暦の上では秋でも、まだ夏の暑さが残る9月。昨年の東京は上旬に35度を超える日がある一方、下旬には最低気温が20度を下回る日もあり、服選びに迷いやすい1カ月でした。涼しく過ごせる服装をベースに、色や素材、小物から少しずつ秋仕様へ。気温の変化に合わせ、暑い中でも秋気分を楽しめる9月コーデやおすすめの買い足しアイテムをご紹介します。
まずは2025年の9月の気候をチェック
昨年より暑さが和らぐ見込みも?
*出典:気象庁ホームページ「東京(東京都) 2025年9月(日ごとの値)気温」(https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/daily_s1.php?prec_no=44&block_no=47662&year=2025&month=09&day=&view=g_tem)より
上旬
月初は最高気温が36〜37度まで上昇。最低気温も高く、朝晩も蒸し暑い体感でした。一時的に暑さが和らぐ日があるものの、基本的には30度超えがベース。9月上旬は日による気温差こそあるものの、服装選びは「まだ真夏」と考えて良さそうです。
中旬
中旬も最高気温30度超えが多い日々の一方、中旬終盤には最高気温が27度前後まで低下。最低気温もぐっと下がる日が現れ、真夏のような暑さと秋らしい涼しさを行き来する時期です。朝の服選びではその日の予想気温をチェックすると良いでしょう。
下旬
下旬になると暑さは少し落ち着き、最高気温は25〜30度前後が中心に。最低気温は18〜22度程度の日が多く、特に22〜26日頃は20度を下回る日も見られました。そうかと思えば最高気温30度超えの残暑が復活する日も。完全な秋服への衣替えはまだ早く、夏服をベースに秋らしさを足してレイヤードしていくのが現実的です。
暑い日
9月とは思えないほど暑くなる日もあった昨年。特に上旬は35度を超える真夏日&熱帯夜に。無理に秋服を着込むより、涼しさを確保しながら「雰囲気だけちょっと秋」を意識するバランスを意識すると快適です。
比較的涼しい日
雨や曇りの日を中心に最高気温が25〜27度程度まで下がり、後半には最低気温が20度を下回る日も増えてきます。猛暑に慣れた体には、朝晩を中心にかなり涼しく感じられそうです。とはいえ日中は半袖でも過ごせる気温なので、本格的な秋服より、脱ぎ着できる軽い羽織りが活躍します。
秋らしさを投入できるトレンドアイテムって?
腰にも顔周りにも、肩にも、スカーフを
夏服に一手間加えて秋モードにするなら、今年は断然スカーフがおすすめ。Tシャツ×デニムのワンツーコーデだって、スカーフの存在感で一気に雰囲気が変わります。腰巻きすることで、気になるウエストやヒップがカバーできるのもうれしいポイント。夕方や夜間に肌寒くなってきたら、広げて肩から掛ければちょっとした羽織りとしても使えます。
秋らしいカラーパレットに仕上がる
仕事もOKなベージュチノパン
【左】ブラウンやカーキ、ボルドーなどの秋色と相性が良く、しっかりめの生地ゆえにほどよい重厚感が出せるチノパンは、夏の終わりから秋にかけて活躍間違いなし。きれいめにもカジュアルにも振れて、このコーデのようにブラウスやきれいめパンプスと合わせればオフィスコーデに、そしてフーディやTシャツと合わせれば公園まで、違和感なく穿くことができます。
まだまだ猛暑日が続く9月上旬
ノースリオールインワンがお手軽!
<POINT>
・半袖やノースリーブなど、まだまだ真夏服が主役
・Tシャツ+スカーフなど、小物でちょっぴりレイヤード要素をプラス
猛暑日がまだ健在な日もある9月上旬は、夏仕様のノースリーブをベースにするのが最適解。タック入り+ハリ感のある生地でシャキッと見せてくれるオールインワンなら、疲れが出てくる夏の終わりにもぴったり。1枚でコーデが完成するから、新学期が始まり一分一秒を争うような平日朝のドタバタを助けてくれます。足元はフラットサンダルでリラクシーにまとめるも良し、ローファーや軽めジャケットと合わせてオフィスもOKな秋コーデにしても。
レイヤードを解禁!
9月中旬は色や素材で季節感を
<POINT>
・半袖ポロニットなど「袖丈は夏、カラーパレットは秋」がちょうどいい
・スエードやレザーなど、小物で秋らしさを投入!
夏の終わりが見えてくる9月中旬。過ごしやすくなり、おしゃれがより楽しくなる時期に入ります。レイヤードもそろそろ解禁。秋らしさと洒落感をどっちもゲットできるブラウントーンを軸に、リネン混の半袖ジャケット合わせが夏の終わりにちょうどいい。ポロニットは衿付き効果できちんと見えも狙えます。バッグをスエード素材にすることで秋の気配をしのばせて。
季節は秋へ
羽織り必須の9月下旬は…?
<POINT>
・シャツやカーディガンで軽いレイヤードを
・ブラウンやオリーブなど深みカラーのワントーンで秋らしさを
あの暑さはどこへやら、心地よい涼しさがうれしい9月下旬は、長袖ブラウスに軽めのアウターがちょうどよい気温に。カーディガンの肩掛けは、こなれた印象も出せる&荷物が減るうえに、冷えてきたら着ちゃえばOKという実用性も。ペプラムのブラウスにピンクのスカートという一見甘くみえる組み合わせは、スカートのボックスタックによる直線的なシルエットと、カーディガンとパンプスのブラウンを効かせて大人なバランスに仕上げます。
徐々に季節が進む9月は
コーデもグラデーションを
かけて秋モードへ
真夏のような暑さと秋らしい涼しさを行き来しながら、徐々に秋本番に向かう9月は、一気に衣替えせず、少しずつ季節を進めていくと◎。まだまだ夏服をベースに、スカーフや半袖ジャケット、カーディガンなど小物をプラスしていくのがおすすめです。ブラウンやボルドーなどを取り入れ、カラーパレットを深みのあるものに変えたり、スエードやレザーを取り入れるのも秋らしい気分にしてくれます。その日の気温や天気を見ながら、秋へ移り変わる涼やかな時季ならではのおしゃれを楽しんで。
文/楢本美菜子
*掲載中の情報は、過去誌面や過去記事を再編集したものです。掲載商品はすでに販売終了している場合があります。









