季節の変わり目に多い「最高気温24度」と、夏の「最低気温24度」。それぞれの気温に適した服装選びのポイントや、おすすめコーデをピックアップ。カジュアルに傾きすぎないきちんと感のある着こなし術や、秋と春ならではのシーン別コーデも必見です。
【最高・最低気温24度】の時季と服装選びのポイントは?
撮影/魚地武大〈TENT〉*新学期の【キレイめママコーデ】疲れて見えない「甘ブラウス」が相棒!より
【最高気温24度】
日中は長袖1枚でOK! 朝晩の気温差には羽織りで対応
最高気温が24度になるのは、東京の場合だと5月下旬~6月中旬頃、10月上旬頃が目安。春から初夏、秋口など季節の変わり目に多く、服装選びに悩みがちな時季です。日中はロンTやブラウス、シャツなど長袖1枚で過ごせますが、朝晩はぐっと気温が下がるため、出かける時間帯に合わせた服装選びがポイント。一日を通して出かける場合は、温度調整ができるよう薄手の羽織りを携帯しておくと便利です。
【最低気温24度】
半袖やノースリが基本! 羽織りがあると心強さアップ
最低気温が24度になるのは、東京の場合だと7月と、9月中旬頃が目安。日中は30度以上の真夏日になることも多いため、半袖やノースリーブが基本です。紫外線対策に帽子やサングラスなどの小物を取り入れるのもおすすめ。冷房や日焼け対策として薄手のカーディガンやシャツなどの羽織りがあると安心して過ごせます。
【最高気温24度】
春~夏の端境期、秋口におすすめの着こなし6選
〈最高気温24度の日のアイテム選びのポイント〉
- ・日中だけのお出かけなら長袖トップス1枚でOK
- ・晴れの日は汗ばむこともあるので、袖をまくりやすいシャツやロンTがおすすめ
- ・朝晩の気温差対策にカーディガンやブルゾンなどの羽織りを準備しておくと◎
シャツワンピ×ロングブーツで
肌見せをヘルシーに楽しんで
撮影/川﨑一貴〈MOUSTACHE〉
秋晴れの日は暑さを感じることもあるので、軽やかでさっと袖をまくりやすいシャツワンピが重宝します。ちょっぴり勇気がいる脚見せは、ロングブーツで肌感を調整することで照れずにトライ可能に。キャップでスポーティMIXするとより今っぽい印象に着地します。
淡色コーデは技ありウエストで
メリハリをプラス
撮影/倉本侑磨〈Pygmy Company〉
体型カバーもきちんと見えも叶う、技ありウエストのワイドパンツがヒット中。タック入り&ベルトによりベージュコーデに抑揚が生まれます。カーデのボタンを多めに開けて抜け感をつくることがこなれ度アップの秘密。
公園でのピクニックは
温度調整ができる羽織りを味方に
撮影/峠 雄三
ピクニックDAYは1日を通した温度差に要注意。袖をまくりやすいロンTに加え、気温差に対応しやすい薄手のカーデを準備しておくと快適に過ごせます。ホワイト×グレーならカジュアルになりすぎず、清潔感ある休日スタイルに。
華やかブラウス×ジョグパンツは
モノトーンにまとめて大人顔に
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
甘派ママのお迎え服には、1枚で着映えるデザインブラウスがうってつけ。脇のリボンやタックにより、産後気になるお腹まわりの体型カバーもしてくれます。黒やネイビーなどの配色でまとめれば甘くなりすぎず糖度控え目に。ジョガーパンツで、リラクシーに。
ラメニットベスト×ハート小物で
デニムコーデのマンネリを打破
撮影/金谷章平
長袖トップス×デニムのワンツーコーデに飽きてきたら、ラメ入りのニットベストで華やかに更新するのもアリ。ハートバックルのベルトでキュッと引き締めて、メリハリを効かせるとバランスよく仕上がります。ダメ押しのハートのシルバーバッグでハッピーな遊び心を効かせるのも◎。
フーディはきれい色×ブラウスで
ラフ見えを軽減させるのがカギ
撮影/西崎博哉〈MOUSTACHE〉
トレンドのスウェットに挑戦するなら、ラベンダーカラーのフーディ×襟付きブラウスできれい見えを狙うのがおすすめです。甘めブラウスをのぞかせることでフーディのカジュアルさが軽減。グレーパンツできちんと感をキープさせれば、コンサバ派さんも気軽に挑戦できそう。
【最低気温24度】
夏を快適に過ごせるおすすめコーデ6選
〈最低気温24度の日のアイテム選びのポイント〉
- ・基本的に半袖やノースリーブなど夏の装いでOK
- ・冷房対策にサッと羽織れるカーディガンやシャツがあると心強い
- ・サングラスや帽子で日焼け対策を行うとベター
オールブラック×白衿トップスで
きちんと感と華やかさを両立
撮影/金谷章平
ほんのり甘ディテールの白襟トップスは、上品な母業スタイルに導く救世主。上下ブラックでまとめた緊張感あるスタイリングに、カットワークの衿が柔らかなアクセントとして光ります。きれい色のかっちりバッグを選べば、お稽古の発表会や授業参観にも自信をもってのぞめるはず。
