※このコラムはVERY2026年3月号(2026年2月6日発売)に掲載されたものです。
住んでいるオーストラリアは今ちょうど真夏、日本は真冬ですよね。皆さん、風邪やインフルエンザなど大丈夫ですか?いざ子どもが熱を出すと本当に大変ですよね。病児保育に預けたりするママもいると思います。私が日本で住んでいた地域では病児の預け先が少なく、いつも枠が埋まっていて、みんなどうしているんだろう?と途方に暮れることも多々ありました。シッター登録しておくも、利用しなくても月数万円の維持費がかかることもあるし、働くための保険がかかりすぎると感じることも。ましてや休めない仕事の方は、一体いくらかけているんだろう?とも。
いま我が家は、私が時々日本に帰って仕事をする以外は、基本的に夫婦ふたりで子育て中心の暮らし。平日、上の2人はスクールへ。末っ子だけは家で過ごしていますが、大人ふたりがかりでも、なかなかきつい!特別なことをしているわけでもないのに、子どもの様子を見て、次に何をするか想定して危険がないか見守るのはとても疲れることだと実感中。常に頭のどこかで子どもを気にしている状態だと、文字通り休まる暇がありません。私より圧倒的に構ってくれるパパのほうに子どもが行くようなシチュエーションでも、きつい(笑)。新生活に関する手続き書類の準備や、日々の買い物などをする中で、たったひとり幼児がいるだけで圧倒的に作業の進みが遅くなる。ましてやひとりで見ている方もいるわけですよね。こりゃ何もできなくて当然!私も二人目出産後は、いま思い返すと産後うつのような状態でした。毎日公園でトリプルエスプレッソのラテを流し込んでいた日を思い出します。ファイト・オア・フライト状態を、長く続けたら誰でもそうなるはず。
日本では、働いていないなら子どもは自分で面倒をみるもの、専業主婦なんだから余裕でしょ、という空気がまだある気がします。でも、働いていても/いなくても、子どもと過ごすには相当なエネルギーを使う。何をしているか見えにくいから「何がそんなに大変なの?」と、家族からも言われてしまったり。
先日、4月から「こども誰でも通園制度」が全国で始まるというニュースを聞きました。子どもが手を離れて安全に生かされていることだけでも、どれだけ肩の荷が降りるか。月10時間という上限は少ないけど、「就労の有無に関わらず預けていいよ」というメッセージが社会に伝わるといいな。専業主婦の方や一人で全て対応している方は孤立しやすいし、限界が見えにくくなる。そんなときに少しでも社会の接点になればいいし、「少し預けたい」と思ったときにも後ろめたさを感じなくなればいい。美容室やヨガや病院に行くためじゃなくても、ただ預けたいと思うのは自然だと思います。子育ての支援というとすぐ給付金などお金の話に寄ってしまうけど、経済的な支援だけでは子育てのしんどさは解決しないと個人的には思います。限界になるまで頑張らないで済むように、預けたい人が心置きなく預けられるようになったらいいですよね。
◉SHELLY|シェリー
1984年生まれ、神奈川県出身。14歳でモデルとしてデビュー以後、タレント、MCとして幅広く活躍。10歳と8歳と3歳の娘の母。

パースに来てから初めてゆっくりした時間ができたので、久しぶりにパートナーとデートへ♪電車に乗ったら日本と全然違うシステムにびっくり!
撮影:須藤敬一 取材・文:有馬美穂 編集:中台麻理恵
*VERY2026年3月号「SHELLYのこれってママギャップ?」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。











