香港からVERYのブログを担当することになりました。どうぞ宜しくお願いします。
旧正月を迎えたばかりの香港は新春を祝う赤を基調にした飾りが鮮やかです。
昨年はデモが暴徒化し、ニュースを見た方から大丈夫?とよく心配されました。
やっとデモが平和的になり落ち着いと思ったら、今度は新型コロナウイルス対策のため、香港の全小中学校と幼稚園が旧正月休みと合わせて5週間休みとなりました。早く事態が落ち着いて欲しいです。
私たちの住居は中心街から遠い海沿いで、ビーチで過ごすことが多いです。今年は暖冬で日中は25度を超えることもあります。
香港は緑豊かな自然が多くハイキングがとても盛んです。綺麗な砂浜のビーチもたくさんあって、片道2時間のハイキングか、船でしかたどり着けないビーチがいくつもあります。
すぐに帰国するつもりでしたが、香港に住み始めてあっという間にもうすぐ6年。
子供達は、長男7歳、長女6歳、次男4歳、次女が今月3歳になります。
当初は、友達もなく、仕事もできないし、言葉も通じないので、社会から外れたような孤独を感じていました。
幸い子供を通して少しずつ家族ぐるみで仲良くできる友達が増え、こちらでの生活が楽しくなってきました。
おいしいレストランがたくさんあるのも、香港生活の魅力の一つです。
寿司ネタは日本各地の魚市場から当日届くので、日本で食べるのと同じくとても新鮮で美味しいです。日本の農林水産物、食品の輸出は、香港へが世界1位、中国、アメリカを大きく引き離しています。なので日本の食材が豊富で、値段は日本よりかなり高いですが、ほぼなんでも揃います。
上3人の子供達はインターナショナルスクールに通い、世界各国から集まった友達と毎日楽しそうに伸び伸び過ごしています。
バイリンガルやトライリンガルの子が多く、4カ国語を話す子もいます。
当然、話す言語が多いと、それぞれの言葉を習得するペースは遅くなりますが、
学校の先生が、読み書き専門の先生と一緒に、子供一人一人の語学力に合わせてきめ細かく指導してくれます。
いくつもの言語を器用に使い分ける子供達を見ると、スポンジのような吸収力に驚かされます。
言葉に加え、各国の文化も積極的に授業に取り入れ、サンクスギビングのクッキング、クリスマスキャロルの発表、インドの寺院へ出かけたり、中国語の歌と芝居で旧正月をお祝いしたりします。
まず日本語、日本文化をしっかり学んでから第二外国語を学ぶという日本の教育とはずいぶん違います。
素敵だなと感じた授業の一つに、友達と自分の違うところを探そうという時間がありました。髪の色だったり、目や肌の色、性別、好きな食べ物、得意のスポーツ、抜けた歯の数などなど。
みんな一人一人違うんだよ。それが個性。だから自分も人と違うところがあって当然。いろいろな個性が集まっているのがこのクラス、仲間だよということを学んでいました。
昨年のラグビーワールドカップでは国籍の違う多様性豊かな選手たちが日本代表ONE TEAMとなって素晴らしい快挙を成し遂げました。
こちらの子供たちは、
幼い頃から多国籍の友達と一緒に、大切なことを学んでいるんだなと感心しました。