コーディネートの汎用性が高く自宅で気軽に洗濯できるものが多い「ロングTシャツ(ロンT)」はママの味方。最近はスタンダードなものだけでなく、カッティングがあったりフリルがついていたりと、盛れるロンTも多数登場しています。動きやすいのにおしゃれができて、信頼できる1枚がワードローブの軸になるはず。
- 2025-2026年 冬のロンT選びのポイントは…?
- 【カラー別・白】まずは1枚持っておきたいホワイトロンT
- 【カラー別・黒】やっぱり持っておきたいのはブラックロンT!
- 【カラー別・グレー】ニュアンススタイルならお任せ! こなれ感を出すならグレーロンT
- 【カラー別・紺】送迎もいけちゃう。ネイビーママにもロンTの選択肢
- 【カラー別・茶】今季大本命カラーのブラウンもロンTで
- きれい色ロンTなら、ラク映えが叶う!
- カジュアルスタイルと好相性! ボーダーロンT
- 1枚で着るだけじゃない、映えるロンTレイヤード術
- VERY読者ママたちのロンTコーデをSNAP!
- どんなテイストもお任せ! ロンTはますますママのデイリースタンダードへ
2025-2026年 冬のロンT選びのポイントは…?
カジュアルなだけじゃない肌見せロンT
撮影╱倉本侑磨〈Pygmy Company〉
「ロンT=カジュアルすぎて普段着見え」の概念を崩す、大胆なカッティングがポイントのロンT。センシュアルな肌見せも、素材がカジュアルなものならばやりすぎ感もなく着こなせるのが良いところ。手持ちの黒パンツと合わせるだけで「普段着以上のおしゃれ」ができて、高揚感のあるコーデに。
たとえロンTでもテンションUP! ひとくせデザイン

撮影╱倉本侑磨〈Pygmy Company〉
シンプルなカジュアルボーダーTに見えながら、ボリュームたっぷりのフリルがドッキングした1枚なら、パンツ合わせのワンツーコーデでもひと手間かけた仕上がりに。デザインのあるロンTは「せっかくのお出かけだしおしゃれしたいけど、やりすぎるのも避けたい…」というときに、いい塩梅の盛り具合いを叶えてくれます。ペプラムのようなシルエットで気になる腰回りをカバーできるのも一石二鳥!
一気にこなれるシアーロンT
撮影/渡辺謙太郎
ここ数年、縁の下の力持ち的アイテムとしてクローゼットのスタメンに躍り出たシアートップスは、プチプラブランドからも続々登場してますます身近な存在に。春夏はそのまま着てシアーならではの抜け感コーデを楽しむもよし、秋冬になったらニットやスウェットとレイヤードするなど、オールシーズン使えます。
レイヤードにタートルにニット以外の選択肢。タートルネックロンT
撮影/須藤敬一
室内で過ごす時間が多い日など、「ニットやジレのインナーがタートルニットだと重すぎるかも…」というときにおすすめなのがタートルロンT。さらりとしたロンTの素材感は、コーデ(右)のように、毛足の長いジレと好相性です。インナーまでしっかりした生地だと重たく見えてしまいますが、ロンTなら軽やかにレイヤード可能。モノトーンにまとめれば、学校シーンにもいけちゃうきちんと感も。
【カラー別・白】まずは1枚持っておきたいホワイトロンT
ジャケットのインナーも白ロンTならちょっとカジュアルに

撮影/金谷章平
白ロンTを白シャツ代わりにインしたお仕事シーンのコーデ。ロンTのカジュアル要素でカッチリ感を引き算し、ジャケットコーデを調整します。下半身のボリュームスカートとのバランスも絶妙に。パンプスやバッグはきちんとカラーであくまでもビジネスのトーンを意識して。
シンプルだからこそサイジングがカギ!
撮影╱嶌原佑矢〈UM〉
シンプルなロンTはなんの装飾もない作りだからこそ、おしゃれに見えるか、部屋着に見えてしまうかの分かれ道を決めるのがサイジングです。パールネックレスやタック入りのパンツと合わせてきれいめに着るなら、体のラインをきれいに拾う1枚を。ワンツーコーデなのに洗練されている印象に。日常に自信を添えてくれるはず。
シアーのセンシュアルさを、キャッチ―な小物で味付け

