おしゃれなママたちの手元が今、ロレックスにシフト中。メタルブレスならではのハンサムな雰囲気が「合わせやすくて、自分にフィットする」というのが人気の秘密。今回、出会いからジュエリーの合わせ方まで取材してみると、それぞれのライフスタイルや価値観を体現するほかにはない魅力が見えてきました。
*掲載のエルメス・シャネルのアイテムはすべて私物につきブティックへの問い合わせはお控え下さい。
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VERYモデルの愛用ロレックス
笹川友里さん
潔くメンズに振った手元が
甘い服をより好きにさせてくれました
ある時、夫から「一度、使ってみて」と渡されたのがロレックスの「コスモグラフ デイトナ」。メンズサイズでフェイスが40㎜と大きかったので、似合うかな…と思ったけれど、私自身手が大きいこともあって、すんなりマッチ。甘い気分の日やシンプル服の日もロレックスを合わせているからこそ全体のバランスが取りやすいことに気づいたんです。それ以来時計はすっかりメンズウォッチ派に。なかでも、ロレックスは伝統がありタイムレスな存在。背景を含めて好きになりました。その後夫のものだったこの時計はサイズ調整をして、当分の間お借りすることに(笑)。甘い服にはスニーカーを履いて、腕と足元をハードに寄せた甘辛ミックスを楽しんでいます。
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コスモグラフ デイトナ
40mm
牧野紗弥さん
この時計に見合う女性になりたい
未来の自分を描けた運命の出会い
ロレックスは両親が愛用していたこともあり、幼い頃から憧れていました。二十歳のお祝いに父から贈られたファーストロレックスは、大人になった証しをもらえた気がして今でも鮮明に覚えています。それ以来大切な場面で、いつも自信をくれたのはロレックスでした。子育ても少し落ち着き、40代に向けてどういう自分になりたいかを思い描いたとき、〝とびきり素敵なジュエリーや車なんだけど、スウェットでラフな着こなし〟というような余白を感じられるファッションをしたくて、ゴールドの「デイデイト」を思い切って購入。ゴールドの重さも輝きも含めてパワーをもらいながら、いつかこの時計に見合う女性になりたいと、日々気持ちにスイッチを入れています。
MODEL |
デイデイト
36mm
鈴木六夏さん
「毎日ジュエリー」とのバランスを
取ってくれるコンビデザインが魅力
今、私が持っている時計はロレックスだけ。息子が10歳の時に自分で購入した「チェリーニ」と、夫が数年前の結婚記念日にペアで贈ってくれた「レディ デイトジャスト」のコンビです。この2本が揃ってからは時計が欲しくならなくなりました。手元を女っぽくしたいなら「チェリーニ」で完成するし、「レディ デイトジャスト」のコンビさえあれば、どんな地金のジュエリーでもバランス良く整えてくれる。昨年、体の一部のような感覚で身につけられるものをとブレスレットを更新したのですが、時計と合わせやすいようにローズゴールドを選びました。時計との組み合わせでマニッシュに私らしくしてくれる。ロレックスに出会ってから装いがブレなくなった気がします。
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レディ デイトジャスト
26mm
読者の愛用ロレックス【お仕事コーデ編】
打ち合わせの日
×オイスター パーペチュアル 34mm
どんなジュエリーでも受け止めてくれる
デザインにようやく出会えました
ブレスレットはPale Jute、リングはヴァン クリーフ&アーペルの「ペルレ」と「ペルレ シニアチュール」。ペルレの重ねづけが今の気分。エタニティリング感覚で合わせています。
PROFILE
小川ゆりさん
(33歳/12歳男の子と9歳女の子のママ)
フリーランスプレス。自身がデザイナーを務めるジュエリーブランド「ROY」は早くも業界内で話題に。感度の高いスタイリングでインスタグラム@yuri___ogawaも人気。身長153㎝。
クライアントとの打ち合わせ中、時間を確認するためにスマホを見てしまうと場合によっては集中していない印象を与えてしまいそうで…仕事でも使える時計が欲しいと思っていたところ、夫の影響もありロレックスが気になるように。時には色石などのジュエリーと合わせたかったので、石も日付もないシンプルなフェイス一択。かつ、自分の身長バランスに合わせてサイズは男女兼用にできるボーイズサイズにしました。店頭でやっと出会えたのはなんと昨年迎えた娘の誕生日。地金ジュエリーとのMIX使いを楽しんでいます。
仕事の日
×レディ デイトジャスト 28mm
決意を新たに購入したこの時計が
日々、新しい私を導いてくれる
時計との相性が抜群のカルティエのダイヤ付きマリッジリングと、ヴァン クリーフ&アーペルの「ヴィンテージ アルハンブラ」のリングがお決まり。フェイスがシェルなので、パールとリンクさせたりして日々楽しんでいます。
PROFILE
田中 泉さん
(34歳/2歳男の子のママ)
元NHKアナウンサー。報道番組を中心に活躍し、現在は社会、ダイバーシティー&インクルージョンをテーマにしたラジオ番組でキャスターを務めるなど多方面で活動中。
