服選びは「ママのマネっこがしたい!」気持ちに乗っけて
正中雅子さん (年長さん・女の子)
毎朝、私が鏡の前でコーディネートを決めているのを見て、いつの間にか娘もマネをするようになり、同じようなものを欲しがるようになりました。3歳頃から服の好みやこだわりが出てきて、言い合いにもなることも(笑)。過去には全身ブリブリになりすぎたり、プリンセスにハマっている時期は、正直、どこまで娘に寄り添うか悩んだことも。そんな時は夫に間に入ってもらうと娘も納得する形で解決します。
自分の好みで服を選ぶことは個性を育むためには大切なことなので、定期的にH&MやZARAに行って自分で選ばせるようにしています。多少失敗することもありますが、お手頃価格だし、娘の満足気な顔をみるとそれもアリかなと思っています。
とにかくママのマネっこが好きなので、全く同じでなくても似たようなものを選んで着せるようにしています。小さな子があまり好まなさそうなゆるシルエットのパンツも私が穿いているのを見て「可愛い!」と欲しがったので、似たデザインのものを購入。なんとなく小さい版の私を見ているようでうれしかったりもします。
ワンピはシルエットでお揃い感を楽しみます。娘は子供らしくパキッとしたピンクをチョイス。キャップとペタンコサンダルを合わせてスポーティにするのが私たち母娘っぽい気がして落ち着きます。「ママと一緒のワンピ、可愛くって好き」って嬉しそうな顔で言われるとこっちまで嬉しくなてしまいます。
娘の「着たい!」はココでフォロー
「自分で選びたい!」はZARAやH&Mで解消
「ZARAやH&Mで買い物したい!自分で選びたい!」と言ってきたら、迷わずさせるようにしています。少し派手かな?と思ったワンピでも、キャップやスニーカーなどの合わせを私が微調整することで落ち着くし、娘もメインアイテムのワンピが自分で選んで買ったものなのでご満悦のようです。
娘の好きな”可愛い”は小物限定に
3歳のころはプリンセスのキラキラ系にハマっていましたが、最近はいわゆる”可愛い系”を好むように。娘チョイスで服に可愛い要素を取り入れるのは危険なので(笑)、カチューシャやバッグなど小物限定に。6歳でも好みの変化はしっかりとあるので、トレンド的なものは小物で取り入れるのがちょうどいいと思っています。
子どもの「着たい」と親の「着せたい」って育児に影響するの?
大豆生田啓友先生に聞きました
子どもの服選びの押しつけはなるべく避けたいですね。というのも、服選びにはその子のこだわりがあります。小さなころから自分で服選びをすることは、生活習慣の自立や自己決定する力にもつながります。だから、日ごろから「これと、これ、どっちがいい?」などと聞いてあげることも大切です。「〇〇ちゃん、こういう色が好きなんだね。センスいいね!」などと言ってあげることで、自己肯定感にもつながります。そうしていると、子どもと服を買うショッピングもちょっと楽しくなったりしますよ。
撮影/久保嘉範 取材・文/田中幸恵
<<【1】を読む。
<<【2】を読む。