子どもの晴れ舞台にそっと寄り添いながら、自分らしさも大切にしたい。そんなママに、マメ クロゴウチの繊細なカーブと着心地のよさを両立したワンピースをご紹介。“和モード”らしい控えめでありつつ、上品な華やかさを醸しだします。
VERY的・和モードおしゃれ入門
調和の中でも自分らしさを
手放したくないとき控えめな
存在感が真価を発揮する
発表会や七五三など、母になって迎えるハレの日には特別感と同時に、主役を引き立てる控えめな華やかさに悩むことも。削ぎ落とした中にブランドらしい曲線美が印象的なワンピースはまさにそんな気持ちに応えてくれます。見た目のストイックさとは裏腹に締め付けが一切なく、さらりとしたカットソー地で気負わず着られる楽さも魅力。
ワンピース¥46,200(マメ クロゴウチ/マメ クロゴウチ オンラインストア)ネックレス¥33,000(クイップクエイント/フーブス)時計¥671,000(グランドセイコー/セイコーウオッチお客様相談室)バッグ¥78,100(メゾンヴァジック/ヴァジックジャパン)靴¥330,000(ジェイエムウエストン/ジェイエムウエストン 青山店)
Mame Kurogouchi
2010年、デザイナー黒河内真衣子が設立。日本各地の職人と密に協働し、刺繍・染め・織りなど伝統技術と最新技術を織り交ぜて仕立てられる服には、日本に根ざす自然観や美意識が息づく。
たとえば、むやみに自分を飾り立てない、慎みという美徳。完璧さよりも歪みや経年変化を味わいとして楽しむ、ゆとり。見せるためだけではなく、役立つことや心地よさと共存する実用の美意識。ときに色褪せて見える日本的な価値観こそ、いま「クワイエット・ラグジュアリー」と共鳴しながら、あらためて新しく映りはじめています。
おしゃれだけでは立ち行かない子育て。機能性も譲れないし、周囲との調和も求められる。VERY世代にとって一番心強いのはそんな「和」の精神に根ざしたモードなのかもしれません。知っていたはずの美しさを、もう一度見つめ直すとき。その先に、新しいおしゃれのかたちが見えてくるはずです。
撮影/TISCH〈MARE Inc. 〉 モデル/桐谷美玲 ヘア/GOUTSUGI〈PARKS〉 メイク/島田真理子〈UM〉 スタイリング/佐藤佳菜子 取材・文/増田奈津子 編集/石川穂乃実
*VERY2025年10月号「VERY的・和モードおしゃれ入門」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合や商品は販売終了している場合がございます。











