撮影/長谷川怜実〈S-14〉
定番ワードローブに加えるだけで手持ちアイテムが洗練され、きれいめにもカジュアルにも合う振り幅の大きさが魅力のワイドパンツですが、ここ数年ずっと人気だから、コーデがかぶりがちなのが悩ましいという声も。そこで、自分らしいワイドパンツコーデを発見するため、今っぽい着こなしからシーン別・季節ごとのおすすめコーデまで、参考になるアイデアを集めました!
種類豊富!ワイドパンツの基礎知識
ワイドパンツとは?
ワイドパンツは、その名の通り「幅が広い(ワイドな)」パンツの総称。VERYでは「太パンツ」と呼ぶこともあります。脚のラインを拾わない、幅が広くゆったりとしたシルエットが特徴です。
ワイドパンツ人気が継続中な理由は?
ワイドパンツはいつものトップスに合わせるだけで今っぽいシルエットが完成。カジュアルが苦手なコンサバさんもワイドパンツならきれいめに着こなせると支持を得て、今年も人気拡大中です。お腹、腰、脚などの体型カバーに役立つアイテムとしても欠かせない存在です。
歴史アリなワイドパンツの種類
ひとくちに「ワイドパンツ」といっても、さまざまな種類が。それぞれの特徴を解説します。
もはやひとり1本の
「タックワイドパンツ」
撮影/須藤敬一
さまざまな種類のワイドパンツがある中でも、ここ数年定番となっているのがタックワイドパンツ。ウエスト部分にタックが入っており、ゆったりとしたシルエットでありながら縦に落ちるラインが細見えを叶えてくれます。穿き心地のよさときちんと感を両立でき、もはやひとり1本以上は持っていると言われるほどの人気。
ワイドパンツの進化形
「バルーンパンツ」
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
ワイドパンツのシルエットも少しずつ進化。今、新顔として注目されているバルーンパンツは、風船のような丸みのあるシルエットが目を引くパンツです。個性的に見えますが、トップスをアウトしてもバランスよく、ぺたんこ靴とも合わせやすい優秀アイテム。お腹まわりはすっきりと見せつつ、カーブシルエットで脚のラインをカムフラージュできます。
もはや定番シルエットに
「パラシュートパンツ」
撮影/金谷章平
パラシュートパンツは空軍のパラシュート部隊が着用していて、風が入るのを防ぐために裾が絞れることからその名前がついたもの。海外セレブやK-POPアイドルにも愛用者がいて、SNSでもよく見かけます。シャカシャカ素材&ボリュームのあるフォルムでカジュアルな印象ですが、きれいめアイテムとも好相性。ハイライズでもローライズでも着用でき、ドローコードで着丈の調整もできる万能さが魅力です。
シンプル&おしゃれな
極太「バギーパンツ」
撮影/生田昌士〈hannah management〉
「袋のような」「ブカブカの」という意味のバギー。その名の通り腰から裾にかけて太く直線的なシルエットが特徴的です。無駄のないシンプルなデザインが、洗練された着こなしを叶えます。また、お尻のラインを拾わないので体型を選ばないのもうれしいポイント。
きれいめにも合わせやすい
「カーゴパンツ」
撮影/来家祐介〈aosora〉
両サイドの大きめポケットが目印で、貨物(カーゴ)船の乗組員が着用していたことが歴史の始まり。アメリカ軍の戦闘服として採用されミリタリーウェアとして普及しました。ゆったりとしたサイズ感とカーキ色が一般的ですが、細めのシルエットや柔らかい色・素材のものもあり、きれいめファッションに合わせやすいものも多数。
ほどよいカジュアル感の
「ベイカーパンツ」
撮影/佐藤航嗣〈UM〉
ゆったりシルエットで股上は深め、フロントとバックにパッチポケットがあるのが特徴。ワークパンツの一種で、パン職人(ベイカー)が穿いていたことが語源とされています(諸説あり)。カジュアルで無骨な印象ですが、サイドポケットがないので、カーゴパンツよりもすっきりと穿きこなすことができます。
パンツが苦手でも穿きやすい
スカート見えワイドパンツ
撮影/嶌原佑矢〈UM〉
スカートのように穿けるためパンツが苦手でも抵抗なく取り入れられるスカート見えワイドパンツ。ほぼスカートな見た目で、スカートのように風などでまくれる心配がないのがいいところ。タックやギャザーが多く裾に向かってゆったりと広がるシルエットが特徴です。
