2025年がスタート。やりたいこともやらなければいけないこともたくさん、そして2024年にやり残したことも山積みだけど、寒さに負けずににこやかにスタートダッシュを切りたいものです。1月は最低気温が0度近くになるような日々が続くから防寒は必須。なにかとダウンに頼りがちになる時季だからこそ、トレンドの形を取り入れたり、アウターの下のコーデを今どきにアップデートしたりして真冬のおしゃれを楽しみましょう!
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1月の気候の特徴とおすすめの服装、アイテム選びのポイントは?
まずは1年前にあたる2024年の1月の東京の気温をチェック。月初と月末でそこまで大きな気温の変化はなく、月を通じて平均気温が5~10度前後の日が多かった1カ月でした。
※出典:気象庁ホームページ(https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/daily_s1.php?prec_no=44&block_no=47662&year=2024&month=01&day=&view=g_tem)
「東京(東京都) 2024年1月(日ごとの値)気温」より
1月上旬
最高気温は15度を超える日もありますが、最低気温は1~6度台と冷え込む日が多め。風が吹くと寒さが身にしみる気温ゆえ、真冬仕様のダウンやニットで防寒が必須です。帰省や親戚へのご挨拶でアウターの下のコーデに気を遣う日もあるはず。シャツとニットを重ねるなど防寒とおしゃれを両立した、コートの下のレイヤードを楽しんで。
1月中旬
都内でも0度近くまで冷え込む時間帯がある1月中旬は、ロングダウンに包まれて完全防備で過ごしたいほど。楽しかった冬休みが終わり日常がはじまる1月中旬は、オシャレ心が弛みがち。そんな毎日でもなんとなくキマる最新防寒テクを駆使してコーデにメリハリをつけたいところ。
1月下旬
中旬に続き、寒さが厳しい日々の1月下旬。頼れるアウターとはいえ、ダウン一辺倒だとそろそろ気分もマンネリ気味に…。そんなときはコートの中で自分らしいおしゃれをアップデートしましょう。流行中のバレエコアやきれい色ニットなど気分が華やぐインナーを着込んで、待ちわびる春を先取りして新鮮さをプラスしてみて。
2025年1月に買い足したい今季のアイテム
ダウンはショート丈やスリット入りなど変形ものが楽しい
カジュアル派さんのみならず、きれいめにもコンサバにも着られるダウンが豊作な2024~2025年の冬。1月からの2枚目ダウンとして選ぶなら、サイドスリットが入ったエレガントなシルエットのものを選ぶのがおすすめ。マットな質感も相まってきれいめに決まるので、ロングのサテンスカートと合わせても浮きません。
ポンチョコートは下に着るニットを選ばない万能アイテムとしても重宝
超ワイドパンツにポンチョコートを合わせたビッグシルエットコーデは、ゆるっとしたシルエットがトレンド感高め。ポンチョコートは腕回りの生地がたっぷりとられているので、厚手のニットの上からでもラクラク着られる冬の味方です。足元の白パンプスと首元のシアータートルをちら見せすることで、ダークカラーのコーデに抜け感をプラスしてみて。
結局一番使えるのは黒タートル!
寒すぎて首元もしっかり防寒不可避な日が続く1月は、気づけば毎日黒タートルを着ている!なんて方が多いはず。冬の基本装備と言ってももいい黒タートルののっぺり回避には、ジレやベストが活躍します。ボタンがアクセントになったジレにロングスカートのオールブラックコーデは、生地感の違いを出すのが洒落見えのコツ。
ボリュームダウンと好相性。パンツは細身に回帰
ワイドパンツ旋風が吹き荒れた2024年ですが、2025年冬はスキニーパンツに回帰の予感。ボリュームのあるダウンとも好相性で、いまどきなバランスが手に入ります。こちらのコーデも、ボリュームブルゾンに、スキニーパンツとロングブーツで下半身はタイトなシルエットをつくってメリハリを利かせています。
防寒もおしゃれも。ニットで遊ぶ1月上旬コーデ
最高気温15度、最低気温1〜6度。1月上旬のおすすめアイテムは?
▶新年の幕開けにふさわしい、華やぎニットでスタート!