撮影╱倉本侑磨〈Pygmy Companyわn〉
透け感を楽しみたいシアーロンTは、ロマンティックかつプレイフルな小物と合わせて、無垢なテイストに落とし込んで。トレンドのシュシュ、チャンキーなゴールドブレス、レオパード柄のバッグと、目を引く小物でガッツリ味付けしても、ベースが白Tなのでやりすぎには見えません。タイトスカートと合わせて、艶っぽコーデの完成です。
【カラー別・黒】やっぱり持っておきたいのはブラックロンT!
柄キャミワンピのインナーに黒のシンプルさがちょうどよい
撮影╱川﨑一貴〈ajoite〉
レースや花柄など、足し算要素が多いキャミワンピと合わせるなら、シンプルな黒ロンTがしっくり。動きやすさも忘れない甘カジスタイルの完成です。全身のトーンを黒に統一して縦のラインをつくることで、柄ワンピも大人仕様に。
カーディガンとのアンサンブルも、ロンTベースなら脱コンサバすぎ
撮影╱倉本侑磨〈Pygmy Company〉
「ロンTといえばカジュアル&コットン100%」じゃないのがここ最近のトレンド。このコーデのように、きれいめシーンにもってこいなベロア生地のアンサンブルだってあるんです。ニット+カーディガン=コンサバという方程式も、インナーがロンTならどこかちょっと新しい雰囲気に。黒ばかりで重くならないよう、ボトムスは明るめのカラーを選んで。
一見ただの黒ロンTだけど…華やかペプラムでお出かけ仕様
撮影╱倉本侑磨〈Pygmy Company〉
白フリルの切り替えが入ったペプラム仕様の黒ロンTなら、ママ友とのナイトアウトにもぴったりな華やぎ。デニムと合わせただけでも、レイヤードしているような洒落感が手に入ります。おしゃれマインドを満たすカチューシャ、チャーム付きバッグ、シルバーのキラキラシューズで、心ゆくまで甘モードを堪能して。
【カラー別・グレー】ニュアンススタイルならお任せ! こなれ感を出すならグレーロンT
ワンマイルのジムコーデもワントーンできれいめラフに

撮影/佐藤航嗣〈UM〉
「ちょっとそこまで」なジムスタイルだって、自分らしく。グレーのタートルロンTを仕込んだハーフジップスウェットとの淡めワントーンで動きやすさ満点のこなれコーデに。ピンクの小物でアクセントをつければ、アクセサリーがなくても気分が上向きます!
くしゅくしゅタートルロンTで着心地も洒落感も!

撮影/西崎博哉〈MOUSTACHE〉
ずっと着ていたくなるような柔らかな肌触りのワザありロンTは、疲れが出た日のために1枚は持っておきたいところ。シンプルに見えるけど、くしゅっと長めの袖や首元の効果で抜け感のある今どきニュアンスに。黒パンツと合わせてダークトーンでクールにしつつ、白の細ベルトで引き締めれば、頑張らなくてもちゃんとしてる感が。
バックシャンでパーティスタイルにもロンTがスタメンに

撮影╱倉本侑磨〈Pygmy Company〉
おうちパーティはやることがたくさんで、おちおちドレスアップできない…(泣)! なんてときも、ひとくせロンTがお役立ち。ロンTだからこその動きやすさは前提に、会話のきっかけになるような背中開きで、自分の気分も周りの空気も盛り上げてくれそう! ボトムスは足捌きがよく、それでいて目を引くサテンのボリュームスカートと合わせて、機動力ありなドレッシーコーデの完成です。
【カラー別・紺】送迎もいけちゃう。ネイビーママにもロンTの選択肢
ネイビーコーデこそ、ロンTを使って肩肘張らずに
撮影╱倉本侑磨〈Pygmy Company〉
送迎が基本業務のネイビーママにもぴったりなロンTスタイル。タートルネックのロンTなら、クルーネックほどカジュアルにならず、アクセやボトムス次第でかなりきちんとしたスタイルに寄せられます。このコーデのように、端正なバッグ、タッセル付きベルト、シルバーで統一したアクセサリーと、「派手ではないけど品がある」小物で盛って、力まないネイビースタイルの完成です。
ボートネックでワンツーでもきれいめスタイル

