愛情いっぱいの泣き笑い子育てエピソードに、共感したり、思わず涙してしまう、などファンの多い辻元舞ちゃんのブログがVERY誌面に登場。もちろん、イラストも舞ちゃんの描き下ろしです。
※本記事は過去掲載記事を元に再編成したものです。掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合がございます。
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辻元舞の
「自分ファースト」でいこう!
── VOL.09 ──
❝辻元「舞」はダンサーの「舞」❞
先日、お休みをいただいて帰省していました。コロナ禍になってから約2年ぶりの実家。ビデオ通話や写真の共有はしていましたが、直接顔を合わせて会えることはやっぱりすごく嬉しかったな。2年前はまだ赤ちゃんだった次男ももうすぐ3歳。仏様のように大人しかった次男のヤンチャっぷりに、家族みんな驚いていました(笑)。
私は芸能事務所に所属するまで、USJでショーダンサーとして働いていたのですが、今回の帰省で何年かぶりにUSJにも行き、息子達も一緒に恩師や当時のスタッフさんにご挨拶をすることができました。
小学4年生からダンスを習っていましたが、それまではただ「上手くなりたい!」という自分のためだけのダンスでした。テーマパークダンサーになって初めて人に魅せるダンスを学び、笑顔で踊ったのもUSJが初めて。沢山の初めてを経験させていただきました。パレードは年中外で踊るので、冬は鼻水、夏は大量の汗と格闘していたのが懐かしい(笑)。
学生時代は授業で本読みが回って来るのが嫌でトイレに隠れていたほど、注目されることが本当に苦手だった私ですが、ショー中は目の前のお客様は自分のお客様です。機械トラブルで曲が止まって無音になろうが、滑って派手に転ぼうが、ターンでカツラが吹っ飛んでネットだけの頭になろうが、今目の前にいるお客様を楽しませないといけません。USJで度胸を鍛えられ、一期一会のお客様に感動を与えられる素晴らしさを教えていただきました。テーマパークダンサーとしての経験がなければ、間違いなく今の私は辻元舞として存在しなかっただろうと思います。
そう思うとUSJダンサーになったことは私の人生で大きなターニングポイントでした。
実は、夫との出会いもUSJなんです。
当時から仲が良かった訳ではなく、顔見知り程度の知り合いでした。お互いにUSJを離れた後の再会がきっかけです。人生なにが起きるか分からないものですね(笑)。
そんなUSJに息子達と遊びに行き、私たち夫婦はテンション高く「ママとパパここでダンスしてたんだよ!」など色々と息子に話しましたが、ふぅ〜ん。と全く興味を持ってくれず。息子が一番「かっこいい!!!」と目をキラキラさせていたのは、ジョーズの船長さんでした。かっこいいよね。鮫やっつけてくれるもんね(笑)。
自分たちが切磋琢磨しながら頑張っていた思い出の場所で、息子達はどんな将来を歩むんだろう…と楽しそうな横顔を見ながら考える日が来るなんて。なんだか感慨深く、胸がいっぱいになった一日でした。
今月の
舞フェイバリット・タイム
「シューイチ」本番前の控室にて。3時間の生放送、最初はニュースを取り扱うので時事ネタもある程度下調べが必要。そのどれに自分が言及するのかは当日の本番前にしか分からないという緊張感!出演者の皆さんとても優しく穏やかで、それでいて生放送の臨機応変な対応力にはいつも驚かされます。私も成長できるよう努めます!
【PROFILE】
つじもと まい
1987年生まれ、モデル、タレント。
モデルとして活躍するとともに、バラエティ番組にも出演するなど幅広く活躍。特技は水彩画・イラスト・ダンスと、多彩な魅力を放つ。プライベートでは3児の母としての一面も持ち、ライフスタイルが垣間見えるYouTubeも注目されている。
文・イラスト/辻元 舞 編集/フォレスト・ガンプJr.
*VERY2022年1月号「辻元 舞の「自分ファースト」でいこう!」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。