〝着たいものより着られるもの〟になりがちなVERY世代。オシャレで素敵なあの人も例外ではないようです。加齢や出産を経て変わってきた自分を知り尽くしたうえで、前向きなオシャレを楽しんでいる人たちのマイルールとは?今回は、服を選ぶ時は“着痩せ重視”というママのコーデ術をご紹介します。
こちらの記事も読まれています
目眩まし〝大げさトップス〟と
ウエストコンシャスな合わせで
寸胴体形にメリハリ
大好きな服を年相応に素敵に着こなしたいと思ったとき、その最短ルートが〝スッキリ着痩せするものを選ぶ〟ということでした。服を買うときは何より体形の目眩まし効果を重視。年々もったりとメリハリがなくなってきた上半身は、トップス自体の大げさなくらいのボン・キュッ!シルエットに頼ります。いわゆる美脚パンツも、世間で名品と呼ばれる声を鵜呑みにせず、自分に合うかをこの目でシビアに吟味するように。お尻や腿の肉感を拾わないハリ感ある黒パンツ探しが命題です。
着痩せ&洒落見え
両得の構築ブラウス
ボリューム袖のトップスならウエストはイン。ペプラムならウエストフィット&裾フレアなど、シルエットの凸凹を上手く使ってメリハリを。苦手意識のあったトレンドのゆるパンもボリューム袖トップスで攻略。ベージュシャツはハイクです。
黒パンには一家言。
肉感を拾わないハリ素材が命です
着痩せるイメージが強いストンと落ちる素材感よりも、自分の体形には太腿やお尻の肉感に負けない肉厚なストレッチ素材がベストと発見。ユニクロなら名品「スマートアンクルパンツ」より、「ストレッチテーパードアンクルパンツ」推しです。エムフィルやル フィルもヘビロテしている名品黒パンツ。
面長を下重心に見せるサングラス
ザ・ロウ×オリバーピープルズのサングラスは「シュッとした?」と何人にも聞かれる名品。面長かつ年齢と共にもたつき始めたフェイスラインをラウンドフレームが引き締めてくれます。
〝甲長靴〟で膝下の長さを稼ぐ!
短足も悩みですが、脚はこれ以上長くはならないので甲をできる限り露出して脚を延長して見せるように。ネイビーのスリット入りシューズはとにかく歩きやすいオッフェン。黒ミュールはピッピシック。アイボリーのシャーリングシューズはボッテガ・ヴェネタです。
◉profile
製薬会社勤務
牧野智絵さん
7歳・2歳の女の子のママ。この春、2年間の産&育休が明け、製薬会社に職場復帰。服を買うために働く、という大の服好きな一方、視覚効果を駆使した着痩せセオリーを展開する論理派な面も。
撮影/木村 敦(人物)、清藤直樹(静物) ヘア・メーク/Hitomi〈Chrysanthemum〉 イラスト/小室ちひろ 取材・文/嶺村真由子 編集/引田沙羅
*VERY2023年7月号「【大特集】大丈夫、助けてくれる服がこんなにある 体重が本当に全然落ちなくなってからのオシャレ50連発 Part1 痩せてる人より痩せ見え上手な人のルールが知りたい!」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。
*掲載のシャネル製品は私物につき、店舗へのお問い合わせはお控えください。