VERYでも愛用者多数の「1,600万足売れた靴下」
細見社長も愛用中の、大ヒットしたファミマのラインソックス。そのキャッチーなデザインはママたちの間でも大きな話題となりました。
「おかげさまで、ソックスシリーズ累計で発売開始から1,600万足超えという驚異的な売り上げを記録。ここまで売れるとは想像していませんでした」
コンビニとアパレルブランドという意外な掛け合わせ、そのアイデアはどこでひらめいたのでしょう?
「みなさんもう忘れかけているかもしれませんが、コロナ禍の3年間はファッションを目的に外出することがものすごく制限されていた期間でした。百貨店や近場のショップへ買い物に行くのも躊躇してしまう。ネットショッピングに頼りながらも、ファッションが好きな人たちは自ら足を運んで見つける喜びや、実際に手に取って選びたいという気持ちを抱えていたと思うんです。コンビニならたいてい、家から300m以内の距離にある。構想自体はコロナ以前からあり、近所にあるコンビニで、ハイクオリティな日常着が手に入ったら?というのがスタート地点です」
一枚で決まる「Tシャツ」は自信作
大ヒットのTシャツに次いで、昨年はスウェットやファミマ!!麻布台ヒルズ店限定のデニムも発売。「それどこの? と聞かれる」「売り切れ続出で買えなかった!」などとママたちにも話題でした。ファッションとして堂々と楽しめる“こなれたデザイン”は、コンビニのクリエーションを超えていると業界関係者からも注目されています。
「やるならば“とことん、いいものを作ろう”という強い想いで始めたもの。サステナブルが謳われる今の時代、もったいないを減らす意識は消費者の間でどんどん高まっています。これまでのコンビニの衣料品は、仕事先や旅先で急に必要になって買っていただくことも多く、そうした商品は、用が済めばすぐに捨てられてしまう可能性が大きい。FACETASMのデザイナー 落合宏理さんとの共同開発により目指したのは、オシャレを楽しみたい人たちが選びたくなるコンビニエンスウェアの形。フランチャイズ展開のコンビニで売るためには現場の声を拾うことが大事なので、大阪を中心に150店舗を回って率直な意見を聞くことでリアルとスタイリッシュさの絶妙な落としどころを探しました。東京ではなくあえて大阪を選んだのは、着道楽と呼ばれるように根っからの洋服好きが多く、ストレートに意見を言ってもらえるからです。VERYの読者の方にはこの春、ぜひTシャツをお試しいただきたいです。素材からカッティングまでこだわった一枚でスタイリングが決まる自信作です。一度着たらやめられませんよ。この春はシルエットにとことんこだわったボタンダウンシャツもリリース。これまで以上に充実したラインナップになるのでぜひ店頭で見ていただきたいですね」
コンビニエンスウェアに新作アイテムが登場!
次はパリコレ?!
世界が注目したファミマのファッションショー
昨年には、国立代々木競技場 第二体育館でファッションショーを開催。八木莉可子さんを始めとする豪華キャストが登場し、ファミリーマートがランウェイになるというユニークな演出も含め、とても印象に残るショーでした。
「ポストコロナを迎え“もっと日本を元気にしたい”という想いから構想しましたが、ファミリーマートのファッションショーなんて、誰も想像していなかったと思うんです。『コンビニエンスウェア』をスタートして3年。ソックス、Tシャツ、ボトムスなどヒットアイテムが続くなか“この火を消してしまうのはもったいない”という想いが強くありました。ファッションショーは、『コンビニエンスウェア』というアパレルブランドをもう一段ステージアップさせるための試みだったんです。構想1年半、開催のタイミングに恵まれてオールジャパンといっても過言ではないほど豪華スタッフが揃い、おかげさまで素晴らしいショーとなりました。“次はパリコレ行くぞ!”と社内の士気も上がりましたね(笑)。会場にはシャネルやルイ・ヴィトンなど、ヨーロッパのメゾンの方々も来場。日本のコンビニエンスストアに、時代の可能性を感じてくれているのでは?と思います」
ファミマが「子育て応援」に力を入れる理由は?
家庭で食べきれない食品をファミリーマートの店舗で回収、地域のNPOや社会福祉協議会などの協力パートナーを通して支援が必要な方々へと届ける『ファミマフードドライブ』、ファミリーマートのイートインスペースを利用して開催される『ファミマこども食堂』など。ファミリーマートは子育てを応援する、子どもたちの未来を明るくする独自の社会貢献活動にも数多く取り組んでいます。
「聞き覚えがある方もいらっしゃると思いますが、ファミリーマートのコーポレートメッセージは“あなたと、コンビに、ファミリーマート”。その名前の通り、家族の生活の中にファミリーマートがある、地域に根ざした活動をしていこうというのが、50年前の創業からの変わらない経営哲学です。サステナブルやSDGsに貢献したい気持ちはあっても、何からはじめたらいいのかわからない人は意外と多い。近所のファミリーマートがその入口になればと思いました。“ファミマフードドライブ”は店内の回収ボックスにご家庭で余った食品を入れていただくだけなので、幅広い世代の方にご協力をいただけています。また、“ファミマこども食堂”をイートインスペースで実施するのは、最寄りのコンビニが家族、地域の人をつなぐ団らんの場所になって欲しいという想いから。毎日見かける、いつでも立ち寄れるコンビニに“集える”という機能がある。それをファミリーマートはとても大切に考えています」
自分の街に「ファミマ」があるという安心感
ママや子どもたち、Z世代や高齢者の方にとっても毎日必ずどこかで見かける、24時間誰かがいて誰かに会えるコンビニは、コミュニケーションや安心感という機能もあると改めて気付かされました。
「私は関西出身で、10年以上東京で単身赴任をしています。会社が休みの土日なんか一言も喋らない日もあったりするわけですが、近所のスーパーで顔馴染みのスタッフと会話するだけでもホッとするんですよ。コンビニも同じ店舗に何度も足を運ぶ人が多いはずで、最初は会話がなくても、何となくアイコンタクトがあって、そのうちに声を掛け合うようになって……。今はデジタルがどんなに便利だとわかっていても、それだけでは足りずにコミュニケーションの重要性をわかってきている人たちも多いと思います。ここに来たら安心する、あったかい気持ちになる。誰にとっても、もっとも身近なストアブランドであり続けることがファミリーマートの願いです」
子ども・子育て応援のプロジェクトも。
「コンビニ」が地域の皆が集まる場所に
ファミリーマート社長 細見 研介 (ほそみ けんすけ)氏
1962 年生まれ。伊藤忠商事 執行役員を経て、 2021年よりファミリーマート 代表取締役社長 。
PR・お問合わせ先/株式会社ファミリーマート
☎0120-079-188(お客様相談室)