美食の国フランスですが、意外や「毎日の食卓は日本のほうがずっと手間をかけている家庭が多い」と料理家・サルボ恭子さん。美味しいご飯と笑顔で食卓を囲めたら、2品で十分。もはや〝手抜き〟と思うことすらないんです。今回は、具だくさんのスープとパンの副菜で完成する2品献立をご紹介します。
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【2品献立】サルボ恭子さんの「皮パリ!チキンとヨーグルトサラダ」
〝見た目のインパクト〟があれば、
2品でもごちそう感
いつもの定番料理も切り方や盛り方を変えたり、具材を足すだけで食卓が豪華に。パンは、途中ちぎってスープにつけたりと、いろいろな食べ方ができるので2品でも飽きません。
【1品目】〝具だくさんコーンクリームスープ
市販のコーンクリームにソーセージや野菜をプラスし、サイド→メイン料理に格上げ。ソーセージの塩気が甘じょっぱく子供の大好きな味付け。
【2品目】演出上手なパングラタン
フランスパンは高さを出すことで見た目も華やか。ツナチーズをスタッフィングすることでふっくらソフトに焼き上がります。
Main
きのこと豆の入ったコーンクリームスープ
●材料〈3~4人分〉
A |
コーン(市販・クリームタイプ1)…… 1パック(約380g)
牛乳…… 1カップ ソーセージ(1㎝の幅に切る)…… 2本 にんじん(皮を剥いて1㎝角に切る)…… 60g ミックスビーンズ(市販)…… 1パック(約50g) しめじ(石突きを切り落とし3等分に切る)…… 1パック 塩……小さじ 1/2 |
Sub
ツナバジルパングラタン
●材料〈3~4人分〉
バゲット…… 2/3本(約35㎝)
B |
ツナ(市販のフレイク・汁気がある場合は切る)…… 1パック(約60g)
バジルペースト(市販)…… 15g クリームチーズ…… 80g パセリの葉(手でちぎる)…… 2本 |
【作り方】
1. Sub
バゲットを5等分に切り、中央のパンの白い部分を貫通しない程度に取り除き、ボウルに入れてBと混ぜ合わせたら、バゲットの穴の部分に戻し、耐熱容器に並べる。
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2. Main
鍋にAをすべて入れて中火にかける
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3. Sub
1のパングラタンをトースターに入れ、7~8分焼き、チーズがぐつぐつしてパンがこんがり色づいたら取りだす。
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4. Main
沸騰したら弱火にして蓋をずらしのせ、10分間煮て器に盛る。
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◎Profile
サルボ恭子さん
パリの有数ホテルに勤務し、帰国後は日本と台湾で料理教室を主宰。仏仕込みの料理本はすべてベストセラーに。24歳の長男、22歳の長女はすでに自立し、夫と2人暮らし。近著『フランス共働き家庭の2品献立』では40通り以上のレシピを紹介。@kyokosalbot
撮影/竹内章雄 レシピ・調理/サルボ恭子 スタイリング/西﨑弥沙 取材・文/石川 恵 編集/磯野文子
*VERY2021年3月号「サルボ恭子さんの頑張りすぎない2品献立」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。