ママと選手の両立は?【神山まりあさん×パラトライアスロン・谷 真海さん対談】

2019.12.06
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2019年11月5日~11日に、東京・日本橋で、パラスポーツをさまざまな角度から体感するイベント「BEYOND FES 日本橋」が開催されました。そのなかのステージイベントにVERYも参加。本誌でおなじみのモデル・神山まりあさんと、ママさんパラアスリートの谷 真海さんのトークショーが実現しました。

トークショーのレポートに先立ち、まずは楽屋で繰り広げられた2人のママトークをお届けします! 初めましてだったまりあさんと谷さん。でも同じ年頃の男の子ママという共通点があり、すぐに意気投合していました。

あり余るやんちゃな男の子の体力は
幼稚園や習い事で発散!?

まりあさん(以下、まりあ)男の子の子育ては、ほんと体力勝負ですよねー!

 

谷さん(以下、谷)うちの息子もやんちゃですね。スポーツをメインでやる幼児園に行かせているんですよ。

まりああ、そこって卒園までにみんな倒立ができるようになるところですよね? 谷さんの息子さんらしい選択ですね!

そうです。我が家はスポーツから学びなさいというスタンスなんです。例えば集中力とか、頑張ることとか。今の年齢ではまずは体を動かして学んでほしくて。今は年少さんのクラスです。

まりあもう倒立できるんですか?

3点倒立の壁ナシの練習を、最近始めたところです。

まりあすごすぎる!!

鉄棒の逆上がりは最近できるようになりました。

まりあそれって谷さんの息子さんだからできるんじゃないんですか!?

いえいえ。早い遅いはあるにしても、卒園までに全員できるようになりますね。

まりあうちは公園に行くくらいがスポーツ。来年、幼稚園に入ったら警察署でやっている剣道に通わせたいなと思っています。甘えん坊だから精神をビシッとね(笑)。

習い事って大切ですよね。

まりあ本当はスイミングにも入れてあげたかったんですけど、なんせ倍率が高くて入れなくて……。

スイミングは人気ですよね。でもどんな種目でも、いっぱい体力をつけてくれたほうがいいなと思っています。

まりあ特に男の子は、体力をいっぱい使ってくれたほうがママとしても助かりますよね(笑)。そのほうが夜もよく寝てくれるし。

仕事と子育ての両立は
夫との家事&子育てのシェアにあり!

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まりあお仕事と子育ての両立には、夫やまわりの人の協力は不可欠ですよね? うちは今日、夫が仕事だったので、じーじ、ばーばがみてくれています。

息子は今、夫が公園に連れていってくれているようです。その後、今日のトークショーを観に来てくれる予定です。

まりあパパのほうが遊ばせ上手だったりしますよね。

そうですよね。うちも遊ばせるのは私より上手。昨日は丸の内のホコ天で、2人でラグビーのスクラムを組んでいました(笑)。まりあさんは、夫婦間で決めている子育てルールのようなものはあるのですか?

まりあ我が家のルールは、〝パパも私も平等〟。2人で育児家事をするというスタンスを守っています。どっちかがたくさん働いて、どっちかが家事をたくさんするというのはナシで、2人で育児も家事も半分ずつ。例えば、子どもの具合が悪いとき、パパに任せたなら、仕事中、子どものことは考えないようにしています。もちろん心配はありますが、そのくらい何から何までママがやらないといけない、みたいに私自身がならないように。

うちは、私が必ず朝トレーニングをするので、子どもが朝起きたときにママがいないというのが普通で、夫が朝担当なんです。息子を起こし、朝ごはん、支度、園への送りまで。私たち夫婦用にスムージーを作ってもくれます。夫は私より健康意識が高いようで、練習から戻ってくると今日は緑、次の日は赤だよ! みたいな感じで(笑)。味にもこだわっていて、おいしいんですよ。そのぶん、会社員である夫は夜まで仕事があるので、私がお迎えから寝るまでは担当。今はできるだけ夕方以降の予定は入れないようにしています。

まりあ昼間と夜で、パパとママの役割がきっちり分かれているんですね。

そうなんです。私が朝のトレーニングで寝るのが早いので、帰宅した夫が、片付けや食器洗いをしてくれることもありますね。

まりあうわ~! 優しい旦那さんですね。たまに子どもを預けてママ友と出かけることはありますか?

