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「ママには見えない」というほめ言葉にモヤッとするのはなぜ?【SHELLYさん】

※このコラムはVERY2022年10月号(2022年9月7日発売)に掲載された記事を再編集したものです。

ただ今、妊娠中(※取材当時)。「好みのマタニティ服になかなか出会えない問題」に直面しています。今回初めて夏の妊婦を経験しているのですが、エッジィでマニッシュな、あえて体のラインを出す服が着たいなあって。でもまあ、売ってない(笑)。ほとんど体形を隠すようなAラインワンピやゆるふわシルエットで、優しげな色が目立ちます。妊娠すると「赤ちゃんのための体」だから「お母さんらしく」と求められる世の中の雰囲気に、あえてコミットして自主規制している人もけっこういるんじゃないかという気がしてきました…。そんな一方で「こう見えて39歳の2児のママ!」「ママに見えない!」というモヤッとする賛美が生まれたりもしているのかな。だから私はあえて、メディアに出るときは、はき慣れたヒールをはいていこうと思っています。

赤ちゃんの性別はまだお楽しみなのですが、アメリカでは男子なら生まれて早々に割礼、女子ならピアスを開けてしまうのが一般的です。割礼はヨーロッパでは一般的ではないので、すごくアメリカ的な価値観。ちなみに私の姉も息子たちを日本で出産したときに、病院を探して割礼してもらっていました。割礼にはある程度リスクが伴うともされ、きちんと洗えれば必要な処置ではありません。姉は、もう男子が生まれても割礼はしないと決め、私もそのつもりでいます。女子でも、ただ生物的に女子に生まれたというだけで問答無用に親がピアスを開けるのって、よく考えたら違うかなって。ちなみにうちの娘2人とも開いておらず、3姉妹になってもそのつもり。将来娘たちが自分で決めればいいと思っています。アメリカではまだ圧倒的に開けさせる派が多数のようですが、最近はあえて開けないという声も聞こえてきました。

アメリカの妊婦〝あるある〟が日本では〝ナイナイ〟なことも、ちょくちょく実感します。例えばアメリカでは「夜中にスイカ食べたいって言われてパートナーが買いに走るの大変だよねー」「感情の起伏が激しくてよく泣くよねー」っていうのがあるある。妊娠中もホルモンバランスの乱れで感情の起伏が激しくなることは、日本のパートナーは意外と知らない人も多いし、受け止め体制が作れていない。ちなみに私の場合、前回の妊娠時も今回の妊娠でも、相手は「えっそうなの?」という反応。日本では妊婦って幸せでほっこりしているイメージだけど、実際はイライラしたり泣いたりしていることが多いと思うし、性欲だってあるから、アメリカでは妊娠中もセックスを楽しむ話題がタブーではありません。もちろん女性がその気にならないならしなくていい、でもパートナーが聖母みたいに思って、自主規制する風潮があるように感じます。

妊娠しても自分の体で私は私。赤の他人より赤ちゃんを思っているのは自分。だから、誰に対しての自主規制? って思うようなこと、そろそろやめられたらいいなぁと思います。

◉SHELLY|シェリー
1984年生まれ、神奈川県出身。14歳でモデルとしてデビュー以後、タレント、MCとして幅広く活躍。9歳と7歳と2歳の娘の母。

ディズニーランドに行ってきました! 私一人でチビ達を連れて行くのは無理なので親友のGOWちゃんに来てもらいみんなで大満喫!

撮影:須藤敬一 取材・文:有馬美穂 編集:羽城麻子
*VERY2022年10月号「シェリーの「これってママギャップ?」」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合がございます。

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