
お祝いの仕方もファッションも多様化する令和の七五三事情を徹底取材!七五三を終えた先輩ママたちの事前準備&当日プランから、和装派・洋装派のハレの日スタイルまで、まとめてお届けします。
力の抜き方と入れ方が絶妙!
名プロデューサーママの
七五三準備

シャープなJKもグレーなら華やかで新鮮!
端正なノーカラージャケットと揺れるプリーツが、きちんと感と華やぎを両立。黒よりも柔らかな印象。ユニーフは、VERYでお馴染みのブランドADOREのニューレーベルで、昨年ローンチ。
[ママ]ジャケット¥99,000スカート¥79,200(ともにユニーフ/ADORE 六本木ヒルズ店)ニット¥25,300(オスカリート/ビームス ハウス 丸の内)ピアス¥30,800(スクア)ネックレス¥39,600(マサナ)リング¥23,760(ノムグ)バッグ¥192,500(和光)シューズ¥130,900(セルジオ ロッシ/セルジオ ロッシ カスタマーサービス)[子ども]七歳祝着一式〈レンタル料〉¥88,000勝山飾り一式〈円居にてお支度をした場合のレンタル料〉¥5,500〈ともに きもの円居〉ちんころ¥1,650〈おはりばこ〉(すべてきもの円居)
アレンジ上手!
ママたちの七五三の
力の入れどころを聞きました
七五三のお祝いの仕方、力の入れどころも各家庭で多様な時代に。そこで希望どおりのお祝いを叶えた先輩ママにこだわりポイントを聞いてきました!
平日学校帰りの前撮り&
週末親族揃ってのご祈禱と食事会で、
遠方の義実家も参加できるよう2拠点開催!

原田夏希さん(モデル)
2024年11月 長女7歳、長男3歳の七五三(次女4歳)
ご祈禱や食事会をする本番当日は私も子どもたち3人もお着物を着たかったから、スタジオでの写真撮影は子どもだけで別日にすることで、てんやわんやになるリスクを回避。また、自宅に来てくれる着付け師さんをネットで探しました。センスが合う方にお願いするには早め早めのリサーチが大事。一方、ご祈禱は3カ月前に予約したのに希望時間は取れず少々反省。食事会は義母に予約と支払いをお願いし甘えました。ベビーカー持参はぐずり対策にも荷物置きにもなって大正解でした。





事前準備と当日の流れ
8月中旬
☑︎東京の義母に11月の予定を確認
☑︎東京の神社にご祈禱を予約
☑︎静岡の写真スタジオに前撮りを予約
☑︎「和・すたいりんぐ屋」に長女とママのヘア・メイク、着付けを予約
10月中旬
☑︎平日学校帰りに、自宅近くの写真スタジオで撮影
11月中旬
七五三当日
05:30 「和・すたいりんぐ屋」のChieさんが自宅に到着。まず、ママのヘア・メイク、着付けをスタート
07:30 長女のヘア・メイク、着付けその間にママが次女の着付け
10:00 神社に移動してご祈禱
12:00 「青山浅田」で祝膳着物姿で写真を撮ったあと、お食事のときは洋服にお着替え
半径300m以内で完了!
プロカメラマンにオーダーして、子どもの
コンディション優先でいい写真が撮影できました

北山えいみさん(ライター)
2024年12月 次男5歳の七五三(長男9歳)
かしこまりすぎない男の子のちょっとふざけた表情、家族の自然な楽しい空気感を写真に納めたくて、写真は仕事でも付き合いがあり一般からの依頼も受け付けているフォトグラファー中田陽子さんに依頼。仕事でのキッズモデル撮影の経験から子どもの集中力は短時間勝負であることがわかっているので(笑)、すべて自宅近所で完結を目指しました。ヘアサロンは、夫と連携して息子たちを時間差で連れてきてもらったのですが、これも近所だからできたこと。



事前準備と当日の流れ
〜10月
☑︎自宅から徒歩5分の神社に祈祷の予約
☑︎自宅から徒歩3分のヘアサロン予約
☑︎フォトグラファー中田陽子さん予約、打ち合わせ
12月某日
七五三当日
06:30 起床、朝ごはん準備
07:30 ママのメイクを自分で
08:00 ママ1人でヘアサロンへ。着付けとヘアセット
09:00 パパが次男をヘアサロンに連れてきて着付け開始
09:50 パパと長男、ヘアサロン集合
10:00 カメラマン中田陽子さんと神社境内待ち合わせ
10:30 ご祈禱
11:30 一旦帰宅し、普段着に着替えて兄弟ショットを撮ってもらう
12:30 近所の中華料理店でお祝いランチ
18:00 夕食はおうちで手巻き寿司パーティ
歯抜けの写真だけ撮影してあげたくて、
母娘だけで伊勢丹写真室で済ませました!