約3年前、テレビ局を退職したタイミングと母になるタイミングが重なったこともあり、これからの新しいステージに気合いをいれるためにも自分で購入しました。会社員時代にしていた時計は職業柄華やかさを抑えていたので、これからは仕事も育児もより自分らしく楽しめたらと大好きなダイヤが入っているデザインを選択。仕事でのきちんとコーデの時もオフのカジュアルコーデの時でもシーンを選ばず身につけられるところがお気に入り。防水なので、家のなかで家事をしていても外すことなく使用。まさに今の私の相棒です。
読者の愛用ロレックス【休日スタイル編】
休日ワンピ
×レディ デイトジャスト 26mm
オフの甘い気分を満たしてくれる
ピンクフェイスのロレックス
フォルテ フォルテのワンピースとフェイスのピンクがリンクしているところがお気に入り。リングは銀座三越でオーダーしたダイヤ入り婚約指輪以外、ヴァン クリーフ&アーペルです。ロレックスのおかげで甘いなかに知的でハンサムな雰囲気になります。
PROFILE
櫻田真衣さん
(38歳/3歳女の子のママ)
外資金融関係に勤務。職業柄、平日はスーツが多いため、休日は甘い服を楽しんでいる。仕事と家庭を両立させるため、地域の子育て支援をフル活用中。
大学卒業後、社会人になるお祝いとして父が贈ってくれたのが「レディ デイトジャスト」のピンクフェイスでした。商談へ向かう日など、完全に平日の仕事用としてつけていたのですが、娘が生まれて甘い服が好きになってからは、ハンサムなデザインとの組み合わせがしっくりきて休日の華やかなワンピースにもつけるようになりました。実は今、私の母が愛用しているピンクシェルフェイスのロレックスを時々、母と交換しながら使っているんです。15年以上経ってもこうして母娘でシェアできる時計があるのって嬉しい。娘に受け継ぐ日を密かに楽しみにしています。
ママ友ランチの日
×エアキング 34mm
ちょっとおしゃれしたい日
自己肯定感を高めてくれるお守り
SNSで見たフランスのマダムの手元を真似して、右手の人差し指に大ぶりリングをつけるのが定番。大粒パールのリングが欲しくてオーダーしたもの。マリッジリングはブシュロン。
PROFILE
三浦愛美さん
(41歳/1歳男の子のママ)
流行前にピオヌンナルのバッグを使うなど、感度の高い専業ママ。週3で通うプリスクールのママ友とお茶やランチをするのが最近の楽しみ。
息子がまだ小さいこともあり、習い事の送迎やママ友ランチ以外はほとんどノーアクセ。それでも、ネイルを新しくした日や久しぶりのヘアサロン、ママ友と会う日などにこのロレックスと大ぶりリングをつけると、自分らしいおしゃれができたと気持ちが高まる大切な存在なんです。ブラックフェイスのメンズっぽさが、甘めが好きだった20代の頃はしっくりこず、出番が少なめでしたが、年を重ねた今ようやく馴染んできています。ジュエリーとは違い、このロレックスは息子にも譲ることができるのも今から楽しみです。
読者の愛用ロレックス【母モード・妻モード編】
母モードの日
×レディ デイトジャスト 26mm
私にとって、家族の象徴。
母業の時に必ずつけています
大ぶりなジュエリーが好きなのでロレックスと反対側の手にエルメスの「シェーヌ・ダンクル」モチーフのリングをつけています。フェイスが傷つかないように意識して大切に使っています。
PROFILE
菊地優花さん
(35歳/11歳と7歳の女の子のママ)
専業ママ。長女の受験準備や次女の学校行事などで多忙な中、美容ブロガーなどの活動も。子どもたちの卒入園式では同じ服を着回したり、お気に入りを長く使うのがマイルール。
普段はもちろん、学校行事の時には必ずつける「レディ デイトジャスト」。婚約記念に夫が贈ってくれたものなので、手元を見るたびにふたりで家庭を築こうと誓ったあの時の気持ちを思い出せて背筋が伸びるんです。次女も小学校に上がったタイミングで、それまでホワイトゴールドだったブシュロンのエンゲージリングを、イエローゴールドとホワイトゴールドのコンビに更新。環境が変わり手元の気分が変わったとしても、コンビブレスのロレックスなら、どんなジュエリーも合うのでずっとつけているんだろうなと思います。
週末夫婦でお出かけ
×デイトジャスト 36mm
夫とのペア使いで
週末の家族時間もさらに楽しい
カルティエのマリッジリングに、夫から「出産頑張ってね!」と贈られたシャネルの「ココ クラッシュ」。手を見るだけで家族の大切さを実感できます。
PROFILE
岩田真由子さん
(32歳/妊娠9カ月)
外資金融関係に勤務。6月に第1子の出産を控えるプレママ。「お互い平日は多忙なので、週末は夫と愛犬との時間を大切に過ごしています」
夫が若い時に使っていたものをもらい、サイズを直して愛用しています。フェイスが大きくメンズらしい雰囲気もお気に入り。もともとモノトーンでシンプルなコーデが好きなのですが、時計の存在感のおかげで適度なアクセントに。夫ともよくお揃いで身につけていて、将来、お腹の子どもが大きくなったら、今度は家族でお揃いを身につけるのもいいなと今からとても楽しみです。いつも目に入る手元コーデは時代を選ばない一生物の時計とジュエリーを選んで、ファミリーストーリーを繫いでいけたら素敵だなと思っています。
撮影/木村 敦、佐藤航嗣〈UM〉 ヘア・メーク/TOMIE(牧野さん、鈴木さん分)、谷口結奈〈P-cott〉(笹川さん、読者分) 取材・文/高橋夏果 編集/羽城麻子
*VERY2022年5月号「ロレックス起点の手元おしゃれ」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。