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成宮寛貴さん「俳優復帰を決めた当初、マネージャーさんもいませんでした(笑)」

ABEMAオリジナルドラマ『死ぬほど愛して』で、8年ぶりに俳優活動を再始動する成宮寛貴さん。演じるのは、愛妻家のエリートサラリーマンという表の顔と、女性の身も心も洗脳していく連続殺人鬼という裏の顔を持つ主人公・神城真人。久しぶりの現場復帰には期待と不安が入り混じっているようで……?

−−8年ぶりの俳優復帰、おめでとうございます! 今回、どのような経緯で『死ぬほど愛して』の出演を決められたのでしょうか?

原作者の樹林 伸さんとお姉さんのゆう子さん(本作では天樹征丸名義)とは昔から仲良くさせていただいていて。芸能活動を休んでいる間は海外で生活していたのですが、久々に帰国したときにお二人とごはんに行く機会があり、帰り際に「実はやってほしい役があるんだよね。原作送るね」とお話をいただいたのが、3年前のことです。お話をいただいてすぐに原作が届いたので、じっくり読んで感想もお伝えしました。ただ、当時はまったく俳優復帰は考えていませんでした。お二人には、ドラマデビューとなった『金田一少年の事件簿』をはじめ、ヒール役を演じた『ブラッディ・マンデイ』など、僕自身のターニングポイントとなった作品で数多くお世話になりました。毎回役者としての強みを引き出してくださり、俳優・成宮寛貴の人生を語るには欠かせない存在です。そう考えるうちに、今回のご縁もひとつのターニングポイントなのかなって。原作が送られてきてから3年後、樹林さんから「あの役ってまだやりたい?」とご連絡いただいたときは、マネージャーさんもいない状態だったので、慌てて「ちょっと調整します!」って(笑)。

 

−−久しぶりの俳優復帰が猟奇的な連続殺人犯。難しい役どころだと思いますが、どう向き合われましたか?

真人は、瀧本美織さん演じる妻の澪を、身も心も支配していくキャラクター。裏の顔があるけど裏があるように見せてはいけない。日常的なシーンも真人にとっては仕掛けているシーンだったり、ひとつの台詞にも二つの意味があったりするので、素で演じられる瞬間がありません。僕自身裏表がない人間なので、真人の二面性について難しく考えすぎて頭がこんがらがってしまったり、後半は怒涛のアクションシーンもあり、本当に疲れました(笑)。

澪は平凡な主婦から何ステップも成長して強い女性になっていくのに対して、僕は一貫してひどい奴で。でもその裏には、真人が味わってきた苦悩がある。“悪者なのにどこか憎みきれない”、観ている方にそう感じてもらえるように演じました。

 

--復帰にあたり、正直な今のお気持ちは? ワクワク?不安?

俳優をしていなかった時期も、ファンやメディアの方が待っていてくださったり、ちょっとしたSNSの発信もニュースに取り上げてくださったり……。8年も経っているのに本当にありがたくて。今はその思いを受け止めて、俳優として新しいページを開いてみたいという前向きな気持ちでいます。いざ現場に戻ってみると、培ってきた経験が自信となっているのか、意外とブランクは感じずに過ごせています。それより「劣化したって思われないかな!?」っていう不安のほうが大きかったり(笑)。撮影中もトレーニングを積んで、体を絞りました。

 

−−以前のように「成宮くん」とお呼びしたいほど、印象は変わられていませんね。

本当ですか?ありがとうございます(笑)。

 

−−今も昔も、成宮さんが俳優として大切にしていることとは?

昔から、ミステリアスで実態がわからない人でいたいなと思っています。俳優ってそうあるべきという僕なりの美学があって。実際はいいヤツなんですよ(笑)。これからもいろんな役を演じたいので、画面や誌面でそのたびに違う顔を感じてもらえたら、役者冥利につきますよね。

 

−−逆に、8年という充電期間を経て、変わったことや新しい気づきはありましたか?

若いころより柔軟になったなと感じました。昔は、撮影現場でもちょっと尖っていたというか、若さゆえの頑固さだったり…“我先に感”が強かった気がするけど、今回の現場ではより自分らしく立っていられる気がしました。芸能界から距離を置いたことと、海外生活により今まであった物差しを一回壊したことが、精神的に大きく影響していると思います。休んでいた間、楽しかったことも、しんどくて正直ギリギリだったこともありました。でも今は、その経験すべてを芝居の栄養にして、その生き様ごと感じてもらえるような俳優になりたいですね。

 

Profile
なりみや・ひろき 1987年9月14日生まれ。東京都出身。俳優。2000年に宮本亜門演出の舞台『滅びかけた人類、その愛の本質とは…』でデビュー。主な出演作に、ドラマ『ごくせん』(02年)、ドラマ『オレンジデイズ』(04年)、NHK大河ドラマ『功名が辻』(06年)、ドラマ『ブラッディ・マンデイ』(08年)、映画『NANA』シリーズ、ドラマ『相棒』シリーズなどがある。

ABEMAオリジナルドラマ『死ぬほど愛して』 放送中!

累計発行部数1億以上突破のヒット作『金田一少年の事件簿』の天樹征丸原作の珠玉のラブ×サスペンスが実写ドラマ化。

神城澪(瀧本美織)は、命の恩人である神城真人(成宮寛貴)と再婚してもうすぐ1年、順風満帆な日々を過ごしていた。そんな折、近所で起きた「女性記者殺人事件」を境にして、澪の周囲に微妙な変化が。夫にまつわる不安な出来事の数々、気にかかる同僚の存在、事件直後から目の前に現れた怪しい男……。知らず知らずのうちに、澪は運命の濁流に引き寄せられていく――。

単行本も発売中!

原作は、累計発行部数1億部突破の『金田一少年の事件簿』をはじめ『神の雫』『エリアの騎士』など数々の大ヒット作で有名な天樹征丸、作画は『ホリデイラブ~夫婦間恋愛~』も話題の草壁エリザ。実力派ヒットメーカーが強力タッグを組んだ、謎が加速する“魅惑のラブ×サスペンス”は一気読み必至です! 『死ぬほど愛して 1』原作/天樹征丸 作画/草壁エリザ 880円※税込(光文社)

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【衣装】シャツ¥29,700(ア ノーベル デイ/ジョワイユ)パンツ¥49,500(アーネイ/ジョワイユ)ネックレス¥170,500リング[人差し指]¥25,300(ともにマリハ)

撮影/曽根将樹<PEACE MONKEY> ヘア・メイク/INOMATA<&‘s management> スタイリスト/杉長知美 取材・構成/松井美雪

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