みなさん、お元気ですか?
子供の学校は休みが続くし、
新型コロナウイルスの影響で東京五輪は延期、イベントはキャンセル、食事会も中止。
外に出るのは感染が怖い。
香港にいても同じです。
1月末から3ヶ月以上も学校は休みとなって、再開のめどが立ちません。
学校からは毎日インターネットで家庭学習の内容が届きます。
と言っても、8歳、6歳、4歳、3歳の子供たちなので、
本を読もう。本を書こう。算数では図形を探してみようという感じ。
うちがかなりゆるいのかもしれませんが、
先生に宿題の写真を送る前にちょっと頑張らせるぐらいです。
家庭教師にむいてません、私(苦笑)
授業の中で、いいなって思う本を見つけたので、ご紹介します。
「THE FEEL GOOD BOOK」by Todd Parr
(気持ちの良い本)
買わなくても、YouTubeでタイトルを検索すると読んでくれる映像があります。
Giving a great, big hug feels good
思いっきり抱きしめると嬉しいな
Getting tickled feels good
くすぐられると楽しい
Crying when you’re sad feels good.
悲しい時に泣くと気持ちが晴れるよ
(つたないですが、日本語訳を考えてみました)
あなたはどんな時、気分が良くなりますか?
テレビをつけると新型コロナウイルスで不安になる情報ばっかり。
こんな時こそ、子供たちと嬉しい時はどんな時か話してみて、絵に描いてもらうと少し気持ちが明るくなるかも。
英語の勉強にもいいですね。
世界中に新型コロナウイルスの感染が広がって長い戦いになりそうです。今も、休む間も無く患者の治療にあたっている人たちがいます。感染した人、その家族を思うと胸が痛みます。
早く効果的な治療薬ができることを願っています。
3月13日、BS日テレの「深層ニュース」に出演しました。
報道番組は東日本大震災が発生した当時、臨時拡大版として月曜から土曜の毎晩3時間生放送となったNHK「ニュースウォッチ9」以来でした。
私なりに伝えられることは何か?
ある程度感染を抑えこめている香港から学べることはあるのか?
関係者に聞いたり、資料を読み込んだり、情報をまとめて放送に臨みました。
香港は過去にSARSで多くの犠牲者が出た経験から、
早い段階1月から香港への入境制限、学校休校、公務員自宅待機など対策が行われています。
3月には、ヨーロッパやアメリカなどから香港へ戻る人が増えたため、香港政府はさらに厳しい対策を打ち出しました。
香港空港に到着したすべての非香港居民の入境禁止(3月25日現在)
全ての入境者は14日間、自宅やホテルなどで強制検疫隔離となり電子バンドを腕に着けて監視されます。
違反すると罰金2万5000香港ドル(およそ35万円)と禁錮6カ月の厳しさです。
感染者は、住所、性別、年齢などが細かく公表され、ビルやマンションが消毒されます。
先日、私の住むアパート内の別の棟で検査中の人が出たと、夜遅くに管理者から通知が手渡され、検査結果を待たず共用部分の閉鎖消毒が行われました。
結果は陰性でしたが、ウイルスが身近に迫っているという恐怖心をあおられ、マスク着用、頻繁に手の消毒、人の多いところへ行かないよう気を張っています。
近所の人に出会っても、いつ香港へ戻ったのか、感染者は近くにいないかという会話から始まって少し距離を感じます。
そんなストレスの多い日々だからこそ、子供たちには、スポーツを楽しんだり、ビーチで遊んだりして元気に過ごせるように心がけています。
家の中でも、4人兄弟でアラジンの歌に合わせてショーを見せてくれたり、
パンツをお尻に食い込ませてパパと相撲をとったり、
子供たちは、面白いことを見つける天才だなぁと感心します。
よく喧嘩もするけれど。
家庭ではできるだけ笑顔でいられるように
一緒に前を向きましょう。