近藤千尋さん(モデル)
2024年10月 長女7歳の七五三(次女4歳、三女0歳)
三女が生まれたばかりだったので、先延ばしも検討したのですが、永久歯に生え変わる歯抜けのとびっきり愛おしい今しかないこの表情を残しておきたくて、伊勢丹新宿店へ。着物レンタルから撮影まで一括してお願いでき、流石の百貨店対応。大々的にはやらない分、お着物やヘア・メイクは本人の希望に任せました。レンタル料を見ないで選ぶからドキドキしながらそこは目を瞑り(笑)。自分の意思をしっかり伝える様子に7歳の成長も感じました。



事前準備と当日の流れ
9月中旬
☑︎伊勢丹新宿店「貸衣裳グランジュール」に長女と着物を見に行く
☑︎「伊勢丹写真室」「美容室ラ カリテ」で予約
10月の日曜日
七五三当日
10:00 長女、三女と伊勢丹新宿店に
10:30 長女のヘア・メイク、着付け
12:00 撮影
和装派ママたちは、
初々しくセンス良く見える
小物選びが人気でした!
最近は和装のルールに縛られず、よりモダンな雰囲気で七五三着物スタイルを楽しむママも増えています。特にバッグは容量UPで実用的にも◎!
フェンディ ピーカブーなら
デジカメもお財布も入って助かる!


島田有香さん
2024年12月 長男5歳、長女3歳の七五三
息子の小学校受験が終わり、ようやく迎えられた七五三。気がついたらもう11月、VERY webを参考に「きもの円居」を見つけ、素敵な着物や娘が日本髪を結えることに惹かれて即決。日本橋や茅場町の街並みでの撮影も叶い大正解でした。私のバッグはフェンディのピーカブーに。ワンハンドルで光沢のないスミクロのようなレザーが、選んだ着物に合うなと思って。デジカメもお財布も入るサイズ感も含めて、使い勝手が良かったです。
事前準備と当日の流れ
11月下旬
☑︎「きもの円居」で長男・長女・ママのレンタル着物、ヘア・メイク、着付け、撮影を予約
☑︎着物は予めWebでチェックして目星をつけてから試着に
☑︎日本橋日枝神社のご祈禱を予約
12月初旬
七五三当日
08:00 長女とママ、「円居」に到着。ヘア・メイク、着付け開始
09:00 長男とパパ、「円居」に到着。長男の着付け開始。3人が同時にお支度が終わるように順番と時間を調整
10:30 「円居」から近い日本橋日枝神社でご祈禱。日本橋の街並みでも撮影
12:30 「パティスリー イーズ」でお茶
14:00 「円居」で着物を脱いでから、「日本橋 今半」で食事
マーククロスのコロンとした
BOX型でモダンな雰囲気に♪

今秋、帯を新調したので着物で出席予定です。ヴァレクストラのイジィデも候補ですが、お着物に持っている方をよく見かけ定番感があるので、私はマーククロスのBOX型で、モダンクラシックな雰囲気を狙おうかなと思っています。(PR・小川ゆりさん)
ヴァレクストラの直線的な
デザインはお着物にマッチ

次の七五三でお着物を着るならヴァレクストラのイジィデを合わせたいと思っています。シンプルでエレガント、直線的な佇まいが、和装バッグでなくても着物の気品を損なわずマッチ。機能面でもマチがしっかりあり、必要なものがすべて収まる安心感も。(読者・中居真弓さん)
お着物の仰々しさを抑えてくれる
ザ・ロウ 90’s Bag

初めての七五三をこの秋予定しています。男の子なので私の着物姿が目立ちすぎないように、仰々しくなく着物を着られたらと思っているのでミニマルデザインで小さめなザ・ロウの90’s Bagを。今っぽさも出る気がします。(ライター・川原江里菜さん)
ミキモトのダイヤ付きパールなら
さりげないのに存在感も!

