少し前までは、ニットのインナーといえば丸首白Tで、首元から白がチラッと見えるのがオシャレな着方だったはず。ですが、今年はニットの下にタートルニットやブラウスを着るのが主流のよう。着方のバリエーションも増え、何より暖かい!今年らしいニットのレイヤードテクニックを紹介します。
ニットの下にニットを重ねる!
アンサンブルニットくらいしか発想のなかったニットとニットの重ね着。今年はとにかく薄手タートルを仕込むのがトレンドで、透け感のあるものやキレイ色など豊富に揃っています。ニットonニットのコーディネートをピックアップ。
まずはいつものニットの下に薄手タートルを!
今シーズンたくさん見かけるレイヤード法。スウェットの下にタートルが多いですが、冬はスウェットをニットの変えて更に防寒を。ニットはイエナ、タートルはエディションのもの。
ニットとタートルの色合わせで遊ぶのも楽しい
撮影/宮下昌生タートルの見える面積は少ないからこそ、カラーにも挑戦しやすい。今年はタートルのカラバリも豊富なので、1枚キレイ色を買ってみるのもおすすめです。ニットはジャーナルスタンダード レリューム、タートルはギャルリー・ヴィーのもの。
Aラインのニットを重ねたら、裾からもレイヤード感が出せる
上にストンとしたラインのニットを重ねたら、首元や手首だけでなく、裾からもレイヤードの様子がちらり。太さの違うリブが重なり合い、表情豊かなコーディネートに。ニット、タートルはともにギャルリー・ヴィーのもの。
スキッパーニットがタートルをより引き立てる!
首元が大きく開いたスキッパーニットにはタートルがもってこい。太めリブのタートルを入れることで、コーデが単調に見えません。ニットはユナイテッドアローズ、タートルはレリタージュ マルティニークのもの。
襟付きのポロニットで上級者なニットonニット
真冬には寒いハイゲージのポロニットをインナーにして活用。小襟がきちんと感を出してくれるので、母行事にも使えるニットスタイルになります。ニットとポロニットはともにスローンのもの。
同じシリーズの違う型を重ねてツインニット風に
同ブランドの同じシリーズをセット使いするのも手。ニットとカーディガンの贅沢重ねで、暖かいのはもちろん、一歩先ゆくニットスタイルに。カーディガン、ニットはともにエイトンのもの。
ニットの下はブラウス!
寒い時期にもブラウスを着続けられる嬉しいレイヤード法。首元や袖でさりげなく甘さが出せるので、どうしても地味になりがちな冬服を盛り上げるのにも一役買ってくれます。フリルのチラ見せと存在感大のビッグカラーのおすすめコーデをご紹介。
ストライプのフリルなら清潔感のある甘さに
撮影/須藤敬一グレーニットに黒パンツのシンプルコーデが、フリルを少し覗かせただけで一気に華やかに洒落て見えます。ニットはチノ、ブラウスはレプレリードパリのもの。
白フリルはカジュアル派にもおすすめ
白フリルはデニムとも好相性。フリルの面積が小さいので、カジュアル派も取り入れられる重ね方です。ニットはスローン、ブラウスはユナイテッドアローズのもの。
全身黒にさりげないレースで、ハンサムなレイヤード
甘黒レースはともすると結婚式の二次会のようになってしまうので、カッコよく着るのが正解。ニットはエイトン、ブラウスはアルアバイルのもの。
ビッグカラーにふわふわニットでとことんフェミニンに
ヒラヒラのビッグカラーにベージュのふわふわニットで甘いぶん、ボトムスは黒の細身パンツで引き締めます。ブラウスはウィム ガゼット、ニットはエブールのもの。
カラーニットを合わせてただの甘いで終わらせない
ビッグカラーもアシンメトリーデザインなら甘すぎない。鮮やかなグリーンのモヘアニットと合わせて、周りと被らないレイヤードが完成。ニットはオーラリー、ブラウスはカレンテージのもの。
ニットカーディガンを羽織ればレディ感がアップします
ニットをカーディガンにすると、また違った印象。トレンドのビッグカラーブラウスのレイヤードがより上品に見えます。甘さと上品さがあるので、足元はコンバースで引き算。カーディガンはエストネーション、ブラウスはユナイテッドアローズのもの。
いかがでしたか?手持ちのニットが新鮮にコーディネートできたり、1枚では着にくいものが再び活躍したりと、レイヤードはコスパ面でもとても有効的。今シーズンのお買い物は、レイヤード前提で、購入アイテムを考えてみても良さそうです。
構成・文/井上さや
*掲載中の情報は過去誌面をもとに再構成したものです。商品は販売終了している場合があります。