冷房や紫外線対策のシャツを腰巻きして
黒ワンピにメリハリを演出
撮影/菊地 史〈impress+〉
お迎えから旅行までシーンを問わずに活躍するシンプルな黒ワンピは、きれいめにもカジュアルにも振れる1枚。シャツを腰に巻くだけで立体感が生まれ、洒落感アップや体型カバーが叶います。サンダルやバッグもブラックでまとめれば、完成度の高い洗練コーデに着地。
カジュアルが苦手なママは
淡色&甘ディテールTが頼れる
撮影/曽根将樹〈PEACE MONKEY〉
Tシャツのカジュアル見えを避けたいママには、甘ディテールが効いたものを選ぶのがおすすめです。微光沢生地&ボリューム袖なら、ブラウス級の存在感を発揮。ベージュやホワイトでやさしげな印象にまとめれば、自分らしさ光る夏祭りコーデに。ナチュラル素材のハットで紫外線対策も忘れずに。
ジレ×ハーフパンツは
白黒のみで都会的なスタイルに
撮影/倉本侑磨〈Pygmy Company〉
残暑が残りつつ秋の気配を取り込みたい9月は、サンダルからシアーシューズにスライドして、足元をブラッシュアップさせるのも手。モード派ママは膝丈パンツにスーツライクなジレを合わせ、大人カッコいいスタイリングを楽しんで。白と黒のみに徹することで肌をのぞかせても色っぽくなりすぎず、スタイリッシュに決まります。
ピンクシャツ×キャップで
白ワンピに旬な抑揚を演出
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
クリーンなムードあふれる白ワンピですが、ともするとぼやけた印象になってしまうことも。ピンクのシアーシャツを加えることでパッとフレッシュな印象になり、オシャレしている高揚感を実感できそう。紫外線対策もカジュアルダウンも兼ねたキャップはネイビーを選び、キリリと全体を引き締めるのがポイントです。
アクティブな水際シーンも
オールブラックなら安心感あり
撮影/木村 敦〈Ajoite〉
プールやじゃぶじゃぶ池など、水際コーデが増える夏。撥水ショートパンツ×タンクに風通しの良いレースカーデを羽織って、機動力もオシャレ心もしっかり確保を。大胆な肌見せもオールブラックに頼れば恥ずかしさが軽減し、落ち着いた印象で楽しめます。
最高気温24度のシーン別【秋コーデ】2選
@ホテルランチ
ジャケット×スカートにラメソックスで更新感をプラス
撮影/嶌原佑矢〈UM〉
記念日のホテルランチは、ジャケット×チェック柄スカートでトラッドムード漂うスタイルを楽しみたい。ゴールドラメ入りのソックスに太ヒールのメリージェーンを合わせて、今年らしくアップデートさせるのもひとつ。きれい色バッグを差し、よそ行きシーンならではの高揚感を醸し出すワザもポイントです。
@週末の買い出し
黒シャツでレギンスのラフ見えを回避
撮影/水野美隆
週末は、新鮮な食材が並び飲食も楽しめるマルシェやいつものスーパーへ自転車移動。食べこぼしても汚れが目立ちにくく、機動力も確保した黒レギンスがアクティブママの心強い味方に。黒シャツを羽織ればママ友とばったり会ってもOKなきちんと感をキープできます。
最高気温24度のシーン別【春コーデ】2選
@潮干狩り
ショートパンツ×シャツでオシャレ心も動きやすさも両取り
撮影/須藤敬一
5月下旬の休日、家族で潮干狩りへGO! 泥はねが気になるシーンならではのオシャレを楽しむなら、ショートパンツ×レインブーツがぴったり。セットアップのストライプシャツを羽織ることでまとまりが生まれ、紫外線対策も叶います。
@公園で自転車の練習
白・ピンク・グリーンの春らしい配色を楽しんで
撮影/須藤敬一
自転車の練習にキャッチボールetc.…。ちょっと遠い大きな公園で一日中遊ぶときは、気温差や日差しに対応できる軽アウターがあると◎。ピンクトップス×グリーンスカートの爽やかな配色で、春らしい季節感を満喫するのもおすすめです。キャップとスニーカーを白でリンクさせると、コーデの完成度がアップ。
自分らしく快適なファッションを楽しんで
「最高気温24度」の日中は、シャツやブラウスなどの軽装で心地よく過ごせる気候。ただし朝晩の気温差が激しい時季のため、体温調整がしやすいよう羽織りを準備しておくと安心です。夏の朝晩に多い「最低気温24度」はTシャツやノースリーブほか、1枚で決まるワンピが最適。肌見せはモノトーンにすることで品よく大人っぽくまとまります。気温にマッチしたおすすめコーデをヒントにして、快適さもオシャレも両取りを狙いましょう!
文/小林 愛
*掲載の情報は、過去誌面や過去記事を再編集したものです。掲載商品はすでに販売終了している場合があります。