寒さ残る卒園式と春本番の入園・入学式。気候差も価値観の変化も受け止めたいママへ、2026年セレモニー最新トレンドを総まとめ。今回はANAYI、23区、トゥモローランドの3大ブランドを徹底取材。寒暖差対策も着回し力も叶える“自分軸セレモニー服”の正解とは?
自分軸で♡
「セレモニー」の
傾向と対策2026
#寒い卒園式&暖かい入学式対策 #タイパ対策 #節目買い対策 #足元対策 #記念写真対策
ちぴちゃんもこの春、セレモニー♡
ワンピース¥99,000(コラム/エストネーション)カチューシャ¥46,200(アレクサンドル ドゥ パリ/アレクサンドル ドゥ パリ GINZA SIX店)ピアス¥350,900ネックレス¥638,000[ともに14KYG×淡水パール](ともにソフィ ビル ブラーエ/チェリッシュ インク)
トレンドを牽引する
3ブランドのキーマンに聞く
「2026年春のセレモニー」
エレガント派代表・アナイ


「ウールジョーゼット」素材のJKにショーパンで新バランスを狙ったセットアップ。
人気のツイードでは目新しいロングジレを提案。
圧倒的支持が衰えないボウタイワンピース。
❝気候変化を受けツイードに
並ぶ素材として
「ウールジョーゼット」に注目❞
アナイでは毎年人気が高いのですが、近年の温暖化の影響で、卒入園式以降着られる時期が短いツイード素材のアイテム数を見直し、新たに「ウールジョーゼット」という素材を採用。さらりとした質感でありながら、ウールの糸を混ぜることで適度な重厚感を保ち、卒園式から入学式、その後の行事までオールシーズン着回せる優れもので、主力のダブルボタンジャケットやワンピースに使用しています。そして、変わらず人気なのが「ボウタイ」のアイテム。毎年、新たなスタイルを提案していますが、過去6年間、一貫してボウタイ付きのワンピースとブラウスが圧倒的。特にスカート部分にプリーツ加工を施したボウタイワンピースは、毎年あっという間に完売。「一枚で完成する」手軽さと、それでいて華やかさと品格を兼ね備えている点が支持されているのだと思います。
ブラウスも白やコーラルピンクといった明るい色が人気で、手持ちのネイビーパンツと合わせるイメージがしやすいんだと思います。一方で、ここ2年ほど人気だったジレについては、今年は少し方向転換。「ジレは気になるけれど、3月の体育館にはまだ寒い」という声を頂戴し、そこで今年はワンピースとしても使えるロング丈の2wayにして、着用方法とシーンの幅を増やしました。そして新しいご提案としては、ショートパンツです。一見、挑戦的だと感じるかもしれませんが、特に身長150センチ前後の小柄な方にとってショートパンツは、スカート見えしながらも動きやすく、丈感に悩まないというメリットがあります。お子様が小さくて動き回る場面でも安心です。購入のピークは2月中旬から3月初旬にかけての約3週間。オンラインでご覧になった後、実際に店舗で試着されるお客様が7割を占めています。セレモニーの日は、お子様にとってもご家族にとっても特別な一日。普段とは違うエレガントな装いを楽しんでいただけたら嬉しいです。