ミキモトのパールは、清楚で上品な佇まいが魅力。主役ではない日は控えめサイズを選び、さりげないダイヤの輝きで華やぎをほんのり添えます。パール一粒より、ダイヤがプラスされているだけで今っぽいお着物スタイルになるかなと思っています。(ライター・桃井真由さん)
着物の色に合わせて
エツコ ソノベの色石を

今秋予定の次女の七五三は最後ということで着物にする予定です。大きめの石やパールのリングを合わせるのは大人の着物コーデの楽しみ方だと思うので、それを少し真似て普段から大好きな天然石のジュエリーを。もし黄色系のお着物を着るなら、このエツコ ソノベのレモンクオーツのリングが合いそうです。(アソースメレ ディレクター・大谷繭子さん)
タサキのデインジャー ホーンなら
和装に程良いエッジをプラス!

家族の思い出に残る日につけて将来は娘に受け継ぎたいと思っているので、TASAKIのデインジャー ホーンのピアスをつける予定。普段着慣れない和装の時も自信をくれそう。和装に自然に馴染みつつ程良くエッジを効かせられるのもいい。(ライター・増田奈津子さん)
ティファニーTのダイヤリングなどを
重ねて手元にポイント!


菅原圭絵さん
2023年12月 長女3歳の七五三
3歳の七五三は、ご機嫌なうちに効率よくまとめたくて。ホテルのパックも候補でしたが着物で外出できない点がネックに。神社での写真撮影を絶対したかったから、娘の着物はレンタルし、近所の神社の着付け・ヘア・メイク・ご祈禱・撮影まで揃った外出OKのプランに。私自身は、お着物に耳元は一粒パール、手元はティファニーTのリングやハーフエタニティ、パールとダイヤのリングをつけて盛りました。バッグはマーククロスでモダンなスタイルに。
事前準備と当日の流れ
10月中旬
☑︎娘の着物をレンタル(ママは自前)
☑︎近所の神社で、母娘のヘアメイク、着付け、ご祈禱、撮影までがパックになったプランを申し込み
12月初旬
七五三当日
09:00 ママが先に神社に行き、ヘア・メイク、着付け
10:00 娘とパパが到着。娘のヘア・メイクと着付け
11:00 そのまま神社でご祈禱し、境内でプロフォトグラファーによる写真撮影
12:00 自家用車で「目黒雅叙園」に移動。お庭やロビーなどで娘をパパママカメラで撮影。カフェで休憩
13:00 「目黒雅叙園」内の中華料理店で食事
和装レンタルから
着付け、写真撮影まで!
オールインワンなお店が人気!
memories photostudio
(千駄ヶ谷)

「VERY界隈で多くのママが依頼。子どもの自然な表情を引き出してくれ、おしゃれな写真に。円居の着物レンタル、ヘア・メイクもセットで依頼可能」(スタイリスト・近藤和貴子さん)
東京都渋谷区千駄ヶ谷1-21-5 茶色いビル6階 LINE ID/t.hane
福井写真室
(鎌倉)

「古民家スタジオで雰囲気ある写真が撮れると鎌倉ママの間で人気。アンティーク着物がレンタルできる『ひじり』と連携しており、古民家とのバランスもバッチリ」(フローリスト・前田有紀さん)
神奈川県鎌倉市長谷1-1-6 ☎080-6597-8515
LAQUAN STUDIO
(吉祥寺)

「センスの良いママ友に教えてもらったスタジオ。パパ・ママの着物レンタル、着付け、ヘアセットもやってもらえるから、手間を考えて着物を躊躇しているママにおすすめ」(PR・緑川ゆりさん)
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-4-11 ☎0422-21-2111
SCREEN PHOTO PLAN by ‘OR’
(神戸)

「スタイリング、ヘア・メイク、撮影…分野ごとにセンス抜群のクリエーターさんが担当してくれるので他にはないモードで素敵な仕上がりに」(PR・佐藤果林さん)
兵庫県神戸市中央区明石町31-1 TESTA神戸旧居留地3F インスタグラム@misaki_tsujita
きもの円居
(日本橋)

「着物のバリエーションが豊富。事前に目星を付けたもの以外や、親子での色合わせについても相談にのってくれたのが嬉しかったです」(ライター・島田有香さん)
東京都中央区日本橋浜町2-5-1 東洋浜町ビル3F ☎03-5623-9033
スタジオコフレ
(南青山)

「他にはない色柄のアンティークモダンな着物が揃ってて、うちの娘は鮮やかな水色に。着物のまま外出もOKなので、撮影後は明治神宮にご祈禱に行きました」(読者・中居真弓さん)
東京都港区南青山5-3-10 FROM-1st 210号室 ☎050-1864-0793
洋装派ママの新潮流。
脱・黒紺のセットアップで、
華やかさを足したい!
七五三のママ服といえば黒や紺が定番ですが、今回はあえてグレーやブラウンなどそれ以外のカラーを提案。重くない色合いは写真映えと品格も両立します。
ANAYI

