大人可愛い印象を叶えてくれるペプラムトップスは、30代40代ママの強い味方。ふんわりシルエットで体型カバーしつつ、きちんと感も出せるので、お出かけや通勤から学校行事まで活躍します。今回は、そんなペプラムトップスの魅力や選び方、上手な着こなし例をたっぷり集めました。
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そもそも「ペプラムトップス」って?
ペプラムってどんな形?

「ペプラム」とは、ウエスト部分に切り替えやギャザーが入り、裾が広がったデザインのこと。そのシルエットからウエストを引き締めて見せる効果があり、ふわっと広がる裾が華やかさを演出してくれます。ペプラムトップスは「甘めトップス」の代表として人気。一口にペプラムトップスといっても、Tシャツやスウェットをベースにしたカジュアルなものから、ブラウス仕立てのきちんと感のあるもの、ベストやビスチェまで種類はさまざまです。
ペプラムトップスのメリットって?

ペプラムトップスの最大の魅力は、体型カバーとスタイルアップ効果。ウエスト位置を高く見せるデザインが多く、気になる腰回りのラインをふんわり隠しながら、脚長効果も期待できます。さらに、フリルやギャザーでアクセントを作ることができるのでシンプルなボトムスと合わせるだけで、お出かけ仕様の華やかさがプラスされるのもうれしいポイント。シンプルなデニムやテーパードパンツに合わせるだけでもサマになる便利なアイテムでもあります。さらに、マタニティ期のお腹カバーにも活躍します。
ペプラムトップスのデメリットはある?
一方で、ペプラムトップスはデザインによっては甘すぎたり、切り替えのフレアの位置によっては腰回りが膨張して見えることもあります。特に裾のフレアが大きいタイプは、ボリュームが出すぎて着太りして見えることも。また、切り替えの位置が低すぎると脚が短く見えるので、バランスが難しい場合もあります。選ぶときはウエスト位置高めを選んだり、ボトムスはすっきりしたシルエットのものを合わせたりしてみて。
大人のペプラムトップスの選び方
大人におすすめの素材は…?

ペプラムトップスをきれいに着こなすなら、まずは素材選びから。おすすめは、ハリのあるコットンブラウスや、体にほどよく沿うニット素材などの「シルエットがきれいに出る素材」。ハリのある生地はペプラムの広がりを美しく見せてくれ、ニットは柔らかな印象を演出できます。とろみ素材や薄すぎる生地だとシルエットが崩れやすいので要注意。
広がり具合いも上品なものを

ペプラムトップスは、広がりすぎると子どもっぽく見えたり、腰回りが逆に膨張して見えることも。まずはフレア控えめで上品に揺れるタイプがおすすめ。切り替え位置はウエストより少し上辺りを選ぶと、脚長効果も狙えます。立体感のあるフィット&フレアのニットやポンチ素材だとフレアシルエットがきれいに出ます。
袖コンシャスなデザインでさらに華のある1枚を選んでも

「シンプルすぎるのはちょっと物足りない…」という人には、袖にポイントがあるペプラムトップスがおすすめ。ふんわりとしたパフスリーブや、フレアになったベルスリーブなど、袖コンシャスなデザインはさらに華やかさをプラスしてくれます。色はベーシックでも、デザインや生地で変化をつけると派手になりすぎず盛れて◎。白や黒、ネイビーなどのスタンダードな色なら、コーデ全体のバランスを崩さずに、どんなボトムスにも合わせやすいです。
セットアップならコーデいらずでラクかつきちんと感も

「コーディネートを考えるのが苦手…」という方には、ペプラムトップスと同素材のボトムスを合わせたセットアップがおすすめ。セットアップなら着るだけでバランスが整い、スーツのようなきちんと感も出すことができます。このタイプはビスチェのペプラムトップスバージョンが豊富。単品でも使えるので着回し力も抜群。学校行事やオフィスなど、きれいめに見せたいシーンにもぴったりです。
ペプラムトップスに合わせるボトムスの選び方って?
パンツ合わせは、シンプルで太すぎないものを

甘くふんわり決まるペプラムトップスに合わせるボトムスはシンプルかつ太すぎないデザインのほうが全身のバランスが取りやすくなります。きれいめなテーパードパンツを合わせれば上品な雰囲気に、デニムと合わせれば甘さをほどよく中和したカジュアルな印象に。トップスの存在感があるので、小物や靴はベーシックカラーでまとめると、落ち着いた大人のスタイリングが完成します。
スカートに合わせるならタイトシルエットがおすすめ!

