VERY世代を支える『母であり、妻であり、女である』という自負も移り変わり、たとえ「妻」という柱を失っても自立できる女性こそ目指す姿に。今回は、“シングル”に乗り出したママ3人のリアルストーリーを伺いました。
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シングルに乗り出した
VERY世代のリアルな現在地
息子が元夫と過ごす週は仕事も
自分時間も独身時代のように充実
婚姻中は育児に参加しなかった夫ですが、離婚成立後は1週間交代でお互いの家で子どもを育てる関係に。元夫が担当の週は心置きなく残業ができるようになったのも大きな変化。離婚前のワンオペ時代は「私が家にいた方が家族みんなが幸せになるのかも」と働くことに引け目を感じキャリアアップに及び腰だったけれど、「私が働くしかない!」と覚悟を決めたら、男性陣を抜いて出世。離婚に至るまでは美談ばかりではないですが、可愛い息子と過ごす週・独身気分を楽しむ週と自分の中のモードを切り替え。息子もこの二拠点暮らしを楽しんでいる今となっては、「この生活も悪くない」と思えるように。
(コンサルティング会社勤務/38歳・5歳の男の子シンママ1年目)
養われたいわけでも守られたいわけでもない
「いい妻」がゴールじゃなくなった
今の自分が心地いい
離婚して気づいたのは、実は夫に気を使って自分にブレーキをかけ続けていたんだな、ということ。お金の使い方、着る服、帰宅時間…など行動規範は“夫にとってのいい妻・いい母”だった婚姻中。離婚後のワンオペは大変ですが、他人の顔色を窺わなくていい暮らしの楽さが勝って、呼吸がしやすくなりました。シングルになると再び1人の女性として扱われるような機会が増え、自然と妻だった頃とは意識も変化。以前に増して「キレイでいたい」と思うように。でも、この先、特別な人ができても結婚したくないし同居もしたくない。「いい妻」はもう目指してないから、無理に相手に合わせない。依存心と決別している今、恋愛も自分のペースで楽に楽しめています。
(メーカー勤務/35歳・6歳の男の子シンママ2年目)
シングルになってからの恋愛は
彼氏彼女という一対一の関係ではなく
息子を含む「3人セット」で進展
平日の夜に夕ご飯を食べるにしても、休日にお出かけするにしても、シングルになってからの恋愛はまずは子どもの存在ありき。一対一ではないので「彼氏」「パートナー」という関係性はしっくりこず、自分だけでなく子どもへの向き合い方を含めて気持ちが深まっていくので「セット」感覚。戸籍に×がついたり女性だけが銀行の名義変更に追われたり…と面倒さは十分に味わったので、また結婚したいとは今は思わないけれど、同じ目線で子育てができるパートナーができたらいいな、とは思っています。
(メーカー勤務/34歳・4歳の男の子シンママ2年目)
遠慮しないで
シンママ・センシュアル
妻ではなくなった でも母は続くし
女をやめたわけじゃない
おヘソ
我が子と繫がってたからママにとってやっぱり特別なパーツ
ネイル
誰かのため、じゃなくて自分にがっかりしたくないから
肌
なにかのせいにするのは簡単だけどみずみずしさは自己責任
背中
出し惜しみしないで。子どもにもいい背中見せてこ
肩
難しいけど、たまには抜きたい肩のチカラ
撮影/東 京祐 モデル/ジェイミー スタイリング/伊東牧子 ヘア・メイク/日高咲(ilumini.) 取材・文/増田奈津子 編集/西脇治子
*VERY2024年11月号「遠慮しないで シンママ・センシュアル」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。