▶グレーニットを主役に、ワントーンコーデを楽しみたい
▶冬こそ、下に着込めるワイドデニムが使える
ハッピー気分なニットで新年をスタート
思わず笑みがこぼれるようなキッチュなニットで新年のスタートダッシュを!新年の特別感にふさわしい、顔周りが華やぐビッグフリルブラウスに、遊び心のあるニットでお休み気分を満喫しては。ボトムスは飾り気のないパンツとレッドパンプスでレディカジュアルに仕上げます。
ワイドデニムなら下に着込める!冬こそチャレンジ
冬にデニムは寒い…と思う人も多いけれど、ワイドデニムならデニムの下に防寒タイツを穿いてもシルエットに響かず実は暖かく過ごせるんです。つま先が開いたミュールも靴下を合わせて冬仕様に。ブルーデニムはダークカラーのブラウスとロングコートの色合いに鮮やかな彩りをプラスしてくれます。
グレー〜黒グラデのコーデはボウタイで可愛いく♡
この冬もビッグトレンドが続くワントーンコーデは、流行カラーのグレーがチャレンジしやすくておすすめ。ニットの中にはビッグボウタイブラウスをレイヤードして甘めな気分に。ボトムスはスカートではなくワイドパンツで甘さを引き算して。
ダウンでしっかり防寒!寒さを味方につけたおしゃれを楽しむ1月中旬コーデ
最低気温0度の極寒日も!1月中旬のおすすめアイテムは?
▶屋外活動の多い日は、機能性ダウンでしっかりガード
▶買い足すなら、明るめカラ―のアウターがおすすめ
▶冬こそ挑戦どき!旬のミニボトムスはロングブーツで抵抗感を払拭
全方位防寒が叶うダウン軸コーデ
ニューバランス発のアパレルブランドMET24のダウンを軸にした防寒コーデ。スポーツブランドならではの機能性を備え、このダウンも撥水、耐摩擦と高スペックだから0度近い寒さも悪天候もなんのその。コートの下はシャツとトレンドのハーフジップスウェットをしっかり着込んでいますが、ダウンがゆったりしたシルエットなので腕回りもキツくならず快適です。スウェット、ダウン、ゆるパンツとカジュアルなアイテムが多いので、端正な白シャツの裾を出すことでバランスをとって。
ダークカラーになりがちな冬に、まっさらに輝くホワイトダウン
ついついダークカラーを選びがちなアウターも、1月に選ぶ2枚目アウターならぜひ白などの明るめカラーにチャレンジしてみて。冬の澄んだ空気にマッチして、新鮮な気分に。カジュアルなロングダウンに合うボーダートップスに、ダークカラーのハーフパンツでヘルシーにまとめたら、シアーソックスと合わせた脚を出してボリュームアウターとのコントラストを楽しむのもアリ。
VERY世代のミニ丈ボトムスはニーハイブーツで攻略
ブーツやタイツで脚出しの分量を調節できる冬は、実はミニ丈ボトムスにもトライしやすい季節。VERY世代はニーハイブーツ合わせなら照れずに着こなせるはず。上半身にボリュームをもってくることで目線を上げてバランスをとるのもコツ。日差しがある昼間だったら首まで暖かいボアベストで外出できる日も。スカートとブーツ、バッグを黒で揃えているぶん、インナーは白カットソーで爽やかさを意識して。
防寒&春への更新感もゲットしたい1月下旬コーデ
コートの下のコーデを刷新!1月下旬のおすすめアイテムは?え
▶コートの下は、本命トレンドのバレエコアのエッセンスで気分転換
▶今買えば春まで使える、キレイ色のもけもけカーデで、防寒と洒落感をゲット
▶サロペットならお疲れデーも一発でコーデが決まる!
韓国発の一大トレンド、バレエコアは大人にも!
チュールやリボンなど、バレエ要素を感じさせるアイテムを日々のコーデに落とし込んだセンシュアルでガーリーなトレンド、バレエコア。VERY世代ならチュールスカートを主役に、ちょいロックなプリントロンTを合わせたプレイフルなコーデで取り入れるのがちょうどいいかも。シルエットがタイトなスカートを合わせることで、大げさになりすぎず大人にマッチする甘さに仕上がります。ロングブーツで足元もしっかり防寒を。
コートを脱いだらキレイ色!質感と色で遊んで
決まりきったコートを重ねるだけになりがちな冬の後半。コーデにマンネリを感じていても、今からコートを買い足すのは難しい…というときにおすすめなのがきれい色カーデです。毛足の長いもけもけ素材の白ジャケットは、冬はコートの中に着込んでコーデに鮮度をもたらし、春先はアウターとして活躍してくれるから、今こそ買い!このコーデのようにシャツとレイヤードして上品顔に仕上げても◎。上半身が白なので、下半身はダークトーンで落ち着きを。
1月後半のお疲れデーに頼れるサロペット
年始気分も抜けたかと思えば、もう1月が終わり!? な頃のお疲れデーに頼りたいのが、考え要らずで洒落感をゲットできるサロペット。冬のスタメンアイテムである黒タートルニットに合わせるだけで、疲れを感じさせない100点コーデの完成です。こっくりとしたブラウンを選ぶことでコーデに重みが加わるから、サロペットのカジュアルさを上品に格上げする効果も。
新年イベント盛りだくさん。1月のシーン別コーデ
実家に帰省なら、らくちんさ重視!暖かゆるコーデ
締めつけゼロで移動中もストレスフリー!
