愛情いっぱいの泣き笑い子育てエピソードに、共感したり、思わず涙してしまう、などファンの多い辻元舞ちゃんのブログがVERY誌面に登場。もちろん、イラストも舞ちゃんの描き下ろしです。
※本記事は過去掲載記事を元に再編成したものです。掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合がございます。
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辻元舞の
「自分ファースト」でいこう!
VOL.30
❝夫婦円満の秘訣!?❞
いつもは息子たちについてのことを話題にしていることが多いこのエッセイですが、たまには私たち夫婦のことについてでも書いていこうかと思います。YouTubeやIn s t a gramで質問を募集すると、とても多い頻度で「どうしてそんなに仲が良いんですか?」「夫婦円満の秘訣はなんですか?」というご質問をいただきます。そんな時、サラッと言葉にしようと思うと、「コミュニケーションをよく取ることでしょうか……」などと、ありきたりなお答えしかできていなかったのですが、今回はそこをもう少し掘り下げて、自分でもよく考えてみようと思います。
仲が良いからと言って全く喧嘩をしない訳ではなく、私が知る限りでは私たちほど喧嘩をする夫婦はいない、と思うほど喧嘩は頻繁です。でもその喧嘩のほとんどが、父、母としての立場で起きる喧嘩のように思います。私が母としての立場で話しているのに、相手は父ではなく夫の立場でいる時に、考え方がすれ違って発生する喧嘩が多いです。彼氏と彼女だった関係が、結婚して夫と妻という立場になり、子供ができて父と母の立場になる。仕事で立場が変化していくように、年齢を重ねていくにつれて、家庭で求められる立場も変化していきます。お互いが今どの立場でなんのフィルターを通して話をしているのか意識してみると、すれ違いの原因がよく見えてきます。
父、母フィルターがかかっていると溢れるように不満が出てくることも、親としてのフィルターを取ってみると、喧嘩になるようなことは一つもないなと思ったり。実際に1人の男性として考えてみると、趣味はとことん応援してくれ、意見を尊重してくれ、「今日も空が青いね」と同じぐらい、当たり前のように毎日愛を伝え褒めてくれる夫はすごくありがたい存在です(笑)。夫婦の時間を大切にしたい夫はよく私を連れ出し、母としての立場ばかりで頭がいっぱいになる私を妻に戻してくれているような気がします。
それぞれ仕事では、お互いに様々な立場に追われて自分を見失うこともあります。そんな時、私は一人旅に行ったり、夫は大好きな野球や箱根駅伝に熱中したり、全ての立場を忘れて、見失った自分を取り戻す時間を、お互いにとても大切にしています。そうやって様々な立場で悩みながら楽しみながら、バランスをうまく取っているのだろうと思います。
結婚する前から数えると、一緒にいるようになって13年。性格も似てない、趣味嗜好も違う、元々他人の2人が一緒に人生を共にするのは容易ではなく、どうしてもぶつかり合うことも出てきますが、全ての立場をごちゃ混ぜにして、ダメな部分ばかりにフォーカスするのではなく、得意な立場や苦手な立場があることを意識して、お互いに補い合いアドバイスし合い、これからも様々な立場になっていく自分たちを応援していきたいと思います!
今月の
舞・フェイバリット・タイム
これを書いている今(7月下旬)、夏休み真っ只中です。去年は日焼けをしすぎたので今年こそは焼かないぞ! と美白を誓うも、息子たちは年々アクティブに拍車がかかり難しくなっていく日焼け対策……。プールにスケボー、B B Q。
今年ももうかなり日焼けをしてしまって(笑)。
【PROFILE】
つじもと まい
1987年生まれ、モデル、タレント。
モデルとして活躍するとともに、バラエティ番組にも出演するなど幅広く活躍。特技は水彩画・イラスト・ダンスと、多彩な魅力を放つ。プライベートでは3児の母としての一面も持ち、ライフスタイルが垣間見えるYouTubeも注目されている。
文・イラスト/辻元 舞 編集/フォレスト・ガンプJr.
*VERY2023年10月号「辻元 舞の「自分ファースト」でいこう!」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。