撮影/西崎博哉〈MOUSTACHE〉
首元、鎖骨をすっきりと見せてくれるボートネックは、きれいめに見せたい機会の多いVERY世代にこそおすすめ。デニムと合わせただけのカジュアルなスタイルも、華奢見えを叶えるボートネックとネイビーのおかげでサマになります。あえてアクセサリーはつけず、シンプルだけどセンスの光るコーデに。
【カラー別・茶】今季大本命カラーのブラウンもロンTで
さらっとした生地感とボートネックで品良く

ブラウンの持つ柔らかさを生かしつつ、思い切ってハーフパンツを合わせてキレのあるミニマルコーデに。さらっとした質感はカジュアルさを抑え、ボートネックにすることでハーフパンツでも子どもっぽくならないバランスを保ちます。チョーカーネックレスや赤のミニバッグ、太フレームのメガネで遊び心もプラス。
古着風カジュアルなら、あえてビッグサイズをセレクト
撮影╱倉本侑磨〈Pygmy Company〉
パパと共有できるメンズTシャツは、古着っぽく思いっきりカジュアルに着るのがおしゃれ。細チェーンのネックレス、コーデュロイ地のパンツ、リーバイスのデニムジャケット、キャンバストートと、スタンダードなアメカジスタイルを楽しみつつ、ヘアバンドでトレンドもしっかりキャッチ。
ブラウンリブロンTには、太めボトムスでカジュアルなのにこなれ感
撮影/川﨑一貴〈ajoite〉
やりすぎていない透け感がデイリー使いにちょうど良いロンTはトレンドのブラウンを選んで。大人が着ても部屋着感が出ないのは、小技が効いたデザインゆえ。長めの袖、ボートネック、計算されたリブデザインで、太めパンツと合わせただけでもこなれた印象に。袖を際立たせるバングルをロンTの上からつけた上級者っぽいアクセ合わせで、気取らないのに洒落ているコーデの完成です。
きれい色ロンTなら、ラク映えが叶う!
ワンショル肌見せも、ロンTなら動きやすいのにおしゃれしてる感確保!
撮影╱倉本侑磨〈Pygmy Company〉
チャレンジングに思えるワンショルは、ロンTの気楽さと中和すれば取り入れやすい。ブルートップスとストレートのブルーデニムをチョイスすれば、肌見せもウェットな印象になりすぎず爽やかに。アップスタイルヘア&赤リップで、パーティ気分を引き上げる着こなしに。
肌なじみのいいピンクは白と合わせて柔和に
撮影/金谷章平
露出量が気になるベアワンピも、シアーロンTを着れば自分らしく無理しないスタイルで楽しめます。くすみピンクは大人っぽくなじみ、白と合わせても浮きません。デニムジャケットとコンバースで、リゾートっぽくなりすぎないシティスタイルに落とし込んで。
シアーブルーの透明感は、白ボトムスと好相性!