ゆるパンツとゆるニットに厚手のロングコートでゆるシルエットづくしのラクさ重視コーデ。移動が多く、防寒を重視したい寒い地方に帰るなら、手袋やニット帽などの小物も取り入れて先端まで暖かく。もこもこと動きが鈍くなりがちなコーデなので、貴重品とスマホはショルダーバッグに入れてさっと取り出せると快適です。バッグにコート、ニット帽とキャメル色で縦のラインをつくってまとまりを。
可愛い&暖かなボアコートでリラックス
長時間移動を伴うなら、締めつけのない暖かアウターが必須。ボアアウターなら可愛さも手に入れながらゆったりしたリラックス感を得られて、移動のお供にぴったりです。黒タートルにデニムのワンツーコーデも、ボアの生地感に助けられて華やかに。適度に気を抜きつつ、おしゃれ見えするちょうどよさです。
新年のご挨拶などのきちんとシーン対応服
たっぷり生地の白トップスで新年にふさわしい上品な表情を
年始の義実家訪問などきちんとシーンがあるならば、真っ白トップスの端正さに頼るのも手。滞在先でアイロンが使えないなどでシャツのシワが心配な場合は、ジャージーのように気の利いた素材の白トップスをチョイス。大人の洒落感と新年にふさわしい清潔感が手に入ります。ボトムスはトップスに負けないスリットの入ったパンツでハンサムに。
襟付きニットでノーブルな雰囲気を纏う新年も素敵
襟付きのニットに、グレーのフレアスカートの上品甘顔コーデ。新年のご挨拶シーンにつきものの正座姿勢も、フレアスカートなら対応可能。やりすぎていないきちんと感を出せる襟付きのニットポロは、タイトめなシルエットでも動きやすく、急なお手伝いでも対応できちゃう気の利いたアイテムです。
寒くても母業は続く…!冬のアウトドアコーデ
ニットやフリースを重ねて!初蹴りに行く日の防寒オシャレ
子どもやパパのサッカーチームの年始の恒例行事である初蹴りで極寒のグラウンドに晒される日は、スポーティアイテムの機能性防寒に頼りたい。HUNTERのブーツはボリューミィな厚底で地面から伝わる冷気をもブロック。靴下とレギンスで下半身の防寒もしっかりと。ボアフリースは寒空に映える水色ですっきりと動きやすく。
上品なスウェットコーデは、色味がコツ
トレンドのスポーティアイテムの代名詞とも言えるスウェットは、ともすると部屋着に見えてしまう可能性もあるから、きれいめに着るのがマスト条件。こっくりブラウンかつ、ちょっとゆるめのサイズを選ぶとモードな雰囲気に。ブラウンと好相性なサックスのシアータートルを挟むことで、ひと手間かけている感をコーデにプラスできます。
気合いを注入したい初出社日のコーデ
厚手生地のセットアップスーツで端正に仕事始めを
仕事始めの日は、やる気スイッチをオンにするハンサムなスーツの力を借りて。ノーカラージャケットのセットアップは冬のスーツにぴったりです。インナーはデコルテがきれいに見えるキャメル色の薄手カットソーで。シャツではなく、あえてセンシュアルなカットソーを合わせることで、かっちりしすぎない抜け感をプラスして柔らかな印象を与えましょう。
黒シアータートル×ビスチェでハンサムに気合いを入れて
黒タートルを味変したいならビスチェの出番。構築的なカッティングで黒タートルの「普段着感」にエッジを効かせてくれます。同色のタック入りワイドパンツで、上半身と下半身をシームレスにつなぎ、すらっとした縦のラインも演出。母業にも仕事にも使えるきれいめコーデです。
おしゃれと防寒を両立して、2025年をロケットスタート!
0度近い日が続くとはいえ、初詣や凧揚げなどの新年ならではの屋外イベントが不可避な1月。寒さに負けないおしゃれコーデを味方につけて、風邪知らずで健康に走り抜けたい1カ月です。高機能ダウンやロングコートなど防寒アイテムにも思いっきり頼りつつ、コートを脱いだときのコーデはアップデートして、2025年も気分よくスタートしましょう!
文/楢本美菜子
*掲載中の情報は、過去誌面や過去記事を再編集したものです。商品は販売を終了している場合があります。