幼稚園・保育園や小学校の保護者会は、先生や保護者同士が顔を合わせる場でもあります。学期単位で行われたりと意外に多く、初参加のママは服装に悩みがち。そこで、園・学校の保護者会の服装の正解のつかみ方や、季節ごとのVERY的おすすめコーデを紹介します。
保護者会の服装の正解って?
大切にしたいのは「清潔感」と「好感度」
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
園や学校のカラーにもよりますが、たとえカジュアルOKだとしても、先生と顔を合わせることを考えると「清潔感」は大事にしましょう。また、保護者会は子どもの同級生のママやパパと出会う場でもあるため、「好感度」も押さえたいところです。シンプルで表情が明るく見える装いを心がけて。
保護者会の服装、NGは?
式典ではないのでかしこまりすぎた服装や、派手な服装は避けましょう。また、ショートパンツにタンクトップなど、露出が多くカジュアルすぎる服装もNGと心得ておきましょう。
仕事帰りに立ち寄る場合、どこまでの「仕事着」ならOK?
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
ジャケットやスーツをはじめとするオフィススタイルは保護者会のきちんと感とも親和性が高いもの。今は共働き家庭が増えていることもあり、仕事のままの服装で行っても問題ないでしょう。カジュアルな服装で通勤できる場合は、園や学校の雰囲気によっては着替えを準備したほうが安心かもしれません。
先輩ママにリサーチできるとベター
園や学校の雰囲気によって保護者の服装もかなり異なるので、先輩ママにリサーチできると事前に正解がわかり安心できます。書類の持ち帰りがあるからA4のバッグが必要、など服以外の情報も聞いておくと◎。
スリッパ持参の場合は足元にも注意を
子どもが上履きの学校は、保護者もスリッパ持参のことが多くなります。着脱しづらいブーツや、ヒールを脱ぐと裾が床についてしまうフルレングスのパンツには注意。
園&学校別のポイントとコーデ例
保育園の場合
撮影/木村 敦〈Ajoite〉
保育園の保護者は働くママが多く職種もさまざま。そのため服装の自由度が高いことが特徴で基本的には普段の服装で参加してOK。ジョグパンならヒールを脱いでも裾が床につかなくて安心です。
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幼稚園の場合(リベラル園)
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
リベラル園ではスティックパンツなど、真面目アイテムに程よい甘さを加えて親しみやすい雰囲気に。気になるお腹・お尻まわりをカバーしてくれるAラインで、はじめましてのシーンでも気後れせずママたちの輪にジョインできそう。
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幼稚園の場合(カジュアル園)
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
濃色のデニムにワントーンで揃えればTシャツでも保護者会仕様の清潔感のあるコーデに。足元はローファーできちんと感をプラス。カジュアルすぎるかも?と不安な場合はジャケットを羽織って。
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私立小学校・幼稚園(コンサバ園)の場合
撮影/須藤敬一
コンサバ園や私立小学校は、ワンピースかパンツかは問いませんが、ネイビーや黒を着るママが多数。五分袖なら季節をまたいで使えるうえ、黒だとブラックフォーマルにも使えるので持っておくと便利です。
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公立小学校の場合
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
公立小学校の保護者会も服装の自由度は高め。デニムにスニーカーなど、カジュアルコーデの人も多いはず。とはいえ初回の保護者会でカジュアルさを中和したいなら、スニーカー×無地スウェットに、きれいめスラックスを合わせてみて。カチューシャやアクセで今っぽく、親しみやすい印象に。
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春の保護者会コーデ例
春の保護者会は、入園・入学や進級から最初の会であることがほとんど。先生やクラスの保護者との初顔合わせという意味合いもあります。服装の正解がまだわからない場合は、ややきれいめを意識すると安心です。
五分袖ニットは甘くなりすぎず知的な印象に
撮影/須藤敬一
コンサバ園にぴったりなモノトーンのスカートコーデは、リブの五分袖ニットなら甘くなりすぎず知的な印象に。足捌きのいいタフタスカートは、保護者会で長時間座ってもシワが目立たず◎。
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白ジャケットならきちんと感も軽やかに
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
顔まわりがパッと明るくなる白のジャケットで、軽やかにきちんと感を演出。パンツとインナーが暗色でも沈みません。
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スウェット×優しげ配色で好感度◎
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
グレー×ピンクの優しげカラーならスウェットでも保護者会仕様に。タックの入ったカラーパンツに、バッグやアクセできれいめ感をプラス。
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色を少なくまとめ、ブルーシャツで母モードをオン!
