厚着になり、素肌やボディラインで色っぽさが出しづらくなる季節だって、そこはかとない女っぽさが滲む素敵なママたち。そんな彼女たちを分析して見えてきたオシャレのアイデア10選をまとめてご紹介します!
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VERYスタッフが今どき『色っぽママ』を考察!
特集担当ライター&編集が考察。
色っぽいママたちって、
ここが違った!
引田 VERYには珍しく、今回の特集テーマは〝色っぽさ〟!
増田 神崎恵さんとか、田中みな実さんとか、長谷川京子さんとか…女性目線でもウォッチしたくなる旬な女性たちって、子どもがいてもいなくても、皆色っぽい。
塚田 〝あざとい〟なんて形容されることもあるけど、女性であることを肯定的に楽しんでいて、実は同性人気が高いよね。 私も大好き。
引田 特集パート1では、今VERY編集部が「何だか女っぽくて気になる!」と思うママたちを取材していて。
増田 母としての軸足を持ちながら、誰もがつい目で追ってしまうような素敵なママばかりでしたね!
引田 全員、肌も髪も唇も潤っててモテる女性特有の〝湿度〟みたいなものが高かった! 昨今の韓国美容ブームの影響なのか〝バブみ〟的なピュア感もあって。
塚田 直球で異性にアピールするような攻めのエロさじゃなくて、カジュアルだったり、ミニマルさの中にふと感じられる女っぽさだから、余計にドキッとするのかも。
増田 私、結婚してもうモテを意識しなくてよくなった途端、すごく気持ちが楽になった経験があるんですよね。
塚田 その感覚、分かる!
引田 その次には〝母らしさ〟という概念も現れて、VERY世代ってある意味〝色っぽい〟に関しては一番縁遠くもなる時期だけど…。
塚田 彼女たちは〝透け〟とか〝肌見せ〟とか、ひと昔前なら母らしさと逆行するとして諦めがちだったオシャレを前向きに取り入れていて、それも新しいなと思った。
増田 分かります。自分が女として素敵に見えたり、今日の自分もいい感じ!って自己肯定感を維持するためのオシャレなんですよね。
引田 丸林広奈さんが〝誰に見せるわけじゃなくても、ブラやショーツは絶対レースのもの、タイツやソックスもシルク混の自分が上がるものと決めてる〟と言っていて、そんな内側からの自分軸な充実感もまた魅力に繫がるんだな…と妙に納得しちゃった。
塚田 今回、色っぽママたちが例外なくみんなボディスーツ愛用者だったことが判明して一同驚いたわけだけど(笑)、インナー並みの極上な着心地に、ブラが内蔵されてたり背中やお腹がもたつかない利便性、そして言わずもがなのボディコンシャスな女っぽいシルエット…とまさに〝自分が楽しむ〟を象徴するアイテムだと思った。
増田 彼女たちを見ていて思うのが、結局自分のチャームポイントが分かっていて、その見せ方が上手だなということ。言い換えれば自分の〝好き〟を知ってるって、すごく大事だなって。
塚田 そんな余裕なのかな? みんなどこかゆったりしてて、がっついたり、無理してる感じがないのも共通点だよね。内から湧いてくる女っぽオーラの泉があるようなイメージ(笑)。見習いたいです!
引田 今回そんなママたちに学んで提案してるオシャレのテクニックも、例えば下半身にコンプレックスがあったとしてもジャケットのインナーはワンショルトップスでさりげなく肌見せを楽しむとか、 ピンクよりも赤を効果的に使ってみるとか、それぞれが簡単に取り入れられて女らしさを肯定的に楽しめる知恵が詰まってると思う。
塚田 実は私、こう見えて色っぽ願望強め(笑)! この特集から学びを得て、ニットタンクにカーデ肩掛けに挑戦。ようやく毎晩ボディクリームも塗り始めました(笑)。
引田 私は色っぽメークパートに出てくるヘア・メークさんイチ押しのニベアの色付きリップをマツキヨのレジ前で見かけてすかさず購入(笑)。
増田 刺激を受けて、小さなことからでも女っぽさを意識しようっていう心意気が重要ですよね! 素敵な年上女性を見ても、清潔感や身だしなみに気を配ってる人って色気を感じる。
塚田 これを着たら、これを持ったら色っぽいとか、そういう即物的な話だけじゃないですよね。
引田 女っぽいなあって思う女性って、聞くと夫婦生活もすごく充実してることが多くて。色っぽいから充実するのか、充実してるから色っぽくなるのか、鶏と卵の理論みたいになってくるけど(笑)、とにかく色っぽママの存在は夫婦円満、家庭平和にも繫がるんだなあという気づきがありました。
増田 色っぽさが出しづらい冬こそ、自分の女っぷりを見つめ直すチャンスかもしれませんね!