マニッシュなセットアップが七五三で新鮮!
高級感のあるウールオックス生地を使ったダブルブレストとパンツが生むクラシカルでマニッシュな雰囲気は、新鮮なきちんと感。フロントの金ボタンがさりげなく華やかさを演出しお祝いの席にもぴったり。
ジャケット¥74,800パンツ¥41,800〈ともにアナイ〉バッグ¥46,200〈フィールアンドテイスト〉(すべてアナイ)トップス¥15,000(プラステ)ピアス¥26,400(キリハ)シューズ¥35,200(ペリーコ サニー/アマン)
COMME CA ISM

動きやすさNo.1ならジレ&サロペット一択
ジレとサロペットの今っぽいセットアップ。ジャケパンより軽やかで、動きやすいのが魅力。お転婆な主役を追いかけたり、下に小さいきょうだいがいるママも安心。
ジレ、コンビネゾン各¥12,800(ともにコムサイズム/ファイブフォックス カスタマーサービス)シャツ¥61,600(トゥモローランド ビー/トゥモローランド 渋谷本店)ピアス¥55,000(リューク)バッグ¥43,500(トゥティエ)シューズ¥59,400(ペリーコ/アマン)
LOUSTIC

マーメードスカートの柔らかな揺れ感が上品
首元のフリル、切り替えが華やかなペプラムトップスと、揺れるスカートで、動くたびに絵になる一着は神社境内やレストランのお庭などでの撮影で映えそう。ライトグレーでやさしい印象を与え、堅苦しすぎない七五三にぴったり。
トップス¥35,200スカート¥31,900(ともにルスティック/ルスティック ショールーム)ピアス¥36,300(エトワライト)バッグ¥209,000(J&M デヴィッドソン/J&M デヴィッドソン カスタマーサービス)シューズ¥28,600(ツル バイ マリコ オイカワ)
NIJYUSANKU

深みブルーで叶える大人の華やぎ
七五三でカラーを取り入れるなら落ち着いた色合いが正解。ピーコックブルーは落ち着きと華やかさを兼ね備え、子どもの着物との色合わせも美しくまとまる。今っぽさも抜群。
ブラウス¥23,980スカート¥24,970[ともに10月末発売予定](ともに23区/オンワード樫山 お客様相談室)ピアス¥36,300(エトワライト)バッグ¥253,000(ボナベンチュラ)シューズ¥73,700(ネブローニ)
MIESROHE

温もりブラウンとボウタイの気品
ブラウンのピンストライプは温かみがあり、秋冬の七五三にしっくり馴染む。ボウタイブラウスが華やぎを添え、フォーマル感もアップ。
ジャケット¥36,300パンツ¥27,500(ともにミースロエ/MIESROHE ルミネ新宿1店)シャツ¥49,500(メゾンヴァジック/ヴァジックジャパン)ピアス¥36,360(ノムグ)バッグ¥59,400(ペリーコ/アマン)シューズ¥28,600(ヨシト/ニューロンドン)
LE PHIL

甘め派はケープ風と白の清らかさで魅せるコーデで
ケープ風デザインが特別感を添えるセットアップは、七五三の“清らかさ”とリンク。ママは黒子に徹する日でもオフホワイトならフォーマル感と華やぎを両立。
ブラウス、パンツ各¥29,700(ともにル フィル/ル フィル ニュウマン 新宿店)手に持ったジャケット¥38,500(スタニングルアー/スタニングルアー 新宿店)ピアス¥35,200(プラウ)ネックレス¥16,800(アルス/ジェンマ アルス)バッグ¥95,000(ポレーヌ/ポレーヌ カスタマーサービス)シューズ¥47,300(プリティ・バレリーナ/エフイーエヌ)
撮影/越野夕也 モデル/神山まりあ、ピーコック ルーニ ヘア・メイク/塩澤延之〈mod’s hair〉(神山さん分) 着付け・ヘア・メイク/橋本奈緒美〈きもの円居〉(子ども分) スタイリング/山本有紀(神山さん分)、秋月洋子(子ども分) 取材・文/嶺村真由子 編集/城田繭子
*VERY2025年10月号「名プロデューサーママの七五三準備」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合や商品は販売終了している場合がございます。