ペプラムトップスは裾がふんわり広がるボリューミーなデザインが多いので、スカートを合わせるならタイトなシルエットのものを合わせるのがスタイル良く見せるコツ。すっきりとしたタイトスカートやマーメイドスカートなら、甘さと大人っぽさのちょうどいいミックスが叶います。カラーはモノトーンやニュアンスカラーを選ぶと、華やかさを保ちながらも上品な印象に仕上がるので、チャレンジしやすいはず。
季節別
30代40代のペプラムトップス×パンツコーデ集
【秋冬編】
ペプラムベストは甘ブラウスレイヤードとも好相性!

ペプラムベストに、ちびリボン付きのパフスリーブの白ブラウスをレイヤードした着こなし。スカラップ衿やリボン、パールボタンがときめく甘さを引き立てつつ、ボトムスは黒パンツで引き締め。バッグもシックなトーンでまとめることで、甘すぎない上品フェミニンな印象に仕上がっています。
ポンチ素材ペプラムでスウェット感覚でも甘めに

シワにならず、きれいなシルエットで着られるポンチ素材のペプラムプルオーバーは、ラフな着心地ながらきれい見えが叶う、忙しいママの味方。ペプラムで立体感がありつつも、生地自体はつるんとしているので、ボリューミーなもけもけパンツをボトムスに持ってきてもバランス良く着られます。
シンプルなペプラムジレは合わせ方次第でセレモニーにもデイリーにも

秋冬の園・学校行事や七五三でも使えそうな、ブラックのペプラムジレをメインに組み立てたコーデ。装飾のないシンプルなブラックなので、手持ちの黒スラックスと合わせるだけで、小物使い次第でセレモニーシーンにも役立ちます。その場合は、バッグやパンプスは黒で控えめにしつつ、袖口のレースやブローチでさりげない華やかさを添えてみて。
【春夏編】
黒ペプラムなら、白パンツもシャープに決まってチャレンジしやすい!

黒ペプラムトップスに、白のテーパードパンツを合わせた上品コーデ。膨張して見える…?と気になりがちな明るいカラーのパンツも、腰回りをカバーしてくれるペプラムと合わせれば取り入れやすくなります。トップスの甘さをシンプルパンツで中和するから、大人のデイリーコーデにぴったり。小ぶりな白バッグと黒サンダルで小物もモノトーンで統一し、頑張りすぎない涼やかなお出かけスタイルに仕上げています。
三段フリルで、モノトーンのTシャツコーデも甘めにテンションアップ

三段フリルのペプラムTシャツで、モノトーンながらも映える華やかさ。甘さのあるトップスなので、細身の黒パンツを合わせることで全体がすっきりまとまります。大きめのネックレスで盛りをプラス。ご近所カジュアルにもお出かけにも対応できるきれいめカジュアルコーデです。
夏らしいノースリボーダー+パンツも、ペプラム効果でカジュアルすぎない

夏らしくマリンな雰囲気が漂うボーダートップスも、ペプラムデザインなら子どもっぽくならず甘カジュアルに。タイプライター素材のフレアやパールボタンの効果で、デイリー使いのパンツに合わせるだけでも上品な印象に決まります。顔まわりは揺れるパールの大きめピアスで、ボタンのパールとリンクさせて。
季節別
30代40代のペプラムセットアップコーデ
【秋冬編】
バルーンスリーブとペプラムで、上品シンプルな中にも甘さを

