身につけるたび、大切な人の言葉や思い出がよみがえり、自分を奮い立たせてくれるのが“特別なジュエリー”。今回は、ある人の言葉に清水買いの背中を押されたという、VERYライター・増田奈津子さんのスタメンジュエリーを拝見します。
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身につけるたび思い返す光景がある
私のスタメンジュエリー
ビハインドストーリー
❝母や先輩が残した言葉が清水買いの
背中を押した決意のチョーカー❞
VERYライター 娘7歳、3歳
増田奈津子さん
自分にとってまさに人生の買物といえるのがこの2つのジュエリー。
数年前若くして亡くなった仕事の恩師。生前「人は安心だけじゃ成長できないから、迷ったら『怖い』と思うほうを選択しないとだめだよ」と助言をくれたことがあり、以来それが大きな決断をするうえでの指針に。恩師は買物のことを言ったわけではないかもしれませんが(笑)、仕事でひとつの節目を迎え、ジュスト アン クルのバングルを買いに行ったカルティエで縁あってこのチョーカーに出会ったときに背中を押してくれたのもその言葉でした。
タサキは最愛の母が亡くなる前の年に一緒に買物に行った思い出深いジュエラー。遠慮して安いほうを選ぶ私に、「何度も買い直すものではないから妥協せずに欲しいものを選びなさい」とMHTコラボレーションのネックレスを勧めてくれました。その後長女の小学校入学でパールを探していて出会ったデインジャー ホーンのピアス。直感で惹かれたダイヤ付きのスペックは高くて悩みましたが、母の言葉を思い出して購入を決意。どちらもまさに清水買いでしたが、つけるたびに大事な人たちの顔が浮かび、自分を鼓舞してくれます。
撮影/西原秀岳〈TENT〉 取材・文/塚田有紀子〈PON〉 編集/引田沙羅
*VERY2025年8月号「私のスタメンジュエリービハインドストーリー」より。
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