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母靴の名品「ロジェ・ヴィヴィエ」の黒パンプスが愛される理由

子育て奮闘中の今から愛せて、子どもが手を離れた未来はもっと愛が深まり身につける姿が想像できる。変わらない価値の〝黒小物〟はオシャレを支えるブレない軸。多様化する時代にママ目線で再選定、投資価値アリの「黒名品」を提案する新連載♡ 今回は、Roger Vivierの名品バレリーナシューズです。

Roger Vivier
「ゴメッティーヌ」バレリーナシューズ

 

母らしく、歩きやすいは大前提。でも、本当に好感の持てるエレガンスとは、センスが垣間見えるような素敵さがあってこそ。妥協点のむずかしい母靴の代表、黒パンプス。その選びにおいて 〝妥協なしの1足〟として、ママスタイリストたちからも支持されているのが「ロジェ ヴィヴィエ」のバレリーナシューズです。1937年にパリで誕生し、彫刻のような美しさと評されるロジェ ヴィヴィエの靴たちは、エリザベス2世が戴冠式で着用し、ジャクリーン・ケネディを始め時代を彩るスタイルアイコンの足元を彩ってきました。象徴的なスクエアバックルのシューズは、1967年の不朽の名作『昼顔』でカトリーヌ・ドヌーヴが着用。そのエレガンスは決定的なものとして周知される存在に。シューズに対してやや大きめなスクエアバックルは、上品でありながら先鋭的。ボディと同色のトーンオントーンのバックルならオケージョンを選ばず、真面目なだけに収まりたくないママ心に見事にヒット♡ フラットながら脚をキレイにバランスよく見せるポインテッドトウ、多少の雨でも安心のラバーソールも名品を裏付けるに十分です。

母らしさや上品さを守りながら、オシャレ心をも満たしてくれるバレリーナシューズ。長時間履いても疲れにくい快適さも、愛される理由。シューズ¥80,300(ロジェ ヴィヴィエ/ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)その他私物

撮影/花盛友里 取材・文/櫻井裕美 編集/羽城麻子
*VERY2021年12月号「大切にしたいBlack名品」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。

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