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
デニムにシャツのコーデはカジュアルながらきちんと見えする鉄板。白でなくブルーのシャツを選び色を少なくまとめれば、母モードがオンに。インナーは黒で品良くまとめて。
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淡色デニム×ジャケットで親しみやすいママに
撮影/須藤敬一
グレーや白パンツの代わりに春らしい淡色デニムを合わせれば、親しみやすさ倍増!ジャケットを羽織ってきちんと感を足すことで、清潔感と好感度の両方が満たされたコーデになります。
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夏の保護者会コーデ例
猛暑でカジュアルになりがちな夏ですが、きちんと感を残せるコツさえ掴めば大丈夫。黒やネイビーが主流の園・学校では、シースルーやフレアなど、涼しく見える生地やデザインから選んでみて。
ジレならインナーがキャミやタンクトップでもきちんと感を担保
撮影/須藤敬一
ジレはジャケット感覚で羽織るだけで母モードに。インナーをキャミやタンクトップにしてもきちんと感が前面に出るので、暑い日こそ選びたい!
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セミフレアのブラウス×白パンツで涼やかに
撮影/金谷章平
家で洗濯できるさらっとした素材のシャツは、きちんと感もあり、夏の強い味方です。インでもアウトでもキマる、セミフレアシルエットのブラウスは涼しさもあり◎!白パンツを合わせればさらに見ため−3℃のきれいめコーデに。
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トップスイン風ならオールインワンも保護者会向けに
撮影/金谷章平
テロッとした落ち感のある素材のオールインワンは、夏のきちんとシーンに、涼しく、こなれて見えアイテム。2ピース風ならカジュアル感を抑えたイメージに。ドレープの効いたデザインが二の腕をほっそり見せてくれる効果も。
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エアリーで軽やかな素材で夏の黒も涼しげに
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
夏でも頼れるオールブラック。暑苦しく見えるのが難点ですが、、バルーン袖のエアリー感やメッシュのシューズなど、素材が軽やかなら俄然涼し気。ゴールドジュエリーできれいめな華やかさを足すものあり。
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丸襟のリブポロで上品な甘さをプラス
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
品良く知的な印象になれるリブポロシャツは1枚持っていると夏の母業に重宝します。定番の黒タックパンツとローファー、黒バッグを合わせたシンプルコーデに、丸襟のほんのり甘ディテールが、可愛さときちんと感を兼ねてくれる!