ベルトのひとくせが印象的な
「グルカパンツ」
撮影/西崎博哉〈MOUSTACHE〉
幅広なウエストベルトや股上の深さが特徴的なグルカパンツの由来は、ネパールの部隊“グルカ兵”が制服として穿いていたこと。それゆえアーミーテイストがほんのり残るデザインで、アウトドア用のパンツに多いシルエットでもあります。ウエストに高さがあり穿くだけでスタイルアップ。ベルトのひとくせがシンプルなワンツーコーデも今風に仕上げてくれます。
ゆったり&軽やかな雰囲気満載な
「イージーパンツ」
撮影/長谷川怜実〈S-14〉
ウエストがゴムや紐で結ぶタイプかつタックが少なく、ゆったり柔らかな素材でつくられたイージーパンツ。すとんと落ちるシルエットのものが多いのも特徴です。穿き心地が楽ながら、カジュアルだけでなくきれいめなデザインのものも。
着こなしを洗練させる
ワイドパンツの見極め方
素材の違いを知って
ワイドパンツを自分のものに
撮影/金谷章平
お腹〜太ももをカバーできると人気のワイドパンツは、素材選びが大切。落ち感のある素材を選べば、2タック以上でも広がらずきれいめ&きちんと感がキープできます。腰まわりや脚を隠したい場合はハリのある素材を選ぶと安心。カジュアルな印象のカーゴパンツやパラシュートパンツは、サテンやシワが気にならないワッシャー加工のナイロン素材など、薄手素材を選び、軽やかに着こなすのがトレンドです。
きれいめ?カジュアル?
目的別ワイドパンツの選び方
撮影/須藤敬一
リラクシーなムードが漂うワイドパンツですが、選び方を間違えると部屋着っぽく見えたり太って見えたりしてしまうことも。オフィスなどきれいめコーデにワイドパンツを穿くなら、タックからつながるセンタープレスがきれいな縦ラインを作るものが鉄板。すっきり上品に着こなすことができます。また、低身長さんはハイウエストで太すぎないシルエットを選ぶとバランスUP。クロップド丈で足首を見せるのもおすすめです。運動会やアウトドア、休日のお出かけなどカジュアルシーンでは、定番デニムをワイドシルエットにするだけで一気にこなれ感が。Tシャツやパーカーにワイドなスラックスを合わせると今っぽいバランスになります。
賢いトップス選びで
野暮ったさ&太見え回避
ほっそりシルエットで
難敵 “着膨れ” を回避
撮影/金谷章平
ワイドパンツの王道である端正なスラックスは、イージーなシルエットが今っぽさを引き立てますが、バランスを取りにくいのが難点でもあります。着膨れを回避するためには、タイトなトップスを選ぶのが正解。トップスをINしてもお尻が気にならないゆったりシルエットかつ高めの位置にポケットのあるタイプのパンツなら後ろ姿も美しく。
ショート丈やボリューム袖で
目線を上に集める
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
トップスとの合わせ方次第で印象が変わるワイドパンツ。コンパクトなトップスとの相性がいいとわかっているけれど、トップスをINするのは抵抗が……。そんなときはINしなくても着られるコンパクトなトップスを選んでみて。パフスリーブなどボリューム袖のトップスで目線を上に集めるのも手。
ジレやジャケットで
縦ラインを強調
撮影/菊地 史〈impress+〉
ワイドパンツコーデで重心が低く重くなりがちなのを回避するには、ジレやジャケットを合わせて縦ラインを強調すること。パンツと同素材のものやセットアップを選べばコーデ不要でトレンド感を出せるから、ワイドパンツ初心者の強い味方になってくれます。
グレースラックスが苦手な甘派は
甘トップスに頼ってみて
撮影/須藤敬一
王道のグレースラックスは1本持っているとコーデの幅が広がる頼れるアイテムですが、甘派のママたちの間では取り入れづらいという声も。そんな場合はトップスに白やベージュ、ピンクなどの淡い色、そして柔らかい素材のものを合わせてみて。思いっきり甘いトップスもハンサムなパンツが甘さを中和する効果も。華やかさをちょうどよくまとうことができます。
甘ブラウスに
ワイドパンツ合わせも新鮮
撮影/イ・ガンヒョン
