<格言>
母から受け継いだ
〝想像力が働く思考回路〟
少しおさらいになりますが、私の育て力6か条を一度あらためて。
これは、部下、子ども、夫との関係、友人関係、
すべてを育てる上で必要だと考えている6か条です。
1.しつこいほど背景を話す
2.好き、嫌いの気持ちで話す
3.「ありがとう」、「ごめんなさい」を多用
4.いいところを見つけたら、徹底的に褒める
5.頼る、甘える
6.自分に自信を持たない
1.のしつこいほど背景を話すというのは、以前(Vol.5 子どもには背景をしつっこく話す)でお話ししましたが、ものの道理を説明すること=「ひとの想像力」を鍛えてくれます。
今思えば、私の母も物事の背景をしっかり伝えてくれるひとでした。
子どもの頃、夏休みに従姉妹がうちに来てソファーで駆けずり回っていました。
叔母は従姉妹たちを注意するのに、
「そんなことをしたら、まちこ(うちの母)おばちゃんに怒られちゃうわよ!」
と叱ったのですが、母に言わせると、「その叱り方は、正しくない」と。
「ひとのうちで乱暴な行動をするのは、そのひとが大切にしているものを傷つける可能性があるということ。それが良くないだけで、『怒られちゃうから』、というのは叱る理由にならない」と、しっかり理由を伝えてくれる母でした。
そんな母に育てられた私は、小学校2年生のお誕生日におともだちから筆箱のプレゼントをいただいたとき、
「これは逗子の駅(※実家の地元の駅)のサンリオショップでは売ってない筆箱だ。○○ちゃんは、私のためにわざわざ隣の駅まで電車と歩きも入れて、往復3時間もかけて、買ってきてくれたんだね! 大変だったよね!」
と言ったそうです。
こんなことをいう子どもに育ったのは、まさしく母の影響です。
ある程度、想像力がある人、ない人、
という、持って生まれた素養もあると思いますが、
育てる側が、しつこいほど背景を話す、
ということを続けていれば想像力が働く思考は身につくと思います。
背景に思いを巡らすことで、ひとがしてくれたことに感謝をし、
自分の至らなさに気づき、自分がそのひとにどうやったらお返しができるか、ということを考えられる人間に近づけられるはずです。
そんな思考回路をプライベートでも仕事でも生かせてこそ、
世の中から必要とされ人気者になれるでしょう。
YOKO’S Diary
「ポパイ」
週1~2回は通っている『ポパイ』というジム!
岩盤ルームでトレーニングをするので代謝が上り、とてもスッキリします!
◉柴田陽子
神奈川県生まれ。大学卒業後は、外食企業に入社し、新規業態開発を担当。
その後、化粧品会社での商品開発やサロン業態開発なども経験し、2004年「柴田陽子事務所」を設立。
ブランディングプロデューサーとして、コーポレートブランディング • 店舗プロデュース • 商品開発など多技に渡るコンサルティング業務を請け負う。
「自分が本当に納得のできる、ものづくりがしたい。」という思いから、理想の洋服作りをはじめ、
2013年秋「BORDERS at BALCONY」を立ち上げる。
2014年セブン&アイ・ホールディングス「グランツリー武蔵小杉」総合プロデューサーを務める他、2015年 東急電鉄「(仮称)代官山東横線上部開発計画」「渋谷ヒカリエ レストランフロア」プロデュース、 2015年ミラノ国際博覧会における日本館レストランプロデュース、パレスホテル東京「7料飲施設」、ローソン「Uchi café Sweets」、ルミネ、日本交通などのブランディングに携わる。また、都内にて飲食店を直営店として経営。
■BORDERS at BALCONY
HP: http://www.bordersatbalcony.com/
Instagram:@bordersatbalcony_official
■シバジム
HP: http://www.shibajimu.biz/
☆「BORDERS at BALCONY × VERY」のコラボアイテムを光文社のショッピングサイト「kokode.jp」 にて発売しています。現在、デイリーに使える「白×紺」をテーマにしたニット、カーディガン、そしてセットに着こなしやすいニットスカートを販売中。コンサバに〝ボーダー〟を利かせたアイテムは、ママのいろいろなシーンで大活躍するはずです。
人気のラインナップはこちらから➡︎ BORDERS at BALCONY × VERY