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秋の保護者会コーデ例
行事が多い秋。夏の暑さが残っていたり、急に肌寒くなったりと気温の変化が大きいほか、参観と保護者会が同日開催で校庭から教室への移動があるパターンも。脱ぎ着しやすく体温調節しやすいコーデを意識しておくと良いでしょう。
残暑を乗り切るスクエアネックのキャミ×ジャケット
撮影/イ・ガンヒョン
デコルテをすっきりきれいに見せてくれるスクエアネックは、ジャケットを肩掛けすればきちんと感も生まれ、残暑厳しい季節の保護者会にぴったり。小物を黒でまとめるとさらにきちんと感がアップします。
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ジャカードブラウスのセットアップは通勤→保護者会にも対応
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
立体感のあるジャカード素材のブラウスなら華やかにきちんと見え。セットアップできれいめにまとめるほか、カジュアルでもOKな園や学校ならデニム合わせで程よくカジュアルダウンするのもおすすめです。
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濃淡を利かせたネイビーコーデで洒落感を
撮影/谷田政史〈CaNN〉
淡色デニムに濃紺のツイードジャケットでグラデーションを効かせたコーデ。インナーのリブTと踵見せが程よい抜け感に。体育館などでのアクティブな行事を参観後の保護者会にもぴったりです。スリッパを履き替える際に脱ぎやすいシューズは、混雑しがちな学校の玄関でスマートに行動できて便利な一面も。
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旬なシースルートップスもツイードジレとの合わせで母顔に
撮影/谷田政史〈CaNN〉
保護者会コーデに選ぶことが多い好感度の高い白紺コーデは、シアートップスや白デニムなど旬顔になれるアイテムで作るとコンサバになりすぎず、ママの印象を今っぽくアップデートできます。短丈ジレはスタイルアップできて、きちんと感も出せるアイテムとして重宝。
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つぶつぶ柄ジャケット×ネイビーパンツでおしゃれ欲ときちんと感のいいとこどり
撮影/谷田政史〈CaNN〉
つぶつぶの入った表情豊かなツイードジャケットがママ友の心を鷲掴み!保護者会後の会話がはずむトークピースになりそう。インナーはTシャツから薄手ニットまで幅広く合わせられ、自分のおしゃれ心も満たせます。ネイビーのボトムスできちんと感をキープ。
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冬の保護者会コーデ例
アウターを着る冬だからこそ、その下のコーデは自由度高く甘くもハンサムにも振りやすい!いつも同じアウター姿に飽きてしまったら、ケープなどで変化をつけて。保護者会中に脱いでも嵩張らないアウターを選ぶとスマートに行動できます。
1枚で着映える襟付きニットでワンツーコーデにアクセントを
撮影/金谷章平
アウターの下はニットに頼りがちな冬の保護者会。1枚で着映える襟付きペプラムニットなら、スティックパンツからデニムまで、何と合わせてもきちんと感と程よい甘さがあって便利です。襟の白に合わせてバッグも白にすると、ダークカラーが多い冬の装いのアクセントに。
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通年使えるサロペットはモードに振れる
撮影/須藤敬一
ブラックのサロペットはインナー次第で通年使えるアイテム。透けの強すぎないほんのりシアーのリブトップスなら奥行きのある装いに仕上がり、母業にも対応。
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ラメ糸入りカーディガンもワントーンコーデなら程よいトレンド感
撮影/金谷章平
きらきらとしたラメ糸を使ったニットカーディガンも、ワントーンコーデなら派手になりすぎず、定番タックパンツとの合わせにも程よいトレンド感が。ちらりと見えるインナーは白にすることで、清潔感を。ボトムスを選ばないコンパクトな丈のカーディガンはワンピースに羽織っても好バランスなので、1枚持っていると便利です。
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極寒の日も薄軽ダウンなら野暮ったくならない
撮影/金谷章平
真冬の保護者会でダウン必須の寒さの日も、薄軽素材ならシャープな印象に。コートをチャコールにすることで、ブラックコーデとの奥行きを楽しめます。
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大荷物もドラマティックに見せてくれるケープが重宝
撮影/古水 良〈cheek one〉
冬でも学校内は暖房で暑くてロングコートは持ち運びが邪魔。そこでおすすめなのは嵩張らないケープです。急きょ子どもの大荷物を持ち帰ることになってもコートの袖は皺知らず。優雅にカモフラできちゃいます。同系色のハイネックニットですっきりまとめて。
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保護者会コーデは先生と会う場であり、クラスのママとも会う場であることを意識して
保護者会の服装は、教育の場へ足を運ぶため「清潔感」はマスト。それ以外は園や学校の雰囲気によるところが大きいものの、実際はこうでなくてはならないという決まりはありません。話しかけやすいママと思われたいなら、柔らかい色やカジュアルアイテムを入れてみるなど、「どう見せたいか」をイメージすると選びやすいはず。年に何度か開催されるため、ほかのママの装いを見て素敵だなと思うものを次は取り入れてみるのもおすすめです。
取材・文/与名本夏愛
*本記事の一部は過去掲載記事を元に再編成したものです。商品は販売を終了している場合があります。