人気の甘ブラウスに合わせるボトムスはシンプルなスティックパンツが定番ですが、あえてのワイドパンツ合わせも好相性。白やベージュのワントーンなら、オーバーサイズ同士の掛け合わせでも統一感が出てすっきりまとまります。小物は黒でまとめて辛口要素をプラスするのもポイント。
最新! 2024年版
厳選ワイドパンツコーデ
オフィスワークの新定番
やさしげベージュの
タックワイドパンツ
撮影/金谷章平
シンプルなタックワイドパンツは、オフィスコーデの新定番としてマストハブ。やさしい色合いのベージュならかっこよくなりすぎず、手持ちアイテムとも合わせやすいはず。ベルトなしでもOKなウエストデザインのものを選んで、ワンツーコーデもおしゃれに。
パンツスタイルが苦手なママも
トライしやすいラップタイプ
撮影/須藤敬一
ラップタイプのワイドパンツはスカート見えするデザインでパンツが苦手でもトライしやすく、ぽっこりお腹が目立ちにくいというメリットも。定番のボーダーを合わせて大人のマリンルックを楽しんで。
ハードル高めなワイドチノも
カーヴィシルエットで
今っぽく取り入れられる
撮影/金谷章平
カジュアルなイメージでワイドなチノパンも、カーヴィなシルエットを選べば今っぽく取り入れることができる。脚の形を拾いにくいシルエットなうえ、チノパンはハリ感素材が多いので、O脚など脚の悩みもカバー。くるぶし丈ならペタンコ靴とも合わせやすい。
子どもとのお出かけは
短丈ジレとワイドパンツで
今どきメリハリバランスに
撮影/嶌原佑矢〈UM〉
カジュアルなお出かけに使える白のワイドパンツ。裾に向かって広がるワイドシルエットなら、ウエストが締まって見える効果が。小物はキャップ&サンダルで子どもとのお出かけ仕様でも、トップスは黒の短丈ジレにしてきれいめをキープ。モノトーンで子どもっぽさも回避して。
動きやすさ重視の運動会も
トレンドのパラシュートパンツと
甘トップスで攻略
撮影/宮下昌生〈hannah management〉
運動会や子ども行事の日は、パンツ&スニーカーで動きやすさを重視。トレンド感たっぷりの裾絞りがトレンド感たっぷりのパラシュートパンツに甘デザインのカットソーを合わせればスポーティなコーデもぐっとおしゃれに。立体ギャザースリーブがさりげなく二の腕をカバー。
セレモニーコーデにも
ワイドパンツの波が到来
桜色で品よくまとめて
撮影/倉本侑磨(Pygmy Company)
華やかな雰囲気のケープとプリーツ袖、胸元にはコサージュ。エレガントな雰囲気たっぷりなセレモニーコーデもワイドパンツで今っぽさを更新。桜色を選べば主張しすぎず、上品さも損なわないベストバランスに。
コンサバ派の定番
白シャツ&紺パンは
派手色小物でハズしてみて
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
白シャツとネイビーのワイドパンツというクリーンな着こなしは、小物でハズすと一気に上級者コーデに。イエローのミニバッグを片手に、派手色スニーカーをワイドパンツの裾からちらりと覗かせて、コンサバな印象の中に洒落感を。
ゆる素材のワイドパンツは
とろみシャツと合わせて
大人の上品リラクシーコーデに
撮影/金谷章平
とろみ素材のトップス&ワイドパンツの組み合わせは、白やベージュでまとめて大人の余裕を感じさせたいところ。トップスをシャツにするとゆるくなりすぎず、上品にまとまります。シャツのボタンをウエストから下は留めず裾を開けることで視線を上に集めてスタイルアップ効果も。
オフィスや学校に
きれいめワイドパンツコーデ7選
【春&秋】
定番ネイビーセットアップも
ワイドパンツで脱マンネリ
撮影/金谷章平
定番・ネイビーのセットアップもワイドパンツにすることでマンネリを回避。すとんと落ちるすっきりとしたシルエットのパンツなら、シンプルなトップスをINするだけできちんと感が出せます。
【春&秋】
1本あるとコーデが広がる
ベルト付きワイドパンツ
撮影/金谷章平
ワイドパンツ初心者におすすめなのが、ベルト付きパンツ。時間がなくて自分のファッションは後回しになりがちな時も、これ1本で上品コーデに。ジャケット合わせでIラインを意識するとオフィス仕様になり、どんなトップスとも合わせやすいのでワードローブにあると安心。
