好みでゆでたまごを添える。
◉今回のキー食材
なす、ズッキーニ、ココナツミルク …利尿作用でむくみ改善
◉齋藤菜々子プロフィール
料理家・国際中医薬膳師。IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。教室情報はInstagram@nanako.yakuzenにて。