全国各地が残暑に見舞われている今の時期、おうちで涼しく遊びませんか? 毎週金曜日にVERYwebで配信中の「VERYこども遊び研究所」では、ママやパパが子どもと一緒に楽しめる“おうち遊び”をご紹介しています。
今週は、STUDIO pippiのしげおかのぶこさん。お祭りなどでよく見かける、吹くと丸まった先端がヒョロッと伸びるあのおもちゃ、“吹き戻し”と呼ばれているのをご存じでしたか? 実は、おうちにあるもので作れるんです!
VERYこども遊び研究所 Vol.20
<今週のママ遊び>
「吹き戻しを作ろう!」
吹き戻し(ふきもどし)とは、縁日などでよく見かける笛のおもちゃ。
吹くと先がビヨーンと伸びるシンプルなものですが、何度も繰り返し遊んでみたくなりますよね。
ふと、身近なもので作れないかな?と思い、あれこれと試行錯誤。
最終的には、折り紙、ストロー、テープのみで作れる方法を見つけたのでご紹介したいと思います。
ちなみに、あのピロピロという音は鳴りませんが、その代わりに音を気にせず思いきり遊べます!
《 用意するもの 》
*折り紙1枚、ストロー1本で2個の吹き戻しができます。
・折り紙
・ストロー
・セロテープ
(飾り用にマスキングテープがあるとポップに仕上がります)
1. 先の部分を作ります。
折り紙を半分に折り、カットします。
折り紙の半分を三つ折りにします。写真のように、1cmぐらい残して折り、上の部分をかぶせるように折ります。
紙がくるっとアーチ状になるように、棒のようなものや、丸い形状の椅子の背もたれなどに折り紙をかぶせて、左右の手で上下にこすって丸みをつけます。
何もない場合は、指で折り紙をはさんで、アーチ状になるように丸みをつけてください。
(こすった時に多少シワができると思いますが、気にしなくてOKです)
折り紙のつなぎ目をテープで貼ります。(短い辺は貼らなくてOK)
この時、セロテープを引っ張りながら貼るのがポイント!
引っ張りながら貼ることで、さらに折り紙のアーチが強くなり、吹き戻しで遊んだ時にクルクルと戻りやすくなります。
2. 吹く部分をつけます。
ストローは半分の長さに切り、筒状になった折り紙に2cmぐらい挿し、折り紙の左右を折り曲げます。
ストローと折り紙が動かないようにテープで留めます。セロテープでもOKですが、マスキング テープを使うと、ポップでカラフルな仕上がりに。
マスキングテープの貼り方も自由にアレンジしてみてくださいね。
先を鉛筆などにクルクル巻きます。
これで、できあがり。
吹くとビヨーンと伸びて、クルクルと戻ります。
戻りが悪い場合はまた鉛筆などで巻いてみてくださいね。
これが基本の作り方ですが、色々とアレンジができそうです。
折り紙に模様を描いてから作ると、
こんな吹き戻しに。
ストローの曲がる方(蛇腹になっている部分)を使ってみるのもいいですね。
こんな風に文字を書いて、朝起こしてみたり?
吹き戻しは一気に2本吹いてもビヨーンと伸びるので、
パーティのシーンで使っても賑やかな演出ができそうです。
子どもに折り紙の色や、ストロー、テープの組み合わせを選んでもらったり、模様を描いてもらい、ぜひオリジナルの吹き戻しを作ってみてくださいね。
◉STUDIO pippi しげおかのぶこさん
おもちゃ・教材などのデザインをはじめ、こども向けワークショップ『こどもじっけんしつ』を通して、楽しいモノづくりやあそびを提案。雑誌や広告などのメディアでも活躍中。おもちゃブランド gg*のデザイナー。5歳の男の子ママ。Instagram:@studiopippi