詰めるときにお揚げが破ける心配が不要!
トッピングで
味のバリエも出せる
「ロールおいなりさん」
揚げを開くときや 酢飯を詰めるときに破れてしまう……なんて悩みをよく耳にします。そんなときは〝ロールおいなり 〟で解決。クルクル 巻いて具材をのせるだけだから 、子どもと一緒につくっても楽しいですね!一口サイズでパクッと 食べられるのもお手軽で 、小さい子どもがいるママにもオススメ 。もっと簡単にするなら 、イクラやとびこ 、桜でんぶをのせるだけでもOK 。隙間を飾った 菜の花やこごみも、甘じょっぱいおいなりさんのいい箸休めになります。華やかさが格段アップ、自分だけのお花畑をつくってみて 。
STEP 1
おいなりさんの土台をつくる
<材料>
◉おいなりさん用のお揚げ(20個分)
油揚げ……5枚
【A】出汁……250cc 砂糖……大さじ2 1/2 みりん……大さじ2 醬油……大さじ21/2
◉基本の酢飯(20個分)
ご飯……3合分(少し硬めに炊く) すりゴマ……大さじ2
【B】砂糖……大さじ3 米酢……75cc 本みりん……大さじ1 塩……小さじ1/2
<作り方>
①油揚げを麺棒で圧をかけてのばす。こうすることで油揚げが剝がしやすくなる。
②油揚げの端、3辺を切り落として開く。
③切り落としたところから上下を剝がし、最後の1辺を包丁でカット、2枚にする。
④沸騰したお湯に、油揚げを入れ、1分ほど湯がいて、油抜きする。
⑤ざるにあげ、流水でゆすぎ、手でしっかりと水気を絞る。
⑥油揚げを重なり過ぎないように鍋に敷き、【A】を入れ、強火で火にかける。
⑦沸騰したらくしゃくしゃにしたホイルで落とし蓋をし、弱火で煮る。
⑧10分ほどで煮汁がなくなったら火からおろす。
⑨バットに広げて、冷ましておく。
⑩炊き立てごはんに【B】を入れ、切るように混ぜる。べたつき防止にすりゴマを入れ、混ぜたら冷ましておく。
⑪バットに広げた油揚げの短い方の幅と同じくらいの大きさで、俵ごはんを握る。
⑫油揚げでくるくると俵ごはんを巻く。
⑬少し落ち着かせてから半分に切る。
⑭断面を下にして立たせ、上部を指でへこませる。
STEP 2
トッピングをのせる
◉フルーティさが
食欲を増進!
「金柑味噌」
<材料>(5個分)
【C】白味噌……大さじ1 本みりん……大さじ1/2
金柑……1個 かいわれ……適量 ゴマ……適量
<作り方>
①金柑の種を取り、輪切りにする。
②Cを合わせたものに、❶を入れ、混ぜ合わせる。1日おくと、より金柑の味が味噌に移って美味。
③❷をおいなりさんにのせ、かいわれとゴマをトッピングする。
◉レモン風味が
お揚げの甘さとマッチ
「枝豆としらす」
<材料>(5個分)
枝豆……120g レモン……1/4個、飾りは適量 しらす……大さじ1 オリーブオイル……適量 塩……少々
<作り方>
①湯がいた枝豆にしらすを合わせ、レモンを搾り、皮はすりおろして混ぜ合わせる。
②オリーブオイルを適量まわし入れ、塩で味を調える。
③❷をおいなりさんに盛り、レモンのスライスを飾れば完成。
◉千切りのたくあんがポイント
「たくあんとクリームチーズ」
<材料>(5個分)
たくあん……30g クリームチーズ……55g 醬油……小さじ1 かつおぶし……大さじ1 紅たで……適量
<作り方>
①クリームチーズを常温に戻し、たくあんを千切りにする。
②❶と醬油、かつおぶしを混ぜ合わせる。
③おいなりさんに②をのせ、紅たでをトッピングして完成。
◉あまじょっぱくて、
手がとまらない!
「桜味噌」
<材料>
桜の塩漬け……2枝、飾りは適量 白味噌……大さじ1
<作り方>
①桜の塩漬けを水で戻し、みじん切りにする。
②❶と白味噌を混ぜ合わせる。
③おいなりさんに❷をのせ、桜の塩漬けをトッピングして完成。
隙間に置いた季節のお野菜は、持ち運び中の崩れ防止の役割りも!
レシピ提供/稲垣絹代(MOMOEオーナー) 撮影/三村健二 取材・文/平井ゆみ
※VERY 2017年4月号「人気のケータリング料理家に、簡単レシピ聞きました 今年のお花見は変わり種おいなりさん」より。
※掲載中の情報は、誌面掲載時のものです。