【夏】
リネン素材で快適さと
洒落見えを両立
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
汗ばむ夏に買い足すなら、リネン素材がおすすめ。素材に変化をもたせるだけでいつものコーデがおしゃれな印象になるだけでなく、脚にまとわりつかないワイドシルエットだから快適に過ごすことができる。きちんと感を出すため、センタープレスは必須。
【夏】
甘めなレーストップスは
ハイウエストでエレガントモードに
撮影/酒井貴生〈aosora〉
ハイウエストなワイドパンツは、トップスをINして着たいエレガントかつモードな一着。ウエストにダーツの入ったデザインなら、ウエストのくびれラインが際立ち、女性らしいシルエットを彩る。夏はレーシィな透け感白ブラウスで涼しげにまとめて。
【夏】
流行りのブラックデニムも
カーブシルエットで今どきに
撮影/三瓶康友
おしゃれママがこぞって穿いていると話題のブラックデニムは、黒パンツ代わりにきれいめにまとまるのも人気の理由。程よくワイドなカーブデニムなら最旬シルエットが完成します。トラッドなベストを合わせてこなれた雰囲気に。
【冬】
ほっこりアイテムも
ワイドパンツでハンサム顔に
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
ワイドパンツがあれば、手持ちアイテムが新しい表情に生まれ変わる。オフィスに不向きなほっこりケーブルニットも、ワイドパンツ合わせでハンサムな雰囲気に。野暮ったくならないコツは、トップスを短丈にすること。トップスを変化させて、チェスターコートとワイドパンツの冬コーデを楽しんで。
【冬】
ひとクセラップデザインで
気になる腰回りをカバー
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
ワイドパンツを穿く時に気になるのが、太って見えてしまうこと。ひとクセあるデザインワイドパンツなら、気になる部分をカムフラージュ。ボリュームのあるラップデザインは、腰回りをカバーしてくれる。ワントーンでトレンドを意識しながら、足首にかけて細くなるシルエットで女性らしくまとめて。
運動会や遠足に。
カジュアルワイドパンツコーデ5選
【春&秋】
ルーズなワイドスウェットは
コンパクトな上半身でこなれ感を
撮影/須藤敬一
ダボッとワイドなスウェットパンツは、動きやすい反面ルーズになりすぎてしまう心配も。そんな時はトップスをタイト&コンパクトなシルエットにしてバランスUPを狙って。裾が締まったデザインのスウェットを選んで靴下をチラ見せし、すっきりさせるのもポイント。
【春&秋】
サスペンダー付きワイドパンツで
マンネリ&かぶり回避
撮影/川﨑一貴〈Ajoite〉
行事で他のママとのコーデのかぶりを回避するならサスペンダー付きワイドパンツにトライしてみて。すでにワイドパンツは持っているという人の2本目3本目にもおすすめ。Tシャツと合わせてカジュアルに、ブラウスと合わせてきれいめになど、コーデの幅も広がります。
【夏】
クロップド丈のバルーンパンツで
定番コーデも新鮮に
撮影/佐藤航嗣〈UM〉
白トップスにベージュパンツという定番コーデも、工夫次第で今っぽい着こなしに。トレンドのバルーンパンツはクロップド丈にすることでスニーカーと合わせやすくなる。一見シンプルな白トップスは、ボリューム袖で華やかな装いに。
【夏】
コンサバさんの運動会には
ワンピ見えサロペット
撮影/遠藤優貴
いつもはパンツを穿かないというコンサバさんには、ワンピースのようなシルエットのサロペットがちょうどいい。柔らかなベージュトーンでまとめればカジュアル感も抑えられて◎。日差しの強い夏は、着脱しやすい羽織りも忘れずに。
【冬】
親子遠足ママの新定番
きれいめグレースラックス
撮影/須藤敬一
親子遠足などの子ども行事も、グレースラックスが定番に仲間入り。ボアベストやスニーカー、リュック、キャップなどのカジュアルアイテムもきれいめに見えるので、平凡になりがちな行事コーデに自信が持てる。
休日やアウトドアに
アクティブワイドパンツコーデ5選
