いよいよ涼しくなり過ごしやすくなる10月。シャツやロンT1枚をさらりと着るのも良し、シャツやカーディガンをレイヤードするのも良しと、おしゃれが楽しい季節です。今回はそんな10月におすすめの秋コーデを上旬・中旬・下旬で分け、トレンドアイテムとともにご紹介します。
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本格的な秋が到来!10月の気温は?
*出典:気象庁ホームページ「東京(東京都) 2023年10月(日ごとの値)気温」(https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/daily_s1.php?prec_no=44&block_no=47662&year=2023&month=10&day=&view=g_tem)より
10月上旬
近年の長引く残暑で、10月といえど最高気温が25度以上の「夏日」もあるのが10月上旬。厚手のニットはまだ気が早いものの、長袖シャツやスウェットなどの秋物トップス1枚で快適に過ごせる日もある気候です。
10月中旬
気温の変化が激しく前日との気温差が10度近くある!なんて日も。日中もおおむね涼しく、夕方以降は肌寒いほど。暑すぎたり寒すぎたりしないよう、カーディガンなど着脱できる調節アイテムを持っておくと◎。
10月下旬
最高気温が25度を下回り、いよいよ涼やかな日が続きます。最低気温は10度台前半まで下がるので、薄手のニットなどへの衣替えも検討して。
2024年秋に着たい&穿きたい最旬アイテム
カーディガンは“もけもけ素材”が今っぽい
秋冬のスタメンアイテムともいえるカーディガンは、もけもけ素材で盛っていくと今年らしさ満載。ラメ入りのシルバーカーデは一見派手そうでチャレンジしづらいと思いがちだけど、グレーカーデ感覚で着られていつものワードローブに意外と合わせやすいアイテムです。
シャツはビッグシルエットがトレンド
シャツをアウター感覚で着たい今年の秋は、ボタンをぜんぶ開けてばさっと羽織るレイヤードがおすすめ。インナーは同系色のブルーでまとめてさわやかムードに。あえて肩を落として着るシャツのルーズさに、ショートパンツで脚見せしてヘルシーな色気を重ねた大人コーデです。
ゆるデニムは日常着として優秀!
デニムはらくちんなゆるデニムが結局好き。脚のラインを拾わないゆるっと穿けるデニムが今年は豊作です。どんなトップスにも合うので、クローゼットに欠かせない頼れるアイテムになるはず。このコーデのように、甘ブラウスと合わせても甘々になりすぎず旬なバランスに着地します。
スウェットはきれいめにも振れるんです
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
昨年から引き続き、スウェットトレンドは健在。きれいめデザインが増えていて、カジュアルやスポーティが苦手な人も取り入れやすくなっています。ダボッとしすぎず、生地が肉厚なものを選ぶのが部屋着見えを防ぐコツ。オールホワイトのコーデは、黒縁メガネでハズし要素を作り、肩がけの緑カーデをアクセントにして仕上げて。
【10月上旬】は1枚で完結するトップスをさらりと
ロゴTにはきれいめパンツを合わせて
暑さが残る10月上旬の毎日は、ラフなTシャツに頼りたい。ロゴTならのっぺり感なくアクセントのある味付けにできます。黒のタック入りパンツできれいめに合わせればワンマイル感を回避できます。
ベロア素材でゆるっとパンツも華やかに
黒の五分袖トップスに、光沢感控えめなグレーのベロアパンツを合わせたひとクセゆるコーデ。黒縁メガネとカジュアルなビッグトートバッグを差し込みつつ、パキッとしたグリーンのスマホショルダーで引き締めを。
シャツの新定番は白から青へスイッチ!
秋のスタメンアイテムといえばシャツ。コットンのシャツをさらりと肌にまとうことで出る色気は最高のアクセサリーです。青シャツは白シャツよりもオフィススーツ感も出ず、ハンサムな印象に仕上がります。袖はラフにまいて手首を出し、すっきり見えを狙うのを忘れずに。ボトムスのパラシュートパンツのタフさをポインテッドトゥのシューズで中和してみて。
【10月中旬】はレイヤード上手が勝ち!
