ワイドパンツはバランスがとれず、パンツの裾を詰めるとシルエットが変わっちゃう。身長が低いから…とできないことを考えるより、得意分野を楽しみませんか？ 「小柄なほうが似合うコーデもある！」と語るのは、高身長スタイリスト・安西こずえさん。背の高い人から見た“身長150cm台＝Sサイズさん”の良さを生かし、今どきコーデの着こなし方を教えてもらいました！
「甘いブラウス」が
コスプレにならず良く似合う！
パフスリーブやリボン、背が高いと迫力がでがちなデコラティブデザインも、小柄な人はさりげなく着こなせます！
ふんわり袖にふんわりスカート
まさにSサイズさんの特権コーデです！
トレンドのボリュームスリーブや裾フレアなどの甘トップスは、人を選ぶアイテムですが、概して小柄な人が似合う傾向。秋カラーのグラデーションに足元はレオパード、色から秋へシフトするコーデです。トップス￥9,000（スナイデル／SNIDEL ルミネ新宿2店）フレアスカート￥16,000（イエナ／メゾン イエナ）バッグ￥18,000（フォート／ハルミ ショールーム）サングラス￥25,000（ブラン／ビームス ハウス 丸の内）ピアス￥12,000（ソワリー／ソワリー）靴￥37,000（ピッピシック／ベイジュ）
裾フレアなトップスも今年のトレンド。〈上〉たっぷりのギャザーが腰の高い位置から入っているから、スタイル良く見えそう！！ プルオーバー￥19,000（アンスリード／アンスリード青山店）〈下〉裾と袖、Wでふんわりデザイン。ボトムスはスキニーがおすすめ。プルオーバー￥12,700（エレンディーク／エレンディーク）
「レザーパンツ」が
ハードに見えない
エッジの効いたブラックレザーも
得意の甘トップスでさりげなく
素材自体に存在感のあるレザーは本来ならばさじ加減が要。マイルドに着こなせるのはSサイズさんの持つちから。甘いトップスとも好相性です。トップス￥36,000（ヒュー・デイ・トゥ・イブニング／ヒュー・デイ・トゥ・イブニング）パンツ￥210,000（マディソンブルー／マディソンブルー）イヤリング￥16,000（ラム・シェ／ブランドニュース）バッグ￥33,000（ヴィオラドーロ／ノーブル 六本木ヒルズ店）靴￥33,000（ピッピシック／ベイジュ）
「オールブラック」も
怖く見えない
抜け目ない黒コーデ、
小柄だと〝オトナ〟に見えます！
こぢんまり仕上がるから可愛い。トップスの白のパイピングも絶妙！ トップス￥15,000（ザ・リラクス／ザ・リラクス）デニムパンツ￥12,000（ル・ワークウェア／リレイト）バッグ￥56,000（リトルリフナー／エストネーション）イヤリング￥6,000（デミルクス ビームス／ビームス ハウス 丸の内）ブレスレット￥13,000（フィリップ オーディベール／シティショップ）靴￥27,000（ファビオ ルスコーニ／ノーブル 六本木ヒルズ店）サングラスは私物
「ショートパンツ」も
ヘルシーに着こなせます
甘いトップスを合わせたら
ショートパンツが少年ぽくならない！
ショーパンが露骨にならないSサイズさん。甘トップスと、セットで着れば大人のショーパンスタイルは簡単。トップス￥14,000（セルフォード／CELFORDルミネ新宿1 店）パンツ￥45,000（アキラナカ／ハルミ ショールーム）バッグ￥2,499（H＆M／H＆M カスタマーサービス）ピアス￥20,000〈モダンウェイビング〉ネックレス￥13,000〈ローラ ロンバルディ〉（ともにメゾン イエナ）
「カラーパンツ」も
迫力が出すぎない
今年は特にビビッドカラーが気になりますが発色がいいほど存在感もアップ。小さい可愛さを生かすと見事に調和！
最難関、光沢サテンの
鮮やかカラーパンツ
トップスはマイルドカラーで
色物が苦手な小柄さんは、まずはカラーパンツから始めてみるのがオススメ。コンパクトなトップスだとバランスもうまくいきます。パンツ￥21,000（ソルトプラスジャパン／ソルトプラスジャパン）トップス￥18,000バッグ￥18,000（ともにファーファー／FURFUR ラフォーレ原宿店）ピアス￥8,900（ケネス ジェイ レーン／シティショップ）バングル￥13,000（ソワリー／ソワリー）靴￥14,000（デミルクス ビームス／ビームス ハウス 丸の内）
〈右〉今年のトレンドはグリーンやブルー系。寒色は黒やグレーの延長線上にあるのでとりいれやすい。パンツ￥14,000（セルフォード／CELFORDルミネ新宿1店）〈中、左〉肌なじみ良く取り入れやすい、くすみオレンジやイエロー。ベージュや白トップスとなじみやすい。パンツ￥19,000（アンスリード／アンスリード青山店）パンツ￥35,000（デザインワークス／デザインワークス ドゥ・コート六本木ヒルズ店）
撮影／曽根将樹〈PEACE MONKEY〉（人物）、五十嵐 洋（静物） スタイリング／安西こずえ〈Coz inc.〉 ヘア・メーク／シバタロウ〈P-cott〉 モデル／近藤千尋 取材・文／鍋嶋まどか 編集／磯野文子
＊VERY2020年9月号「Sサイズの自分をもっと好きになれる服」より。
＊掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。
