家族で楽しめるホットプレート料理ですが、いつも同じでマンネリ気味という方も多いのでは?そこで、料理研究家の植松良枝さんと「成城の食卓」主宰の山口高さんに、「定番ホットプレートメニュー」がもっと美味しく、楽しくなるアイデアを教えてもらいました。ホームパーティや冬休みのごはん作りに、ぜひ役立ててくださいね!
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定番ホットプレートメニュー、
ひと工夫で
「またこれ?」と言われない
新鮮アイデア
コインパンケーキなら
小さな子どもも食べやすい
「定番のパンケーキなら、直径10㎝程度に小さく焼くのがおすすめ。手づかみ期のお子さんも食べやすく、ひとつひとつ味も変えられるから飽きずに食べられます。積み重ねて高さを競うのも楽しい!」(植松さん)
そば粉を使ったガレットで
シャレた休日ブランチに
「生地はそば粉150gに液体(全卵1個分・水400㎖・塩小さじ1/4を混ぜたもの)を少しずつ加え混ぜて寝かす。お玉1杯分を薄く広げ、中央に卵を割り入れ、バターソテーしたほうれん草や刻んだハム、シュレッドチーズを散らし蓋をして加熱。白身が固まったら四方を写真のように折り、塩を振って」(植松さん)
気軽にお肉を楽しむなら
焼きしゃぶがおすすめ
「さっと焼けて野菜との相性もいいのが焼きしゃぶ。片面は焼き色がつくまで高温で焼き、裏面はさっと1〜2秒程度に留めると香ばしさもありつつ、しっとりしてて美味しい。空いた場所で香ばしく焼いた野菜と一緒に好みのたれで。焼き肉ほど気負わずにできます」(植松さん)
ホットケーキミックスで
変化球アメリカンドッグ
「ソーセージやスティックチーズ、焼き芋などいろんな具材で。ホットケーキミックス150gと卵1個、牛乳150㏄を混ぜた生地を用意。170度に温めたプレートで直径10㎝程度に広げ、表面に気泡が出てきたら串に刺した具材をのせ半円状に折りたたんで。蓋をして蒸し焼きにします」(山口さん)
お好み焼き粉+チーズで
カルツォーネの生地に
「だしが効いたお好み焼き粉は+チーズで奥深い味の生地に。加熱したプレートに粉チーズを薄く円形に広げ、その上からお好み焼き粉100g+卵1個+水200㏄を混ぜた生地を敷いて焼きます。ピザ用チーズとハム、野菜などの具材をのせ半円状に折りたたみ、蓋をして蒸し焼きに」(山口さん)
冷凍うどんは解凍不要で
絶品カルボナーラに
「ベーコンと薄切り玉ねぎをプレートで炒め、その上に冷凍の讃岐うどんをのせ蓋をして3分蒸し焼きにした後、塩こしょうしてよく炒めます。卵1個と粉チーズ大3をボウルに入れて混ぜておき、そこに焼いた麺&具材を投入し手早く混ぜて。余熱を加えることでいいとろみが」(山口さん)
植松良枝さん
料理研究家。旬の食材を生かした幅広いジャンルの料理を提案。レストラン「ヨヨナム」のメニュー監修も務める。3歳の男の子のママ。
「あらかじめ用意した生地やトッピング、ソースなどで、工作感覚で子どもと一緒に作れるのがホットプレートのよいところ。材料などを小皿などに入れてからお盆にまとめてのせるなどのひと工夫で、分かりやすさもUP。子どももお手伝いしやすくなると思います。」
山口 高さん
「成城の食卓」主宰。自宅で本格的なイタリアンが楽しめると好評の出張シェフサービスをメインに活躍。著名人のファンも多数。
「リゾットに入れる、春巻きの皮で包む、パスタを混ぜる――。具材を切り出しておけば、すべてホットプレートの中でできるので、火傷対策以外は子どもと一緒に楽しめる簡単な作業になります。味変も簡単にできて楽しみやすいのもホットプレートならでは。」
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【植松さん分】料理/植松良枝 撮影/須藤敬一 スタイリング/鈴石真紀子 【山口さん分】料理/山口 高 撮影/福本和洋〈TAKMI〉 スタイリング/つがねゆきこ 【共通】取材・文/佐々木陽子 撮影協力/UTUWA 編集/井上智明
*VERY2021年12月号「家族のコミュニケーションがうまくいく!「ホットプレートごはん」」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。