年に何回かはありますね。パパじゃなくても、近所のおばあちゃん代わりの人や、お世話になっている方に甘えて、息子をみていただくこともあります。

まりあママ友はアスリートの方が多いんですか?

残念ながら、ママアスリートってなかなかいないんですよ。プライベートでお付き合いが多いのは、やっぱり子どもの幼稚園のママ友ですね。

トレーニングは、朝5時から!
海外遠征には家族で行くことも

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まりあ先ほど、練習は朝されているとおっしゃっていましたが、何時ぐらいから始めるんですか?

夏はとても暑いので朝5時ぐらいから始めたりしますね。トライアスロンは3種目あるので、1日1種目で終わりということはなくて、2種目以上やるので、暑くなる前に走ってその後プールに行ったりなど組み合わせながら、体調に合わせながらやっています。

まりあ体力がすごいですよね! もともとは走り幅跳びの選手でしたよね? そこからトライアスロンに転向されて、ますますハードになっていませんか!?

走り幅跳びとトライアスロンでは、まったく練習内容が違うんです。トライアスロンの長距離はまず体力が本当に必要だし、練習時間もかかるし、体のリカバリーも年齢的にも遅くなってきますが、逆に時間は作りやすいんですよね。走り幅跳びは時間を決めて陸上競技場に行かなくてはいけなかったのが、今は家からすぐのところでジョギングはできます。家の中でも自転車が漕げるようにリビングに自転車を固定できるローラーがあって。変な家ですよね(笑)。

まりあそんなことないです! 実は私の父もトライアスリートなんです。実家にもあるんですよ、ソレ。シャーッて音がするやつ。

まさか、そんな専門的なマシンが身近にあるなんて! 夫が海外出張で家にいなくても、それがあれば子どもが起きてくる前に、リビングで自転車を漕げるんです。でも、子どもが起きてきたときに、大汗をかいてハァハァ言っているママってなかなかいないですよね(笑)。

まりあ今日お会いしたらぜひ伺いたいなと思っていたのですが、海外遠征のときなどは息子さんはどうしているんですか?

海外トレーニングの場合は、大体5日間ぐらいなんですが、なるべく単独では行かないようにしています。年末年始やゴールデンウィーク、週末を挟んで+平日3日とか、家族と一緒に行けるようにしています。でも試合は1人で行くことが多いですね。その間、夫は3、4日はワンオペで頑張るという感じです(笑)。大会の応援に2人で来てくれることもあります。この前はバルセロナに飛行機で来てくれたんですよ。想像するだけで子どもと2人で長距離フライトなんてハラハラしちゃいそうですけど!

まりあ旦那さん、すごい! 私なんてハワイですら1カ月前から心臓バクバクいっちゃいます(笑)。

家族の声援、理解を背に、
東京2020パラリンピックに挑戦!

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まりあでは、4歳にして、息子さんはもうお母さんが選手だということはわかっていますよね?

そうですね、もうわかっています。大会に来ると「ママがんばれ!」って声援をしてくれます。海外の大会も来ているし。何番だったとか順位もわかっているみたいです。

まりあ息子さんの声援は、うれしいですよね。アスリートとしての谷さんの背中を押してくれるコトバはありますか?

我が家3人での合言葉は、まず「be safe」 怪我をしないこと、「have fun」 楽しんで、「go fast」試合では1秒でも速く。1歳くらいから言い続けているので、息子も覚えていて。家族のためにも怪我だけはしたくなくて、特に自転車って危険で、なるべく安全には気を付けていますね。

まりあ谷さんの脚のことを伺ってもいいですか? 息子さんが脚について聞いてきたり、逆に話したことはありますか?

