残暑で疲れが溜まりやすい9月は、パワー補給できるレシピをお届けしています。薬膳では疲労の状態を「気」の不足と考えます。疲れた体には肉や魚、芋類、米などの「気」を補う食材がおすすめ!今回は子どもも大好きなパンケーキに〈山芋〉を加えることで栄養価も上がってもちもち食感に。おうち時間に親子クッキングを楽しんでみてはいかがですか?
簡単もちもち食感「山芋パンケーキ」
◉材料(4枚分)
・ホットケーキミックス 150g
・山芋 60g
・卵 1個
・無調整豆乳 110g
・好みのトッピング 適量
※今回はバター、メープルシロップ、粉糖、キウイ、パイナップルを使用
◉作り方
①山芋をすりおろす。ホットケーキミックス、卵、豆乳を泡だて器で均一になるまで混ぜ、最後に山芋を加えよく混ぜる。
②フライパンを熱し、よく濡らした布巾の上に置き、ジュっという音が小さくなるまで粗熱をとる。
※フライパンがテフロン加工でない場合は、薄くサラダ油をキッチンペーパーを使って塗る。
③コンロにもどし弱火にかけ、1をお玉一杯分、高いところから一点に落とす。弱めの中火で焼き、側面が乾き、数個気泡が開いてきたらひっくり返し、裏面も焼き色がつくまで焼く。皿に盛り、好みのトッピングを飾る。
◉レシピのポイント
・豆乳は調製豆乳でもOK。
・油を使わずに焼くことで、温度のムラがなく表面が綺麗に焼けます。
・テフロン加工のフライパンがおすすめです。※テフロンが弱まっているときや、テフロン以外は薄く油を塗りましょう。
・フライパンは濡れ布巾に置くことで温度が均一となり、表面が綺麗に焼けます。
◉本日のキー食材
山芋…パワー補給、アンチエイジング
◉疲れを感じたら…
「気の不足」はこんな症状でチェックできる!
《気不足のチェックポイント》
☑︎疲れやすい
☑︎やる気が出ない
☑︎風邪をひきやすい
☑︎声がおなかから出にくい、発声が億劫
☑︎おなかを下しやすい、あるいは便秘気味
☑︎冷え性
☑︎汗が出やすくとまりにくい
気を補う食材を普段から取り入れて、疲れやすい季節を乗り切りましょう!
◉齋藤菜々子プロフィール
料理家・国際中医薬膳師。IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。教室情報はInstagram@nanako.yakuzenにて。