ジャケットスタイルのインナーはロゴTが好バランス
朝夕は肌寒い風が吹く10月中旬のトップスは「半袖+羽織り」がちょうどいいバランス。朝忙しい日も、セットアップに頼ればコーデが即完成する便利さも。グレーのジャケットできっちり感を、レッドロゴで遊び心をプラス。足元はローファーとソックスでかっちりクールな印象に。
Tシャツ+シャツ+スウェット肩掛けのレイヤードで上半身映え
Tシャツにシャツをアウターとして羽織り、その上にグリーンのスウェットトップスをレイヤードして上半身を盛ったコーデ。寒暖差のある日々にも対応力◎。上半身がボリューミーなぶん、ボトムスはコンパクトにレギンスで。気になるヒップラインは丈長めのシャツで目隠し効果も。
きれい色カーデでテンションUPのお出かけコーデ
端境期の調整アウターであるカーディガンを、羽織りではなくトップスとして活用するアイデア。元気の出るきれい色を選び、ダークカラーを纏う人が多い秋冬にさわやかな風を吹き込んで。歩くたびバサッと動くダイナミックなボリュームスカートを合わせれば、テンションUP間違いなしなコーデが完成します。
【10月下旬】はいよいよ肌寒くなってニット解禁
レモンイエローフレアスカートのまろやかコーデ
気が付くとネイビーや黒など使いやすいカラーが増えてしまう秋冬シーズンだからこそ、淡い色で気分転換。まろやかなレモンイエローのフレアスカートをメインに、オフホワイトのニット、白スニーカーでまとめた、ミルキーなやさしげコーデです。
いつもの黒パンもサテン素材なら新鮮
いつもの黒タックパンツをツヤ素材にチェンジして新鮮に。ゆるっとボトムスではなく、テーパードシルエットだから仕事シーンにも馴染みます。ビッグシルエットの青シャツに、ドレスアップ感のあるサテンパンツ、ヒールローファーでとことんハンサムに仕上げつつ、腰巻きのスウェットで茶目っ気を。
スウェットコーデはバランスがカギ!
スウェットのレイヤードは足首と手首がバランスをとるポイント。パラシュートパンツの裾はラインソックスに入れる小技を効かせ、袖はざっくりまくって手首を見せて。トップスの青が鮮やかなので、襟首からちら見せするインナー、パンツ、スニーカーは白でまとめてガチャつかないように。
お出かけ日和な日も多い!10月のおすすめカジュアルコーデ6選
【テーマパーク】過ごしやすい秋なら待ち時間もへっちゃら
ジップスウェットは首元のバランスでおしゃれ感を出して
動きやすさ重視なら、ジップスウェットが快適。トレンド感があるだけでなく、首元の開き具合を調整して体温調節もできるから、終日野外で過ごすテーマパークにもぴったりです。トップスがカジュアルなのでボトムスはセンタープレスのパンツでバランスをとって。開いた首元からは華奢なネックレスを見せてテンションUP。
オールブラックコーデも素材感で差を出して!
「オールブラックコーデ」などドレスコードを決めて楽しむのもテーマパークの醍醐味。もし大人なブラックコーデを楽しむなら、チュールやラメなど華やかな素材をMIXさせたコーデにトライしてみて。チュールスカートに、ラメニットを肩掛けして顔周りを盛って非日常感を演出。
【ショッピング】秋の街歩きにちょうどいい「おしゃれ」は?
半袖のニットトップス1枚で身軽&快適に
Tシャツだと肌寒いものの、カーデやジャケットを羽織ると暑い日中の街へのお出かけは、1枚で着映えるトップスで身軽に過ごしたいところ。ニット素材の半袖スキッパーなら、程よく保温してくれつつ秋らしさも満点です。濃いグレーは秋の定番色のカーキとも好相性。アクセサリーがなくても、キレイに決まります。
サテンナロースカートはお出かけ仕様アイテムの定番!
艶やかなナロースカートは一気にとっておき感の出るおしゃれアイテム。トップスがカジュアルでも、スカートのドレッシーさが否応なくお出かけのテンションを上げてくれます。足元はミュール合わせでセンシュアルな雰囲気にまとめて。
デイキャンプにフルーツ狩りに…汚れもどんとこい!なアウトドアスタイル
シャカパン&スニーカーコーデにはきれい色投入で自分らしさを
長袖長ズボンでアウトドアスタイルの基本の防御力を維持しつつ、おしゃれさも保持したコーデ。ハイテク風味なスニーカーに、トレンド継続中のパラシュートパンツで動きやすさを確保しつつ、きれい色のピンクトップスでスポーティさを軽減させる引き算を。秋の陽射し対策には、サングラス&キャップを忘れずに。
撥水加工のネイビーなら園・学校行事にぴったり
撥水素材のネイビーセットアップは、きちんとしたいけど機動力も試される園行事や学校行事にぴったり。ネイビー一辺倒にならないよう、差し色にグリーンのトップスを肩にかけるテクを駆使してバランスアップ。足元はフラットシューズで歩きやすさを重視して。
おしゃれの秋を満喫しよう
暑かった夏がやっと過ぎ、いよいよ秋が本格化する10月はおしゃれする気持ちが高まる季節。シャツやカーディガンのレイヤードもしやすく、着こなしの幅も広がります。コートに隠れてしまう冬が来る前に、スウェットやシャツで過ごせる秋をめいっぱい楽しんでいきましょう。
文/楢本美菜子
*掲載中の情報は、過去誌面や過去記事を再編集したものです。掲載商品はすでに販売終了している場合があります。