1. 冬こそ触りたくなる素材を使う
分かりやすく肌見せに頼れない季節は思わず触りたくなる素材を一点取り入れるだけで全身の雰囲気がグッと色っぽく変化。ツヤ感のあるサテン素材はまさにその代表格。歩くたびに揺れ感も美しいナロースカートでラフなニットの女っぷりを上げて。
サテンのナロースカートは
ヘルシーMIXで好感度を高めて
微光沢なサテンのナローシルエットスカートは女っぽアイテムの代表格。ざっくりとしたニットを合わせて、女っぽさを微調整。スニーカーで程よくリラクシーさをプラス。
スカート¥31,900(レリタージュ マルティニーク/マルティニーク ルミネ横浜)グレーニット¥46,200(スローン/ザ ショップ スローン 新静岡セノバ店)ピアス¥55,000(モニス/フォーティーン ショールーム)ブレスレット¥13,500(アビステ)バッグ¥137,500(セルジオ ロッシ/セルジオ ロッシ カスタマーサービス)スニーカー¥13,200(アシックス/アシックスジャパン お客様相談室)
2. ニット×素肌見せバランスが絶妙
誰にとっても冬の必需品であるニットこそ、ひと技で差をつけたい。肩がチラッと、お腹がチラッと……小面積でやりすぎないのに温もりある素材感とのコントラストがドキッとさせる肌見せテクです。
片側だけが心憎い♡
肩見せニットで女っぽ加速
たとえばメンズライクなグレーコーデも、色っぽニットを合わせるだけで、抜群に今年らしいゆるっとスタイルに。カシミア混の上質素材を選ぶことで、大人の余裕を演出。
グレー肩あきニット¥23,980(ネイヴ/オンワード樫山)ピアス¥27,500 バングル¥44,000(ともにブランイリス/ブランイリス トーキョー)バッグ¥83,600(マーレット/サザビーリーグ)
長めのサイドスリットからの
チラッと脇腹にドキッ♡
ノーブルなネイビーニットにして、脇チラのギャップに胸キュン。ボトムスはあえてカジュアル感のあるものを選ぶのがポイント。
ニット¥5,290(ザラ/ザラ カスタマーサービス)ベルト付きパンツ¥33,000(アルアバイル)ピアス¥11,000 ブレスレット¥5,500(ともにワンエーアールバイウノアエレ/ウノアエレ ジャパン)バッグ¥124,300(ピエール アルディ/ピエール アルディ 東京)
3. ゆるぴたシルエットの緩急が得意
女っぽさと〝ボディコンシャス〟は、いつだって切っても切れない相関関係。全身のラインを露わにするのはもちろんハードルが高いから、ゆるっとシルエットと合わせてコントラストで一層の女っぽさを引き立てて。
オーバーシャツ×レギンスは
失敗知らずの大鉄板!
あえて衿を抜き気味に、袖捲りで抜け感を出すのもポイント。ハンサム感のあるブルーもいい感じ。
オーバーシャツ¥19,580(ザ シンゾーン/シンゾーン 表参道本店)レギパン¥22,000(ル フィル/ル フィル ニュウマン 新宿店)メガネ¥81,900(10 アイヴァン/アイヴァン PR)イヤーカフ¥13,200(マム/ビヨンクール)バングル¥13,750(エイチアッシュ/フォーティーン ショールーム)バッグ¥64,900(ヘリュー/エスケーパーズオンライン)ローファー¥132,000(ピエール アルディ/ピエール アルディ 東京)
ブルゾンから覗く
ニットタンクのメリハリが色っぽい
パラシュートパンツなどボリュームボトムスにニットタンクは好相性。アウターは肩がけで、さりげなくボディラインを香らせて。
ニットタンクトップ¥25,300(COZ manufactured by WRAPINKNOT/ウメダニット)ショートブルゾン¥13,590(ザラ/ザラ カスタマーサービス)パンツ¥30,800(エストネーション)ピアス¥37,400 ブレスレット¥58,300(ともにブランイリス/ブランイリス トーキョー)バッグ¥270,600(ロジェ ヴィヴィエ/ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)パンプス¥57,200(ペリーコ/アマン)
4. 色っぽカットソーに一家言あり
気負わず着られて丸洗いできる、日常着の象徴のようなカットソーなのに、どこか色っぽい……そんなギャップが魅力! とろみや透け感の儚げ素材や素肌が覗く絶妙なカッティングなど、ユニセックスな一枚からまずはスイッチしてみて!
5. ジャケットのインナーでハッとさせる
色っぽママたちはジャケット上手! ビッグサイズのいわゆるおじジャケもただのハンサムに終わらせない秘密はハッとさせるインナー使いにあります。アシンメトリーな肌見せインナーで脱がなくても視線を独占!