サテン衿と比翼仕立てが凜としたスタイルを演出しつつ、胸元やカフスのさりげないパールと控えめなペプラムシルエットがほんのり甘さを添えてくれるセットアップ。甘すぎないので、ハンサム派のママにもおすすめです。
ネックレスいらずの白レース衿が際立つネイビーのペプラムセットアップ

白レースの衿がアクセントになったネイビーのペプラムセットアップは、甘さときちんと感を両立できるVERY世代のための一着。長袖ブラウスのふんわりシルエットがフェミニンさを引き立てつつも、同素材のセンタープレス入りパンツで全体をすっきりまとめます。全体がネイビーなので、カラー小物と合わせても学校行事や通勤にもぴったりな品の良いコーデに。
【春夏編】
UVカットパーカ&パンツの実用アイテムもぺプラムシルエットでおしゃれに進化!

刺すような陽射しが続く酷暑シーズン、子どもと一緒にプールや公園など炎天下スポットに行くときに日焼け止めだけだと心許ない…という人も多いはず。そんなときは、UVカット機能付きの長袖セットアップの出番です。ペプラムパーカと細見えが叶うきれいな形のスキニーパンツならおしゃれに着られます。甘めのフラットサンダルとブルーのバッグで、シンプルセットアップにアクセントを。
変型シルエットでちょいモードなペプラムスタイル

ふんわり広がり、気になる腰回りやヒップをカバーしつつも、変型シルエットでこなれ感を与えてくれるペプラムカーデと、ゆったりシルエットのパンツのセットアップ。パンツは柔らかなカーブシルエット&ウエストゴムで穿きやすさ抜群です。セットアップなので、忙しくて組み合わせを考えられない朝にも手が伸びるはず。カジュアルな着心地ながら洗練された印象もあるので、ヒールパンプスともなじんできれいめに着られます。
エクリュカラーのスカートセットアップも、ペプラムならちょいモードに
撮影/倉本侑磨(Pygmy Company)
入園式や入学式に相応しい華やかなホワイト系スカートスタイルも、ペプラムの切り替えが甘さを出しつつモード感を演出するセットアップ。真っ白ではないエクリュカラーかつ柔らかな素材なので、式後は別々に普段使いできるのもうれしいところ。バッグやパンプスも淡めトーンでまとめて、とことん優しげに。
みんなはペプラムどう着てる?VERY読者のリアルSNAP!
キュートなドット柄&ペプラムトップスも、黒ならシャープに

立体感のあるペプラムトップスが目を引くブラックコーデ。ドット柄や大きめビジューサンダルなどキュートなモチーフも、ブラックベースで組み立てることで引き締まった印象に。トップスとボトムスの色を合わせ、縦のラインを作ることで着やせ効果も期待できます。(古河ちあきさん)
ボリューミーなチュールペプラムにときめく、モノトーンコーデ

チュールをあしらったボリューミーなペプラムベストで、フェミニンさとモードさを絶妙にミックスした映えコーデ。ブラックのリブニットとティアードスカートを選び、全体のトーンを抑えることで大人も着られる甘さに調整しています。(宮澤美那さん)
ペプラムにサテンスカートでモードなオールブラック

シンプルながらもドラマティックなシルエットを演出できるペプラムを生かしたオールブラックコーデ。形のきれいなTOTEMEのサテンスカートとノースリーブトップスでモードにまとめつつも、足元はウエッジソールのサンダルで決めすぎないのが好バランス。モノトーンコーデにレザーバッグを合わせれば、背筋の伸びたお出かけコーデに。(下村知絵さん)
ペプラムトップスはラクなのに盛れる最強服!
ペプラムトップスは甘さと上品さを兼ね備え、デイリーからセレモニーまで幅広く応用できるので、VERY世代にぴったりの優秀アイテム。パンツにもスカートにも合わせやすく、Tシャツやスウェット感覚で着られるアイテムも多いので、ラクに盛れるのもうれしいポイントです。クローゼットに取り入れて、自分らしく着心地のよいコーディネートを楽しんで。
文/楢本美菜子
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