現在ドイツ在住の人気モデル、佐藤ありささん。7歳の女の子と３歳の男の子のママとして、子育てに奮闘中の日々をレポート！ 今回は、煌びやかなドイツのクリスマスマーケットについて教えてくれました。

本場のクリスマスマーケットを
毎年思いきり楽しんでいます

近代的なフランクフルトの中で、古き良き街並みが残るレーマー広場がマーケットの中心。平日夜でもすごい人出！

ドイツ暮らしの中で一番楽しみにしている（と言ってもいい！）イベント、クリスマスマーケットの季節がやってきました！ 私の住む街、フランクフルトのクリスマスマーケットは世界最古とも言われているらしく（諸説あり）、お店がたくさん立ち並び、雰囲気も良くて本当に大好き。毎年11月下旬にスタートするので、日本に帰国するまでの数週間は友達や家族と、何度も訪れて目いっぱい楽しみます。

ドイツでは子どもたちが夜に外出することはあまりないんですが、この時期は特別。家族でライトアップされたマーケットに出かけて、子どもたちはメリーゴーランドや汽車の乗り物に大はしゃぎ！ 乗り物もどれも素敵でフォトジェニック。

私はやっぱり、クリスマスマーケットならではのおいしいものを全部食べたい(笑)！ だから、昼も夜も機会があれば何度も通っちゃいます。定番のプレッツェルはホワイトチョコ味をゲット。家族でシェアして食べました。クリスマスマーケットといえば、グリューワインも絶対欠かせません。だいたいどこのお店も赤、白、ロゼの三種類あるけど、私は結局赤かな〜。実はワイン以外にもビール、日本酒、ウイスキー、マッコリも！ どんなお酒も大好き。めちゃくちゃ強いわけじゃないけど(笑)、お酒は楽しくいろいろ味わいたいタイプだから、マーケットのグリューワインは毎年の楽しみなんです。

私的、クリスマスマーケット一番のおすすめフードはマッシュルーム！ マッシュルームを煮込んだものにガーリッククリームソースがかかっていて、これが本当においしいんです。普段はなかなか見かけないから、マーケットで絶対に食べなきゃと毎年意気込むメニュー(笑)。もし訪れることがあったらぜひ食べてみてほしいな。
食以外にもオーナメントのお店や、毛糸の帽子、カーペット、可愛いライトなど冬支度のお店もたくさん。見て歩くだけでワクワクするのがクリスマスマーケットです。ドイツの人たちにとっても一年で一番幸せな時期なんだなっていうのが伝わってきて、私まで幸せな気持ちになるんですよね。

ドイツと日本で過ごすクリスマス。
今年も充実した年末になりました

下の子が３歳になったので今年は久しぶりにツリーを飾りました。マーケットでは、小さい子にも安全な毛糸製のオーナメントを買い足し。私のお気に入りは、くるみ割り人形のオーナメント。紐を引っ張ると手足が動くんです。
ドイツで興味深いのは、サンタさんが2回来ること！ サンタクロースのモデルとも言われる聖ニコラウスを称える「ニコラウスの日」の12月6日、靴の中にプレゼントが届くんです。12月は息子の誕生日もあるので、もうプレゼントラッシュ(笑)！ 子どもたち、今年はホイルアートで作ったクリスマスカードでサンタさんにお手紙を書きました。郵便で送ると、サンタさんからお返事がもらえるんです。娘はドイツのボタンを押すと光る筆箱、息子は動物のフィギュアをリクエストしたみたい。サンタさん、来るといいね♡

年末年始は日本でゆったり過ごします。みなさんも、よいお年を！

撮影／金谷章平　スタイリング／丸林広奈　ヘア・メーク／廣瀬浩介　取材・文／西原 章