子ども自身が服に「好き」「嫌い」が出てくると、朝の身支度に時間がかかるようになっててこずっているママも多いですよね。
子ども自身が選んだ服なのになんだか素敵なママに、子どもの好みとママの好みを上手に両立する方法を聞きました。
「ママとお揃いだよ」が娘の魔法の言葉に
小野志穂さん・35歳 (3歳・女の子)
2歳になる前からお気に入りの服を自分から率先して選び、私が気付いた時にはもう着替え終わっていることが多く、違うものに着替えさせようとしても逃げ回るので基本的には本人に任せています。どうしても娘セレクトの服では困るときは、替えの服を用意して外出し、気が紛れた隙を狙って着替えさせたりすることも。
そんな娘にとって「ママとお揃いだよ」は魔法の言葉のようで特別。「こなちゃん、ママと一緒だね。可愛いね~」と声をかけながら着替えさせるとだいたいご機嫌になります(笑)。自分なりのオシャレの個性は磨いて欲しいので、無理強いはせず、親の希望と本人の希望をうまくすり合わせていけたらと思っています。
ランチなど、ちょっとしたお出かけの時は“黒ワンピでお揃い”が定番。お出かけ前に「今日はお出かけだから、ママとお揃いの特別に可愛いワンピ着よっか」と声をかけます。
以前は黒の服は嫌がって着てくれなかったのですが、普段、私が黒を着ることが多く、彼女もよく目にしているので、最近では黒=可愛いという認識に変化してきているような気がします(笑)。
サックス×キャメルの色合わせが好きで、娘にも着せてみたら想像以上に可愛くて。どうしても女の子=ピンクのイメージが大きいですが、個人的にピンクがあまり得意ではないので、母の願いが叶って(笑)娘が水色好きになってくれてよかったです。色でお揃いは子どもにもわかりやすいようで「ママとおんなじ~!」と喜んでいます。
娘の「着たい!」はココでフォロー
ヘアアレンジで”気分だけ”キャラクターに
基本的に服でキャラものは着せませんが、髪型ならOK!娘の気分が乗らない日でも「今日はばいきんまんにする?ドキンちゃんにする?」と本人に選んでもらい、結ってあげると満足しているようです。
ピンク服は数枚だけ常備!
親の好みで色ものの服をあまり着せていませんが、それでもやっぱり娘はピンクが好きなので数枚は常備しています。つい最近、娘が選んで買ったスパンコールのフラミンゴがついたタンクトップはH&M。
キャラものは肌着とパジャマ限定で解禁
たまにキャラものも欲しがりますが、うまく言い聞かせて回避しています。ただ、どうしても欲しがるときは、パジャマや肌着限定で解禁。“全部ダメ”ではなくて、“ここだけは譲る”というポイントを決めています。
撮影/久保嘉範 取材・文/田中幸恵
>>【2】は、15日(木)12:00に配信予定です。