撮影/川﨑一貴〈ajoite〉
白×シアーブルーの清涼感のある組み合わせ。透けて見えてもOKな同系色のキャミと合わせてレイヤードを楽しんで。シンプルなコーデなので、メイクやアクセサリーはあえて大ぶりなものやカラーストーンを選び、キッチュに仕上げたい。
カジュアルスタイルと好相性! ボーダーロンT
マルチボーダーカジュアルスタイルは、パールで格上げ
撮影╱倉本侑磨〈Pygmy Company〉
カラーのマルチボーダーも、ブラウンやベージュをべースに全体のトーンを合わせると、ガチャつかず一歩進んだ大人になじむ着こなしに。「ロンTにスウェットパンツ」はともすれば部屋着見えしてしまいそうだけど、パールネックレスやしっかりメイクでおしゃれムードを漂わせれば大丈夫!
リラクシーなボーダートップスでフレンチシックに
撮影/西崎博哉〈MOUSTACHE〉
定番ボーダーは、体が泳ぐようなゆったりシルエットと柔らかなグレーパンツ合わせで、どこか余裕のあるフレンチ気分に。サングラスやニュアンスのあるまとめ髪、小さめのピアスとラフにまとめます。
ボアベストとシルバーバッグで盛って脱普段着
撮影/渡辺謙太郎
ボーダートップスにボアベスト、そして白のバルーンスカートを合わせた、素材の重なりを楽しむ冬のコーデ。ボアの柔らかさとスカートのハリの対比が立体的な印象をつくり、白ベースにも存在感が生まれます。シルバーバッグがアクセントになり、モダンな表情に。動きやすくて暖かく、さらに存在感もある冬の日常に寄り添うバランスのいいスタイリングです。
1枚で着るだけじゃない、映えるロンTレイヤード術
断然今っぽレイヤードは、ロンT2枚重ね
撮影╱川﨑一貴〈ajoite〉
薄手のロンTを2枚重ねにしたレイヤードは、シンプルなのに奥行きが生まれる今の気分にぴったりの着こなし。柔らかな配色で重ね着でも軽やかな印象なので、柄スカートでも騒がしくなりません。手持ちアイテムで雰囲気を変えたいときに頼りたい、ちょっとした工夫が光るスタイルです。
シャツ合わせは色をそろえるとまとまる!
撮影╱川﨑一貴〈ajoite〉
パステル調のストライプシャツと淡いピンクのロンTが優しく響き合う、穏やかなワントーンコーデ。色味を揃えることで自然とまとまりが生まれ、淡色ジョガーパンツがさらに軽やかな印象を後押しします。キャップやスニーカーでアクティブさをプラスしつつ、パールネックレスで大人らしい柔らかさを添えるのがポイント。動きやすさと品のある装いを両立でき、忙しい日でも気持ちがふわっとほどけるはず。
シンプルなロンTだからこそ、フェザーベストが引き立つ
撮影╱川﨑一貴〈ajoite〉
白ロンTにフェザーベストを重ねたスタイルは、シンプルながらふわりと動きのあるアクセントが加わり、一歩進んだ着こなしが叶います。装飾のない白Tが揺れ動くベストを際立たせ、黒パンツが全体をキリッと引き締めて大人のバランスに。モノトーンコーデでも動きのある、品良く気分の上がる仕上がりに。
VERY読者ママたちのロンTコーデをSNAP!
甘ロンTはデニムと合わせるだけで気分が上がる!
撮影/沼尾翔平
チュール素材のトップスにデニムを合わせた、甘さとヘルシーさのバランスが絶妙な着こなし。しっかり長さのある袖口のデザインとそれにマッチするネイルが、手元の所作まで美しく演出してくれそう。ブルーデニムでカジュアルながらも小物は黒で締めることで、可愛さにほんの少しの大人っぽさをプラス。(山上梨央さん)
シアー×デニムスカートで、しなやかなデイリースタイル
撮影/沼尾翔平
薄手のロンTにダークトーンのデニムスカートを合わせた、ミニマルだけど洒落感のあるスタイル。体に沿うトップスのラインが上半身をすっきり見せ、スリット入りのロングスカートがドラマティックさをほんのり添えます。足元はスニーカーで抜き、白ソックスを効かせることで一気に今っぽいバランスに。チェーンバッグで非日常なときめきを加えれば、動きやすさと上品さを両立した、都会的なデイリースタイルが完成します。(中谷春菜さん)
韓国アイドルの空港フォト的ミニマルコーデ
撮影/沼尾翔平
フィット感のある黒ロンTに淡色ワイドデニムを合わせた、ミニマルなのに存在感のあるスタイル。トップスのコンパクトさとデニムのルーズさのコントラストが、韓国セレブらしい抜け感をつくります。足元はボリュームのある黒スニーカーでモードにし、小さめバッグで重心を上げれば、ラフなのに洗練された雰囲気がぐっと高まります。引き算上手なモノトーンスタイルです。(山根千奈津さん)
どんなテイストもお任せ! ロンTはますますママのデイリースタンダードへ
1枚で着ても、レイヤードしても洒落て見えるロンTは慌ただしい日々を送るママの救世主。手に取りやすく、子どもとの外遊びにも、週末のお出かけにも自分らしさをキープしたままどこへでも行けるのが魅力! ぜひ自分らしい1枚を見つけて。
*掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合や商品の販売が終了している場合がございます。
文/楢本美菜子









