愛情いっぱいの泣き笑い子育てエピソードに、共感したり、思わず涙してしまう、などファンの多い辻元舞ちゃんのブログがVERY誌面に登場。もちろん、イラストも舞ちゃんの描き下ろしです。
※本記事は過去掲載記事を元に再編成したものです。掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合がございます。
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辻元舞の
「自分ファースト」でいこう!
VOL23
❝長男の成績表 ❞
冬休み前に長男の成績表がメールで送られてきました。
普段学校のことを聞いても「知らない」「分からない」「忘れた」でなかなか話してくれない(本当に分かっていない〈笑〉)ので、長男の学校での様子を知ることができる面談や成績表はいつも楽しみなイベントの一つです。
長男の学校は【超過している】【達している】【近づいている】の3段階で評価されます。
成績は全体的に良くなっていて、 ほとんどの教科が【適切な学習レベル、その年齢の基準に達している】という真ん中の評価でした。授業に取り組む姿勢も良いとのことで、初めて学ぶ漢字や掛け算に戸惑いながらも頑張っていたんだな……と感心しました。
子供達が寝たあと仕事から帰っ てきた夫に、長男の成績良くな ってたよ! と成績表を見せたのですが、何やら微妙な反応。なんで? この前よりこんなに成長してるのに! と思いながら聞いてみたところ、どうやら2つだけあった苦手な科目の成績が【近づいている】だったことをすごく気にしているようで。
「この苦手な科目、どうやって克服させてあげようか。何をしたら良くなるかな?」と夫は悩みはじめました。長男の場合、苦手だからとやらない訳ではない。授業態度はむしろ良いし、本人なりにきちんと苦手と向き合っている。となんだか私はモヤモヤ。
夫は学生時代にずっと新体操を していたので勉強にコンプレックスがあるようで、子供にはそうなってほしくないという気持ちが強いようでした。ただ、器用貧乏でなんでもある程度できるけど突出した何かがないことがずっと悩みだった私からすると、新体操でインターハイでも全日本選手権でも優勝した経歴がある夫がすごく羨ましいし、尊敬する部分でもあるのです。
苦手な科目を平均に引き上げて、全教科が一定のレベル保てていればそれで良いとは思わない。
2割のマイナス面を目立たせて本人に苦手を植え付けるより、8割の良い部分を褒めて伸ばしてあげたい。と話すと、それには夫も同意してくれました。
子供のことに限らず、ついついマイナス面にフォーカスしがちですが、悪い部分ばかり見ていると良い部分を見失ってしまう気がします。
自分の得意や強み、好きを大切にして伸ばしてほしい。苦手を平均値に引き上げる時間を、得意を天まで伸ばす時間に使ってあげたい。苦手なことに挑戦するときはもちろん全力応援する心構えで。
自分自身にも言い聞かせながら、 これからも大切なものを見失わないよう家族でよく話し合いながら成長していきたいです!
今月の
舞・フェイバリット・タイム
長男次男のお迎え前に夫とお散歩。時間 が合えばいつも一緒に行動しているので、コミュニケーションは多いと思います。お互いに我慢せず、くだらないことも真面目なことも何でも話すので、その分喧嘩も多いですが……(笑)。良きライバルのような、相棒のような。これからも高め合っていきましょう!
【PROFILE】
つじもと まい
1987年生まれ、モデル、タレント。
モデルとして活躍するとともに、バラエティ番組にも出演するなど幅広く活躍。特技は水彩画・イラスト・ダンスと、多彩な魅力を放つ。プライベートでは3児の母としての一面も持ち、ライフスタイルが垣間見えるYouTubeも注目されている。
文・イラスト/辻元 舞 デザイン/大塚將生〈marron’s inc.〉 編集/フォレスト・ガンプJr.
*VERY2022年2月号「辻元 舞の「自分ファースト」でいこう!」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。