オシャレな人って、いつも同じジュエリーをこなれた感じでつけていて、自分らしい手元が仕上がっている気がする。そう思わせるのは、節目に出会ったジュエリーたちを大切に手元に重ねていたからでした。ワンシーズンだけじゃない、自分だけの手元オシャレを楽しんでいる、スタイリストの亀恭子さんにジュエリー使いについて聞いてみました。


「価格=愛情」「ときめいて買ったほうがいい」「あまり重ねずシンプルだけど華が出せること」が亀さんの選びの基本。「グーセンスパリのリングは行く先々で褒められます。カルティエの結婚指輪はパヴェを選んだことで重ねづけに合いやすく大正解でした」。

オープンハート、華奢リング、
婚活ジュエリー(笑)。
いろんなジュエリー期を経て
“自分目線の選び”に到達
20代前半はティファニーのオープンハート、華奢な重ねづけや〝スキンジュエリー〟という言葉が流行った時期もありました。バイザヤードの一粒ダイヤのピアスで結婚できる説が流れたことも(笑)。20代の頃は、そういう流れに敏感でした。30代になってジュエリーは〝買ってもらう〟から〝自分で買うもの〟へと気持ちが移行。必ず毎日つけること、を意識するようになったのもこの頃からだった気がします。スタイリスト5周年にかこつけて(笑)、憧れの時計を入手して大切に使っていたことも。いわゆるファッションジュエリーに目が向いたのは35歳を過ぎてから。セレクトショップで、まだ無名のブランドを見つけるたびワクワク。手元も耳元も、より自由度が増しました。
◉スタイリスト・亀恭子さん(40歳・3歳の男の子ママ)
女性誌に、女優さんにと引っ張りだこの人気スタイリスト。最近では「投資ジュエリーは孫にも譲れるかも」という気持ちも。
撮影/中田陽子〈MAETTICO〉(人物)、清藤直樹(静物) ヘア・メーク/秋山 瞳〈PEACE MONKEY〉取材・文/都築章子 編集/澤辺麻衣子
*VERY 2019年1月号「日替わりじゃない〝いつもつけてる感〟〝厳選されてる感〟が憧れ 30歳からは“地金ジュエリー”で大人の階段のぼります♥」より。
*掲載中の情報は、誌面掲載時のものです。ブランドへのお問い合わせはご遠慮ください。