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西野亮廣さん「結構褒められて育ったと思うんですよ」100分問答【後編】

映画『えんとつ町のプペル』が公開されて以来、子供を持つママ達の間で話題になっています。Instagramでも〝家族みんなで泣ける物語〟とのコメントを多く見かけたり。そんな映画を作った西野亮廣さんに、ママライターが「聞きたいことがいっぱいある!」と臨んだ100分インタビュー。子育て世代必見の〝新しい着眼点〟が続々と! ここではその【後編】をお届けします。

※掲載中の内容は誌面掲載時(VERY2021年5月号)のものです。

▶︎西野亮廣さん100分問答【前編】

 

Q:何をきっかけに自分は変わったと思いますか?
諦めずに夢を追いかける子供に育つには?

A:小さい頃、僕が軽石で家の前にうんちだのお尻だのを落書きしてたら近所の人が怒鳴り込んできて、父ちゃんと母ちゃんが玄関で対応してて、僕は「怒られる」て思ったけど怒られなくて。次の日、父ちゃんがコピー用紙を大量に持って帰ってきて、「描きたいならこっちに描け」って言われたんですよ。それはやっぱり大きかったですね。それ以降、絵を描いたら褒められたし、親からいいリアクションが返ってくることがうれしくって。結構褒められて育ったと思うんですよ。むちゃくちゃ愛されて育ったと思う。友達にも、親にも何しても褒めてくれて。今と似てますね、仲いい友達は褒めてくれるけど、上級生とか目立つ行動をすると怖い対応してきたり、でもホームで褒めてもらえるってめっちゃいいなと思うんですよ。結局、明日も明後日も一緒にいるのはこっちだし、ホームでむちゃくちゃ怒られたら何にもやる気になれなかったと思うから。だからやっぱり褒めるって大事だなと思うんですよね。褒めることでハンドリングした方が思った方に行ってくれると思う。だからと言って怒らない方がいいということではないんですけど、褒めながらハンドリングしていった方がいいなと思うんですよ。腕組んで〝失敗は許さないからな〟と身構えてると子どももなかなか新しいことに挑戦しようと思わない。失敗も許容してくれる、なんでも笑うみたいな、笑いが多い家庭、母ちゃんが面白いって重要だと思います。

 

Q:お金の教育ってどうすべき?

A:もっとそこは親が危機感を持った方がいいんじゃないのかなって思うんですよね。親って子どもが超大事じゃないですか。だいたい人が犯罪に走る理由の多くはお金の問題じゃないですか。子どもが犯罪に走ってもいいんですか?って話で。そんなリスクは回避した方がいい。どんなに本を読んでもどんなに算数ができても、お金が回らなくなったらすべて諦めなくちゃいけなくなる。だから知識として入れておかないと夢も追えなくなって辛い。ただ、お父さんやお母さんが勉強してきてないから、一度自分を否定するところからってなかなか進まないんですよね。だから子どもと一緒に勉強したらよくないですか?。お金の話をしないって、子どもが犯罪に走るかもしれないことと本当に近いところにあるってわかった方がいいと思う。何かやりたかったらお金の勉強は絶対に必要。だからこそ一緒に勉強したらいいんだと思う。僕書こうかな、本(笑)

 

Q:子育てって大変。
そんなママたちに一言

A:難しいですね。子どもにキレちゃう時ってありますよね、でもそれって一発目じゃないはずじゃないですか。それまでの蓄積であることは間違いない。この蓄積が100を超えたらキレちゃうとかは、人間的には仕方ないのかなと思っていて、僕は。ただその蓄積が本当に子どもが積んだ100なのか、ほんとは別のストレスが80だったとしたら、子どもからしたらあまりにも理不尽というか、〝それはそれなら怒んないでよ〟と思っちゃう。ちゃんとそれ以外のお母さんが抱えるストレスを解消することを考えることが大事なのでは、と思いますね。人だからそれをゼロにというのは無理だと思うんですけど、それを知っているだけでキレそうになったときの心構えが変わってくる。僕はお母さんじゃないけど、企業のコンサルをやったりするときにひとつの問題を解決しようと思うとそのまわりの事の方が大事だったりするので、子育てにもそれは当てはまるんじゃないかなと。

 

Q:絵本を通じて伝えたいことはなんですか?

A:読み聞かせって親子のコミュニケーションツールになってると思うの。ここで親子の会話ってたくさん生まれると思う。それってむちゃくちゃいいと思ってるんですよ。そういう回数が増えたらいいなって思います。

西野亮廣さん

’80年生まれ。お笑いタレントでありながら絵本作家であり、国内最大のオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」の運営など幅広く活躍。5月に絵本『みにくいマルコ〜えんとつ町に咲いた花〜』が発売。

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西野亮廣さん100分問答【前編】

歌手AIさんの子育て「愛情表現が激しいだけに怒るパワーも」

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撮影/倉本ゴリ〈Pygmy company〉 取材・文/高橋志津奈 編集/井上智明
*VERY2021年5月号「キングコング西野さん、絵本で何を伝えますか?」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。

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