山村紗永さん/ANAYI プレス
華やかフェミニン派が頼る23区
「ニットツイードジャケット」は着心地の快適さにも自信。
ネイビーの「ダブルブレストジャケット」は、普段使いしやすく式典でも映える金ボタンがポイント。
「ボウタイブラウス」は1枚加えるだけでお祝い事の高揚感UP。
❝セレモニーだけでなく
デイリーでも活躍間違いなしの
JKが新登場❞
毎年、約1年前から企画をスタート。全国の店舗スタッフから寄せられる声はもちろん、スタッフ独自に実際に卒入学式の時期には保護者の方々の装いを観察するなど、地道なリサーチを重ねています。最近特に感じるのは、「セレモニーの日以外も着たい」というニーズの高まり。ワンピースにジャケット、ツイードセットアップなどの定番スタイルは根強い人気がありますが、お仕事やちょっとしたお出かけなどの多彩なシーンで単品使いしやすいアイテムへの関心が確実に高まっています。そこで今シーズン、私たちが特に力を入れているのが「ニットツイードジャケット」。これは前シーズンの秋冬で大変ご好評いただいたアイテムで、まるで本物のツイードのようなカラーミックス感や質感、ディテールを持ちながら、実際に着ていただくと驚くほど軽く動きやすいんです。ボタンのデザインや生地の風合いも高級感があり、フォーマルシーンでも見劣りしません。それでいてニット素材ならではの柔らかさがあるため、式の後はカジュアルなデニムと合わせていただくこともできます。
もう一つの注目アイテムが「ネイビーのダブルブレストジャケット」です。これは従来のセレモニーウェアの枠を超え、ビジネスシーンや日常のきちんとした場面でも活用できる汎用性の高さが魅力。このジャケットには、大ぶりのボウタイブラウスを合わせていただくのがおすすめ。元々は名古屋エリアのお客様から「衿元に華やかさが欲しい」というご要望を多くいただきトライアル展開したところ大変好評で、現在では全国展開しています。大ぶりのボウタイは、ジャケットから覗かせるだけで、フォーマル感と華やかさを演出できる優れもの。23区では豊富なサイズ展開もご用意しておりますので、ぜひ店頭でスタッフにご相談ください。

海老原祐美さん/
23区ディストリビューター
お仕事ママに人気のトゥモローランド


今シーズン強化したのは、華やかなジレや看板前で映えるハーフコート。


根強い人気を誇るとろみ感の美しいブラウス&パンツのセットアップ。
❝“汎用性”重視のニーズから
「卒入園式にも
使いたい」へと変化❞
企画にあたっては、全国の店舗から大規模なヒアリングを実施し、さらに売上の多い店舗のエース販売員から着丈やサイズ展開、価格帯まで接客から感じる要望を詳細に聞いたり、MDごとの売上推移や地域ごとの動向、4月第1週までの売上データなど、数値分析も多角的に行いながら、お客様が本当に求めているものを1年前から探っています。ここ数年で顕著に感じているのは、市場のカジュアル化。コロナ禍以降、行事の短縮化や簡素化が進み、お客様の意識も大きく変化しました。従来は「入学式用に買ったものを他でも使いたい」という順序だったのが、現在は「これが素敵だから買いたい。入学式でも使えるかも」という考え方にシフトしています。そこで2026年の商品展開では、汎用性の高い買い足しアイテムを中心にラインナップ。手持ちのパンツ、ブラウスに、ジャケットやジレなどのアウターを買い足される方が非常に多くなるのではと予測しています。スタイルとして人気なのは、引き続きブラウス&パンツのセットアップ。ただ、甘めのデザインから、最近は大人っぽいハンサムなデザインへのニーズが高まっており、その分、スカーフやブローチなど、小物での変化を楽しむ方が増えている気がします。
また、合理的で高機能な商品への需要も高まっており、ニットやジャージー素材でもオケージョンに対応できる商品をご用意しました。パールのアクセントをつけたり、ツヤのある素材を使うことで、カジュアルな素材でもきちんと感を演出できます。洗える素材など、実用性の高さも重視しています。昨今は、一部の私立幼稚園、小学校を除いては、コンサバティブなスタイルから個性的なスタイルまでママの装いも多様化。だからこそ、「これを買えば間違いなし」ではなく、お子様の人生の節目をご自身らしいファッションで迎えていただけるよう、お手伝いできたらと思っています。

渡邊貴子さん/
Ballsey・TOMORROWLAND
collection MD
撮影/谷田政史〈CaNN〉 モデル/近藤千尋 ヘア・メイク/廣瀬浩介〈UM〉 スタイリング/石関靖子 取材・文/嶺村真由子 撮影協力/島田有香 編集/西脇治子
*VERY2026年3月号「自分軸で♡セレモニーの傾向と対策2026」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合や商品は販売終了している場合がございます。











