VERY11月号でみっこちゃんが斜めがけしているバッグ、「フェンディ ファースト」。やさしいブルーの淡色コーデになじみつつリッチ感をプラスしてくれる存在感が気になっている人も多いのでは? 2021年秋冬のコレクションで発表されたFENDIの新作バッグとして話題沸騰の「フェンディ ファースト」について、トレンドをおさえておきたいVERYママに向けてご紹介します!
撮影/東京祐 モデル/矢野未希子 ヘア/shuco<3rd> メーク/AIKO ONO スタイリング/加藤かすみ
注目の新ディレクター キム・ジョーンズの初コレクションで発表
長らくフェンディでは、3代目のシルヴィア・フェンディと2019年に逝去したカール・ラガーフェルドがウィメンズのディレクションを担当していましたが(カール・ラガーフェルドは約55年間も!)、カール亡き後はシルヴィアが単独でコレクションを率いていました。
そこに去年、キム・ジョーンズがウィメンズのアーティスティック ディレクターとして就任し、今年コレクションを発表。キム・ジョーンズといえば、ディオールのディレクターでもある人物(フェンディと兼任)で、モードとストリートを自在に操る奇才として知られています。ディオールとナイキをコラボさせてエア ジョーダンを作ったり…フェンディにも楽しいサプライズが待っていそうですよね。
まさにそんな新生フェンディのお披露目とあわせて発表されたのが、「フェンディ ファースト」なんです。レザーグッズやシューズなどは引き続き、アーティスティック ディレクターのシルヴィア・フェンディが手がけています。
シルヴィア・フェンディといえば、皆さんご存知、VERYにも何度も登場しているアイコンバッグ「バゲット」や「ピーカブー」を生み出した女性。’94年にレザーグッズの責任者になると、’97年にはバケットバッグ、’09年にピーカブーを発表し大ヒットさせました。
フェンディ ファーストは、フェンディのネクストアイコンバッグ!
というわけで、フェンディの中でも「ネクストアイコンバッグ」と位置付けられているこちらのフェンディ ファースト。名前にも、新しい時代の幕開け、新たな1ページとしての意味が込められています。
その特徴は、ソフトなクラッチのフレームに配された「F」の文字。一目でわかる個性的なデザインですが、ソフトなナッパレザーやパイソン、ミンクファーなど上質素材でかたどり、同色でまとめることであくまでさりげなく、上品。クラッチ、付属のショルダーの2wayで使えるところも、お出かけ機会が絞られているニューノーマルな生活にマッチしますよね。
「お出かけの時は思い切りドレスアップ派が増えている」と最近のVERYでも特集していましたが、非日常感があるクラッチ持ちはそんな時にも便利だと思います。それでいてちゃんと容量があるというのが、非日常でも荷物が多くなるママのお出かけにはうれしいポイント。
サイズはミディアムとスモールで、みっこちゃんが持っていたのはナッパレザーを使ったスモールサイズのピンク。付属のショルダーで斜めがけにしています。他にこのレザーではブラック、ブラウン、もう一色のブラウン、ベージュの5色を展開。ミディアムは必需品の他にiPadがしっかり入るサイズ感で、お仕事用としても活躍しそう!
フェンディが新しい才能と出会い、シルヴィア・フェンディが操る小物たちにも新しい風が吹いているのかも…そんな気配を感じるニューバッグ。新たなアイコンとして育つこと間違いなしなフェンディ ファースト、初代のうちにぜひチェックしておくのがおすすめです♡
問い合わせ先:フェンディ ジャパン 03-3514-6187
取材・文/有馬美穂