ぐっち夫婦の「悩みごとなんて料理で解決できる!」㉗
インスタフォロワー数が76万を超える仲良し夫婦のお料理ユニット@gucci_fuufuが、VERY読者の料理の悩みを“ゆるっと”解決してくれる大好評連載。第27回目は、多くのリクエストをいただいていたキャンプ料理です! VERYでもたびたび企画が組まれるほどキャンプ人口が急増中ですね。子どもたちに自然を味わわせたい!!という気持ちとは裏腹に、とにかく準備や後片付けがキツイ…せっかくキャンプに来たのだから、アウトドア感を満喫できる豪快メニューで、もちろん美味しくて、後片付けがラクチンなメニューが知りたい!というお悩みに、ぐっち夫婦がアルミホイルを使って蒸すだけの絶品カレーピラフを教えてくれました!
<今月のお悩み>
キャンプ料理はあと片付けが大問題!
楽しい後には冷たい水仕事が待っている…
洗い物が億劫にならない
おいしいキャンプメニューが知りたい!
すっかり我が家の週末の定番となったキャンプ。でも私がひそかに苦手にしていることがあるんです。それは、虫でも、流れないトイレでもなく、“あと片付け”。普段も実は洗い物が苦手なんですけど、キャンプで作る料理はいつにもまして、こびりついてたり、油汚れはひどかったり、食器がベタベタしていたり…そして大きい物だったりと、ややこしいものばかり。夫は酔っぱらってるし、子どもたちは遊び続けてるし…結局最後は私が洗い物担当…
洗い物が楽チン、いやむしろ洗い物しなくてもいいようなキャンプメニューなんてありませんか?
もちろんビールが進んで、子どもウケもバッチリなもので。
ぐっちさんがキャンプ得意って聞きました。ぜひいいアイデアが欲しいです!(32歳・5歳3歳男の子ママ)
<今回の解決レシピ>
必殺アルミホイル料理で
ママの労力激減! 包丁すらいらない
大人も子どもも絶賛の
ウインナーカレーピラフ
【材料(2人分)】
ウインナー…4本
ミニトマト…6個
しめじ…1/2株
パセリ…適量
バター…20g
あたたかいごはん…300g
塩・こしょう…各少々
【A】
にんにくチューブ…小さじ2/3
カレー粉…小さじ1
【作り方】
①ウインナーはキッチンバサミで一口大に切る。しめじは石づきを落とし、小房にわける。
②アルミホイルを2つ広げ、ごはん、①のウインナー、ヘタを取ったミニトマト、しめじ、バターを半量ずつのせて、塩・こしょうを振る。【A】をのせる。
③それぞれ上からホイルをかぶせて包む。
④フライパンに(キャンプで作るときは焼き網に)③をのせる。フライパンの際は水を100ml入れてふたをして10分蒸す。
⑤ホイルをあけて混ぜ、パセリを振る。
【POINT】
キャンプやバーベキューにはアルミホイルが便利!アルミホイルで焼けば、洗い物も減るので、ひとつは持っていきたいですね。器にも、チーズフォンデュにも、幅広く使える万能アイテムです。今回は、ウインナーとしめじをキッチンバサミで切るだけなので、包丁もまな板も必要なし!おうちでも試してみてくださいね。
<解決するのは・・・>
ぐっち夫婦
美味しいことはもちろん、20分で完成を目指し、少ない工程で簡単にできちゃう栄養満点のレシピを次々発信するぐっち夫婦は、まさにママの味方!仲良し夫婦のかけ合い料理動画も話題です。ごはんがすすむ一品料理が得意なTatsuyaさんと、栄養士でもありサラダや副菜の引き出しが多いSHINOさん。
ぐっち夫婦がよくおすすめしているのが「下味冷凍」。お肉やお魚に下味をつけて冷凍しておいて、使う日に解凍して、お野菜などを加えて調理する便利テクニックです。下味冷凍したお肉やお魚を持っていけば、キャンプご飯もすぐに完成!液体調味料をいろいろ持っていく必要もなく、失敗することもないので安心です。冷凍してあるから保冷剤代わりにもなって一石二鳥どころか三鳥、四鳥!
レシピは著書『ぐっち夫婦の下味冷凍で毎日すぐできごはん』にたくさん掲載されています。
<今回のゆるっとアンサー>
アルミホイルで調理器具を保護!
こびりつきや油のギトギトに
悩まされる心配もなく
美味しいキャンプ料理が堪能できる
妻:キャンプといえばぐっちさんだね!
夫:アウトドアが好きだから、簡単に作れておいしいキャンプ飯は得意だよ!
妻:作ったり食べたりしているときは楽しいけど、キャンプのときの洗い物って大変だよね…。
夫:アルミホイルで作る料理にすれば、片付けも楽だよ。包んでそのまま焼くだけでおいしくなるし、初心者さんにもおすすめ!
妻:洗い物しなくて済むからいいね!家で作るときも助かる!
<ライターワタナベが作ってみた!>
早くキャンプで作ってみたい!
深夜の洗い物から解放されて感涙しそう
例に倣ってキャンプ大好き家族です。今日はキャンプに行きたいのをグッと堪えて、ちょっとだけアウトドア気分を高めるためにスキレットを使って作ってみました。
日中、自然の中で遊びまわった子どもたちを無事に寝かせるだけでも大変で、一緒に寝落ちしてしまった自分を恨みながら鉛のような身体を鼓舞して、深夜に洗い物するのって、本当に悲しい気持ちになります。特に暗くてお湯が出ない極寒のキャンプ場なんて(笑)
テフロン加工のフライパンに慣れちゃって、キャンプ用の使い慣れないフライパンでチャーハンや焼きそばをしてしまったが最後、びっしりと厚めにこびり付いたプライパンをみて、途方にくれたこと、何度か経験しています。
ぐっちさん!その手があったか!荷物を最小限にしたいキャンプには、調味料がシンプルなこともかなりありがたいです。それでいてこんなに美味しくできるんだ!って感動でした。蒸しているからそれぞれの素材の味が凝縮されて、ふんわりとカレー、ガーリック、バターの香りが漂って、たまりません! これはぜひみなさんにも、おうちででも実践してみてほしいです!
洗い物を減らす工夫は災害時にもきっと役立ちますよね!
この企画を担当しているライター・ワタナベは5歳女の子・3歳と0歳の男の子のママ+食にこだわりを持つ夫と湘南住まい、5人暮らし。「キャンプは楽しい災害訓練だ!」という夫の説得で始めたファミリーキャンプ。最初は暗闇を怖がったり虫を嫌がった子どもたちも、どんどん逞しくなっていっています。そして最大の醍醐味はキャンプ飯!というくらい、夫が毎回気合いの入った美味しいアウトドアご飯を作ってくれます。が、もちろん大量の洗い物は私の担当です……(笑)
取材・文/渡邊里衛 編集/井上智明
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