私は骨肉腫という病気で大学生のときに右足膝下を切断しました。でも息子にとっては生まれたときから自分のママの脚はこれで、それを特別には思わないようです。早く起きてほしいときに、義足を持ってベッドに起こしに来たり。一度、ママの足はどうしてないのかを聞かれたことがありましたが、「ママの脚はお空に行ってしまった。もしそうしなければ、ママもお空に行ってしまったから、今あなたも存在しないのよ」と伝えたら、首を横に振って。それはいやだと納得してくれたのだと思います。

まりあ来年のパラリンピック、谷さんが出場すれば、初めてママアスリートとして挑戦する大会になるんですね。

なかなか難しい挑戦になりますが、来年の代表選考会に向けて頑張っているところです。パラリンピックは障がいの程度で出場クラスが分かれているのですが、昨年、東京パラリンピックの実施種目から私のクラスが外されてしまったんです。その後、障がいの程度が軽いクラスで出場することは認められたのですが、そこで勝つことはなかなか難しいことなんです。きっと、東京じゃなかったら諦めていたと思います。でも家族が「悔いの残らないように決めて」と言ってくれて、挑戦を決めました。

まりあそんなことがあったのですね。なおさら、応援しています!

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ここでトークショースタンバイの時間。
続きは、トークショー編で!

谷 真海(パラトライアスロン/サントリー)

たに・まみ 1982年3月12日生まれ。宮城県出身。2001年早稲田大学在学中に骨肉腫のため右膝下を切断。卒業後、サントリー入社。社員として働く傍ら、陸上競技・走り幅跳び日本代表選手として、2004年から3大会連続でパラリンピックに出場。東京オリンピック・パラリンピック招致の英語スピーチが話題に。2015年に長男を出産後、トライアスロンに転向。2020年の東京大会出場を目指す。
【衣装】 ワンピース¥58,000(エブール)その他/本人私物

神山まりあ(VERYモデル)

かみやま・まりあ 1987年2月17日生まれ。東京都出身。2011ミス・ユニバース・ジャパングランプリ。2015年に結婚、2016年男児出産。ファッション誌、コラム執筆、テレビ、イベントなどで活躍。 飾らない明るいキャラクターが魅力で、インスタグラム(@mariakamiyama)も人気。
【衣装】 コート¥128,000トップス¥24,000パンツ¥36,000(すべてエブール)その他/スタイリスト私物


『BEYOND FES 日本橋』とは

東京都によるパラスポーツの応援プロジェクト「TEAM BEYOND」(※)の一環として、多くの方にパラスポーツの競技や選手に興味を持っていただき、競技会場での観戦・応援を促進していくためのイベント「BEYOND FES 日本橋」を11月5日(火)~11日(月)の1週間、東京・日本橋のコレド室町テラスにて開催。「みんなが楽しめる!それがパラスポーツ!」を合い言葉に、日本橋エリアにおいて、地元の店舗やパラスポーツ支援に取り組んでいる「TEAM BEYOND」企業・団体メンバーにもご協力をいただき、ステージイベントや競技体験、展示等によりパラスポーツの魅力を広く発信した。
https://www.para-sports.tokyo/fes/2019/

(※)「TEAM BEYOND」について
パラスポーツ(障害者スポーツ全体を指して使用しています。)を応援する人を増やすため、東京都が平成28年度から展開しているプロジェクトです。スポーツをする人も、観る人も、支える人も、あらゆるメンバーが一つのチームとなってパラスポーツを盛り上げていきます。

「TEAM BEYOND」公式サイト
TEAM BEYOND TOKYO パラスポーツプロジェクト


撮影/杉本大希<Zecca> ヘア・メーク/TOMIE<nude.>(神山さん分)、chiSa<SPEC>(谷さん分) スタイリング/石関靖子 取材・文/嶺村真由子

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