大胆なワンショルダーも
ジャケットインなら簡単!
オーバージャケットとボンタンパンツのメンズライクコーデのときこそ、インナーで色っぽさを投入。肌感が出やすいワンショルはまさにピッタリ。
ジャケット¥83,600(バウム ウンド ヘルガーテン/エストネーション)ワンショルダータンクトップ¥9,900(ル フィル/ル フィル ニュウマン 新宿店)タックパンツ¥49,500(カオス/カオス丸の内)ピアス¥39,600(ブランイリス/ブランイリス トーキョー)バッグ¥151,800(ピエール アルディ/ピエール アルディ 東京)ローファー¥127,600(トッズ/トッズ・ジャパン)
6. ボディスーツがワードローブのスタメン
色っぽいママたちが決まって日常使いしていたのがボディスーツ。どんな姿勢でもお腹周りがもたつかず、ウエストのラインも美しく魅せる。まずはカジュアルボトムスの合わせでヘルシーな女っぽさを演出して。
ゆるデニムにはピタッと!
よりタイトなストレッチ系に
フィット感のあるツルッとした素材で、ボディメイクも簡単。
ボディスーツ¥2,990(ザラ/ザラ カスタマーサービス)デニムパンツ¥53,900(シチズンズ・オブ・ヒューマニティ/ウィム ガゼット 玉川髙島屋S・C店)ピアス¥11,000〈ワンエーアールバイウノアエレ〉ブレスレット¥82,500〈ウノアエレ〉(ともにウノアエレ ジャパン)バッグ¥336,600(ロジェ ヴィヴィエ/ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)
冬に使える色っぽオシャレアイディア4選
【Things:7】
ピンクよりも赤で勝負
デニム合わせから始める
〝赤で女っぽい〟の引き出し
赤ニットとデニムは相性抜群。インパクトのある赤ニットもカジュアルに合わせることでヘルシーにシフト。モード系やキレイめ服には赤リップや赤ネイルなど少量を効かすのも有効。
赤ニット¥19,800(ミースロエ)デニムパンツ¥20,900(ザ シンゾーン/シンゾーン 表参道本店)ピアス¥24,200 イヤーカフ¥19,800 ブレスレット¥18,700(すべてLilas/リラ/スピック&スパン ルミネ有楽町店)バッグ¥71,500(ヘリュー/エスケーパーズオンライン)
【Things:8】
脚見せを品よく取り入れる
復活ミニ&ロングブーツは
透けタイツ合わせが最旬!
スカートとブーツの間をタイツで埋めるのは常套手段だけど、どんな風に埋めるかが重要。30デニール以下の薄手タイプならより色っぽい。
ミニスカート¥19,800(セルフォード/セルフォード ルミネ新宿1店)ストッキング¥1,210(靴下屋/タビオ)ベロアカーディガン¥14,300(サロン アダム エ ロぺ)ピアス¥52,800(ウノアエレ/ウノアエレ ジャパン)バッグ¥18,150(ヤーキ/ヤーキ オンラインストア)
【Things:9】
冬でも白レースで清潔感と女っぽさ
コットンレース×レザーの
甘辛MIXで大人のピュア感
イノセントな雰囲気の白のコットンレースワンピは、メンズライクなレザーブルゾンで甘さを引き算。
ワンピース¥75,900(マーレット/サザビーリーグ)ジャケット¥41,800(ユナイテッドアローズ/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)ピアス¥15,400(ワンエーアールバイウノアエレ/ウノアエレ ジャパン)ブーツ¥35,200〈コルソローマ9〉(ともにメゾン イエナ)
【Things:10】
至近距離で魅せる
ミニマルなジュエリー使い
想像力を掻き立てる華奢な
フープやリングの一点づけ
色っぽさを引き出すのに、盛りすぎはNG。ジュエリーも華奢なものを、少し物足りないくらいがちょうどいい。ピアスも華奢ながらダイヤモンドでリッチ感はキープ。
ピアス¥60,500(マリア ブラック/マリア ブラック 表参道店)リング[人差し指]¥250,800[薬指]¥451,000(ともにトーカティブ/トーカティブ 表参道)ラクーンニット¥26,400(イエナ/メゾン イエナ)
撮影/三瓶康友(人物)、魚地武大〈TENT〉(静物) スタイリング/石関靖子 ヘア・メーク/桑野泰成〈ilumini.〉 モデル/咲 和希、申 真衣 取材・文/塚田有紀子 編集/引田沙羅
*VERY2024年1月号「【大特集】隙ありぐらいがグッとくる? 冬こそ気になるのは、ちょっとゆるめの色っぽママ Part2 〝今どきなゆるさ〟が色っぽいに変わるとき」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。