家族のお出かけもそろそろ楽しめそうなこの春、いつもの公園よりお出かけ感があって、キャンプより準備もいらないしラク! 思い立ったらすぐ行ける“ゆる登山”を知っておくと選択肢が広がりそう。アウトドアに詳しい、ママ界最強ランナー・西谷綾子さんに子どもの年齢別のおすすめスポットと持ち物について聞きました!
※掲載中の情報は2021年7月号掲載時のものです。
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【年齢別】どこの山がおすすめ?
3〜4歳には天覧山
埼玉県飯能市にあり、標高197mのため、初心者や小さな子どもには最適。池袋駅から約1時間とアクセスもいい。
5〜6歳には大楠山
神奈川県横須賀市。三浦半島の最高峰にあるため、標高241mながら眺めは最高。5コースあるので入口に注意。
7〜9歳には宝篋山
茨城県つくば市にあり、標高461m。富士見百景にも選ばれていて、晴れていればキレイに富士山が見えるのだそう。
子どもに持たせたい3つのアイテム
両手が空いて
安定感があるリュック一択
フロントハーネスが安定させてくれるので、子どもが背負っても疲れにくい。
右・¥5,060(mont-bell/モンベル・カスタマー・サービス)中・¥8,250(THE NORTH FACE/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター)左・¥5,390(Columbia/コロンビアスポーツウェアジャパン)
軽くて滑りにくいソールの靴を
いちばん大事なアイテム。新品は靴ずれの心配もあるので、購入後、少し慣らしておくのがベター。
右・¥6,160(mont-bell/モンベル・カスタマー・サービス)中・¥4,290(OUTDOOR PRODUCTS/アキレスお客様相談室)左・¥7,590(L.L.Bean/L.L.Bean カスタマーサービスセンター)
首を守れる
つば広タイプがおすすめ!
アウトドアブランドの帽子は通気性、UVカット、ポケッタブルなど機能性にも優れています。
右・¥4,950(HELLY HANSEN/ヘリーハンセン 原宿店)中・¥5,280(THE NORTH FACE/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター)左・¥3,300(mont-bell/モンベル・カスタマー・サービス)
教えてくれたのは、
ママ界最強ランナー・西谷綾子さん!
モデルの仕事がきっかけでランニングを始め、芸能界屈指の女性ランナーに。山を走るトレイルランニングにも詳しい。5カ月の男の子ママ。
持ち物はミニマム! エネルギー補給のためグリコのスポーツキャラメルとチョコ。疲労回復効果のあるクエン酸とBCAAを含む粉末ドリンク(を溶かしたペットボトル1本)。消毒スプレー。
「近くても登山が楽しめるところ、けっこうあるんです。たとえば鎌倉アルプスの一部、建長寺からスタートし、大平山を目指すコース。低山と言えど山には違いないので、常に危険と隣り合わせということは頭に入れておいて。子どもの行動は予測不可能で、急に走り出したり、興味あるものを見つけて親から離れてしまう可能性も…すぐに戻ってくると思っても全然違うルートに出てしまうことも。おすすめの山に目安の年齢を書きましたが、年齢よりも『慣れ』が重要。まずは所要時間が短め、コース変更しやすい山から始めるのが安心です。スタート前に子どもときちんと話し合ってから入山をして、安全に楽しみましょう!」(西谷さん)
撮影/杉本大希(人物)、魚地武大〈TENT〉(静物) 取材・文/木村幼奈 編集/井上智明
*VERY2021年7月号「キャンプよりお手軽! 家族で行くなら「ゆる登山」」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。