【春&秋】
ワイドなマリンパンツで
おしゃれをアップデート
撮影/宮下昌生〈hannah〉
白トップス×ネイビーボトムスの安心コーデも、ワイドシルエットのマリンパンツで新鮮に。トップスはINしてフィット感のあるウエストを見せてきれいめに。清潔感と抜け感が両立したフレンチカジュアルコーデが完成します。
【春&秋】
デニム×デニムを成立させる
プレーンなワイドパンツの実力
撮影/金谷章平
タック入り&テーパードなら、ワイドパンツも普段使いしやすく着回し力も抜群。ゆったりシルエットで動きやすさも◎。デニムシャツ×デニムジャケットの難易度高めの組み合わせも、プレーンな黒ワイドパンツが派手すぎないおしゃれにまとめてくれます。
【夏】
シャカパンツを主役に
コンパクトタンクでメリハリコーデ
撮影/アシザワシュウ〈S-14〉
この夏、アウトドアに着ていくならワイドなシャカパンツが推し。細部までこだわった構築シルエットを生かすため、トップスは同系色のミニマムタンクをINしてすっきり見せて。全身を淡色にすると膨張して見えてしまうので、冷房対策としても使えるネイビーパーカーを締め色に。
【夏】
ふんわりカラーなら
きれいめワイドパンツも休日ムードに
撮影/長谷川怜実〈S-14〉
カラーパンツに苦手意識のある人も挑戦しやすいのは、淡いきれい色のワイドパンツ。家族で出かける日はグレーのTシャツと白ローファーを合わせて上手にカジュアルダウン。スラックス感覚で穿けるので、オフィスや学校行事コーデにも使える1本です。
【冬】
股上浅めの2タックパンツで
大人カジュアルに格上げ
撮影/金谷章平
カジュアル度高めなサファリジャケットは、股上浅めの2タックパンツでスマートに着こなして。冬にぴったりなこっくりカラーに太ベルトとゴツめブーツを合わせても、ワイドパンツのおかげでマニッシュ感が増し、大人の休日ファッションに格上げできます。
リモートワークやワンマイルに
リラックスワイドパンツコーデ5選
【春&秋】
パーカーとスニーカーを
シックに格上げするちょい太スラックス
撮影/須藤敬一
パーカーとスニーカーというTHEご近所コーデも、太すぎずシンプル、かつセンタープレスのグレースラックスさえあればシックな印象に。黒ジャケットと白パーカーでモノトーンにまとめるのもコーデを格上げするコツ。
【春&秋】
かぶりがちなキルティングコートは
ワザありワイドパンツで差をつけて
撮影/須藤敬一
肌寒い春や秋のちょっとした外出に欠かせないキルティングコート。ほかのママとかぶりがちなアイテムだから、ワイドパンツで差のつくコーデに。両サイドの共布ベルトで絞るデザインがポイントのグレースラックスは、TシャツをINするだけで外行き顔に。
【夏】
バルーンパンツを主役にした
おしゃ顔ご近所コーデ
撮影/金谷章平
大胆シルエットのバルーンパンツを主役にすれば、シンプルコーデもおしゃれ顔に。トップスアウトで着ても野暮ったく見えないシルエットではありますが、幾重にもタックが入ったウエストが見えるようにトップスはコンパクトにするのがおすすめ。
【夏】
多タックが生む贅沢シルエットで
都会のリラクシーコーデに
撮影/酒井貴生〈aosora〉
Tシャツとビーサンというワンマイルウエアも、ワイドパンツで品よく華やかにアップデート。表情豊かな5タックが大人の余裕とリッチな雰囲気を醸し出し、夏のちょっとしたお出かけを都会的に垢抜けさせてくれます。
【冬】
腰回りすっきりで
カジュアルすぎないバランスに
撮影/金谷章平
ワンマイルのお出かけでも、カジュアルすぎるのはNG。ハイウエストで腰回りすっきりなサロペットは子どもっぽくならないようトップスを黒にし、ツイードジャケットを羽織って可愛げをプラス。
ワイドパンツでコーデを今っぽく更新
自分のことは後回しで、同じようなファッションになりがちな時間と余裕のないママの救世主がワイドパンツです。人気とともに進化し種類も豊富なので、これまで苦手意識のあった人も穿かないなんてもったいない! 情報をアップデートして自分に似合うワイドパンツを見つけましょう。
文/永尾真理子
*本記事の一部は過去掲載記事を元に再編成したものです。商品は販売を終了している場合があります。